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2021年度チームプレビュー
TEXAS A&M AGGIES
Texas A&M
Aggies
テキサスA&M大アギーズ
9/4
vs ケント州立大
9/11
コロラド大@デンバー
9/18
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vs ニューメキシコ大
9/25
アーカンソー大@アーリントン
10/2
vs ミシシッピ州立大
10/9
alabama40x40
vs アラバマ大
10/16
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@ ミズーリ大
10/23
vs サウスカロライナ大
11/6
vs アーバン大
11/13
@ ミシシッピ大
11/20
vs プレアリーヴューA&M大
11/27
lsu50
@ ルイジアナ州立大
ヴァンダービルト大
W, 17-12
alabama40x40
アラバマ大
L, 24-52
フロリダ大
フロリダ大
W, 41-38
ミシシッピ州立大
W, 28-14
アーカンソー大
W, 42-31
サウスカロライナ大
W, 48-3
lsu50
ルイジアナ州立大
W, 20-7
アーバン大
W, 31-20
テネシー大
W, 34-13
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ノースカロライナ大
W, 41-27
シーズン
総合
SEC
2020
9-1
8-1
2019
8-5
4-4
2018
9-4
5-3
2017
7-6
4-4
2016
8-5
4-4
2015
8-5
4-4
2014
8-5
3-5
2013
9-4
4-4
2012
11-2
6-2
2011
7-6
4-5

所在地
テキサス州カレッジステーション市
所属カンファレンス
SEC(西地区)
ホームスタジア
カイルフィールド
通算戦績
758勝487敗48分け
通算ボウルゲーム戦績
20勝22敗
ヘッドコーチ
ジンボ・フィッシャー
26勝10敗(4年目)
109勝33敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
1939年度
前回SEC優勝年度
なし(1998年Big 12)
前回ボウルゲーム出場年度
2020年度(オレンジボウル)

見どころ

かつて「優勝請負人」と言われたジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督が就任して3年。テキサスA&M大は着実に力をつけ3年連続ボウルゲーム白星、そして昨年はコロナ禍ながら9勝1敗という好成績で最終APランキングで全米4位にまで上り詰めました。フィッシャー監督4期目となる今年、テキサスA&M大に集まる期待度はこれまでにないほど急上昇しています。

昨年オフェンスは1試合平均439ヤードに33得点という数字を残し、攻撃時間(Time of Possession)と3rdダウンコンバージョン率では全米3位という非常にボールコントロールに長けているチームという印象を刻みました。ファーストダウンを奪いながらジリジリと敵陣に攻め込むというスタイルはハイテンポオフェンスが主流の現在のカレッジフットボールにおいて非常に突出しています。

その原動力となったのがRBアイゼア・スピラー(Isaiah Spiller)。今季トップRBの評価と名高いスピラーは今年もチームに帰ってきますから当然彼に注目が集まります。ただオフェンス面に関して言えばスクワッドには他にも能力の高い選手が揃っています。例えばWRアイニアス・スミス(Ainias Smith)はその汎用性からボールキャリアーとして多数起用されましたし、同校の陸上競技部にも所属するスピードスターのデヴォン・アケイン(Devon Achane)も昨年1キャリー平均8.5ヤードという数字を残しました。ランゲームにおいてテキサスA&M大の戦力は全米でも随一といえます。

その屋台骨ともなるOL陣は再建が必須となりそうですが、フィッシャー監督の十八番でもあるアグレッシブなリクルーティングによりポテンシャルの高い若い選手が出番を待っています。そんな中一番重要なポジションとも言えるLTのポジションを任されると思われるケンヨン・グリーン(Kenyon Green)のリーダーシップが必須です。

しかしながらテキサスA&M大オフェンスの最大の課題は過去4年間先発の座を務めてきたQBケレン・モンド(Kellen Mond、現ミネソタヴァイキングス)の抜けた穴をどうするか、ということに尽きます。

この座を現在争っているのはヘインズ・キング(Haynes King)とザック・カルザダ(Zach Calzada)と言われていますがどちらにしても経験不足なのは否めなく、フィッシャー監督含めオフェンスコーチ陣がいかに彼らの長所を見極めてオフェンスを組み立てることができるかにかかっていると言えそうです。

幸運なのはレシーバー陣はタレント豊富であるということ。先述のスミスの他にはTEのジェイレン・ワイダーマイアー(Jalen Wydermyer)、WRチェイス・レーン(Chase Lane)、長身WRのケイレブ・チャップマン(Caleb Chapman)が控えており、誰が先発QBに指名されようとも安心できるレシーバー陣がいるのは心強いですね。

一方のディフェンス陣といえば、昨年はディフェンシブコーディネーターのマイク・エルコ(Mike Elko)氏の下で所属するサウスイースタンカンファレンス(SEC)内で1位となる平均被ヤード(317ヤード)と平均失点数(22失点)を記録。ランディフェンスに至っては全米2位という大変強固な守備力を誇っていました。今年はその昨年のグループから9人が残留するということで、さらに経験値が増加した素晴らしいユニットがフィールドに帰ってくることは間違いありません。

その中でも巨漢揃いのDL陣は見もの。特にDTジェイデン・ピーヴィ(Jayden Peevy)は既にNFL級とも囁かれており、相手OLやQBにとっては非常にやりづらい選手です。

また2列目のLB陣からは主力で昨季のリーディングタックラーだったバディ・ジョンソン(Buddy Johnson、現ピッツバーグスティーラーズ)が抜けてはしまいましたが、タックル数でチーム2位だったアーロン・ハンスフォード(Aaron Hansford)がその穴を埋めてくれるでしょうし、アンドレ・ホワイト(Andre White)やクリス・ラッセル(Chris Russell)といった選手らが脇を固めてくるに違いありません。

そして3列目のバックフィールドは4人共昨年の面子ということで連携プレーの制度は安定しています。フィジカルなCB、そしてフィジカルなSと駒が揃っており、全体的にみて今年のテキサスA&M大ディフェンスは大変なポテンシャルを秘めていると見ます。


スケジュール

強者どもが集うSEC西地区においてその存在感を十二分に発揮したテキサスA&M大。今年は開幕から5試合は白星が堅い相手ばかり(ケント州立大、コロラド大、ニューメキシコ大、アーカンソー大、ミシシッピ州立大)ということで開幕5連勝で10月に入る頃にはランキングで全米5位以内に入っている可能性も十分に考えられます。となれば彼らの最大の壁となるのは10月ど頭に対戦するアラバマ大との試合が最も重要な試合と言えるでしょう。

昨年の彼らの唯一の敗戦もアラバマ大に食らわされたものですし、西地区を制するにはアラバマ大を避けて通ることはできません。また現在アラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督はかつて自分に仕えた元アシスタントコーチが従えるチームに一度も負けたことがありません。フィッシャー監督はセイバン監督がルイジアナ州立大で監督を務めていたときにオフェンシブコーディネーターだったという過去があり、師弟対決という構図からしてもこの試合は注目を集めないわけがないのです。

その後のスケジュールを見ても最終戦のルイジアナ州立大戦が気にはなりますが、昨年失速した彼らが今季盛り返すかどうかも不透明ですのでテキサスA&M大が今の所一枚上という評価を得ていますから、やはり今季の彼らの全ては10月2日の対アラバマ大戦一点と見て間違いないでしょう。

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