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Big Tenカンファレンス、2016年からFCSチームとの対戦を撤廃

Big Tenカンファレンス、2016年からFCSチームとの対戦を撤廃

5大カンファレンス(Power Five)の1つ、Big Tenカンファレンスは2016年から下部リーグであるFCS(Football Championship Subdivision)チームとの試合をスケジュールに組み込まないことを決定しました。またカンファレンス内の試合数も9試合とし、さらに最低でも1試合、他の5大カンファレンスチームと組むことも発表されました。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

最近のトレンドとしては上位リーグであるFBS(Football Bowl Subdivision)が格下のFCSチームを「カモ」としてスケジュールに組み込む傾向が見られます。FBSでも下位チームが稀にFCSチームに敗れる波乱はありますが、FBSトップチームがFCSと対戦する場合は大抵の場合一方的な展開になるのが通例です。FBSにとっては楽に勝ち星を拾え、そして「カモ」であるFCSチームは対戦相手のFBSチームから金銭的見返りを得るという図式が出来上がっています。しかし、ファンにしてみればつまらない展開となるのが目に見えています。

そんな最近の流れを断ち切るかのごとく発表されたBig Tenカンファレンスの新しいスケジュール要項。しかしこのアイデアの真の目的は昨年から導入されたプレーオフにBig Tenチームが選ばれる可能性を高めることだともささやかれています。「ストレングスオブスケジュール」つまりどれだけ厳しいスケジュールを戦い抜いたか、を示す言葉ですが、容易く白星を挙げられるFCSチームをスケジュールに組み込むのと、他の強豪チームと対戦して白星をあげるのでは明らかに後者の方が評価が高くなり、プレーオフ選考委員に強く訴えることができるから、というのが真の目的のようです。

実際、昨年好成績を収めたベイラー大がプレーオフに進出できなかったのは、スケジュールがタフでなくさらに所属するBig 12カンファレンスに優勝決定戦がなかったことが原因だと言われています。逆にシーズン終盤までプレーオフレースで後れを取っていた、後に全米チャンプとなるオハイオ州立大はBig Tenタイトルゲームのウィスコンシン大戦で素晴らしいゲームを披露したことがプレーオフに出場できた要因だと考えられています。だとすれば、ただ数字だけの勝ち負けだけではなく、いかに厳しいスケジュールに揉まれながら勝ち続けてきたか、が重要だということになります。

他の5大カンファレンスチームがBig Tenカンファレンスを追従するのか注目されますね。

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