昨シーズン新たな視聴者とマーケティングの拡大を狙いBig Tenカンファレンスは金曜日開催の試合を増やす方向で動いていると言う話を聞きましたが、どうやらその目論見は早くも失敗に終わりそうな気配です。
昨年11月にカンファレンスはこの「フライデーナイト」ゲームの発表しましたが、その当初から多くの監督がこの案に難色を示していました。例えばノースウエスタン大のパット・フィッツジェラルド(Pat Fitzgerald)監督は金曜日に試合を行うことで生徒が金曜日に行われる授業に出席できなくなると反対の意見を表明。
またファンたちも金曜日だと仕事の関係でスタジアムに行きづらくなると不満をこぼしていました。
また金曜日の夜といえば高校フットボールの試合の日でもあり、これとBig Tenの金曜日の試合がかち合うことは、リクルーティングやテレビ放映権でも問題を起こしかねないとも囁かれており、正直いいことは何もない感じでした。
そして上に挙げたノースウエスタン大はすでにスケジュールに組み込まれていた金曜日の2試合を土曜日にずらすことを発表。これで今のところ金曜日に試合があるのは以下のゲームです。
9月1日 ワシントン大 vs ラトガース大
9月1日 ユタ州立大 vs ウィスコンシン大
9月8日 オハイオ大 vs パデュー大
9月15日 イリノイ大 vs サウスフロリダ大
9月29日 ネブラスカ大 vs イリノイ大
11月24日 アイオワ大 vs ネブラスカ大
こう見ると東地区チームはラトガース大を除いてどのチームも金曜日の試合を組んでいません。
果たしてBig Tenの新たな試みである「フライデーナイトライト」は定着することができるでしょうか?