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最新ランキングを分析【2020年度第13週目】

最新ランキングを分析【2020年度第13週目】

今季のカレッジフットボールシーズンもいよいよサンクスギビング(感謝祭)ウィークを迎えます。通常ならばこの週末は各地で沢山の宿敵対決、いわゆる「ライバリーゲーム」が開催される頃ですが、残念ながら新型コロナの影響でスケジュールが変則となりそのようなマッチアップが行われないケースが多々出ています。ライバリーはカレッジフットボールの醍醐味でもあり、シーズン終盤の恒例行事でもあるため、今回のような状況を迎えなければならないのは残念でなりません。

しかしそれでもシーズンは続いていきます。そして今週火曜日(11月24日)夜にはいよいよ今季初となるCFP(カレッジフットボールプレーオフ)ランキングが発表されます。最終的にこのランキングの上位4チームがCFPに出場することになりますが、初回のランキングには多少なりともAPランキングの顔ぶれが反映されることになります。

明日発表されるCFPランキングの予習も兼ねて今週の最新APランキングを見ていきたいと思います。

関連記事不撓不屈【2020年度第12週目レビュー】

参考ページ2020年度シーズンランキング【第13週目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

トップ10

今週の上位1位から8位までは先週と全く同じ顔ぶれ。そのうち2位のノートルダム大、4位のクレムソン大、5位のテキサスA&M大は試合がありませんでした。

1位のアラバマ大はケンタッキー大相手に63対3と圧勝。3位のオハイオ州立大はインディアナ大に42対35で勝利しますが、相手に500ヤード近く投げられるという結果を生みディフェンス陣に大いなる不安を残しました。これを受けてか投票者62人が満場一致でアラバマ大を1位に推す結果に。

6位のフロリダ大、7位のシンシナティ大、8位のブリガムヤング大もそれぞれ白星を上げてランクを守りました。

新たに9位に上昇してきたのがPac-12カンファレンスからオレゴン大。開幕してまだたったの3週間しか経っていない彼らですが、3連勝でようやくトップ10の壁を超えてきました。

そして今週10位はマイアミ大。彼らは11週目のランキングまで10位以内をキープしていましたので2週間ぶりのトップ10復活となります。

ということで現在のところ上位4チームはアラバマ大ノートルダム大オハイオ州立大クレムソン大の面々。CFPランキングは必ずしもAPやコーチランキングと被るとは限りませんが、おそらくこの4チームが順当に最初のCFPランキングの上位を彩るのではないでしょうか。


11位~15位

11位から15位のチームにはかなりの変動が見られます。

11位には先週19位から一気に8ランクアップのノースウエスタン大。彼らは先週全米10位のウィスコンシン大を倒してBig Tenカンファレンス西地区レースで大きくリード。個人的にはトップ10に入れてあげてもいいのではないかと思ってしまうくらい乗りに乗っているチームです。

12位には同じくBig Ten(東地区)のインディアナ大。彼らは先週9位にランクされ全米3位のオハイオ州立大との一騎打ちに挑み前述のように惜しくも敗退。強豪相手にひけを取らない戦いぶりを見せ彼らの今季の快進撃が本物だったことを敗戦の中でも証明しました。負けたもののランキングもそこまで落ちなかったことがそれを示しています。

13位はジョージア大で先週と変わらず。14位にはオクラホマ大がここまで上がってきました。開幕時にはトップ10チームだったものの早々に2敗を喫するとランキング外へ転落。しかしそこから這い上がり先週はライバル・オクラホマ州立大に快勝してその結果14位に。このまま行けばBig 12カンファレンスタイトルも夢ではなくなってきました。

そして15位にはオクラホマ大と同じBig 12カンファレンス所属のアイオワ州立大。彼らは先週カンザス州立大を45対0と完封し17位から15位へ順位を上げてきました。リーグ内の順位としては彼らが1位でオクラホマ大が2位。この2チームの対戦が優勝決定戦で見られるでしょうか。

16位以下

16位と17位には「グループオブ5」勢で未だ無敗のコースタルカロライナ大マーシャル大の2チーム。マーシャル大はスケジュール的に全勝でレギュラーシーズを終える確率が高く、コースタルカロライナ大は2週間後のリバティー大(先週21位)との対決が大きな山場となるでしょう。

18位には先週10位でノースウエスタン大に敗れたウィスコンシン大。彼らは既に2試合を新型コロナウイルスの影響でキャンセルしているため、この敗戦を取り返すには試合数が少々足りないか。

19位と20位にはサザンカリフォルニア大テキサス大の名門校がそれぞれ先週からランキングを上昇してきました。21位にはオクラホマ大との決戦に敗れたオクラホマ州立大。彼らは最高で6位にまで付けたこともあるチームですが、大舞台に弱い癖が今年も治っていませんでした。

22位のアーバン大、23位のルイジアナ大ラフィエット校、24位のタルサ大はそれぞれ先週からランクを1つずつ上げ、最後の椅子となる25位にはノースカロライナ大が滑り込みました。ノースカロライナ大は第7週目に今季最高位となる5位までランクを上げていましたが、フロリダ州立大にまさかの敗戦を喫するとその2週間後にもバージニア大に苦汁をなめさせられランク外に消えていましたから4週ぶりの復活となります。

圏外脱落チーム

先週のトップ25チームから唯一の脱落チームとなったのは21位だったリバティー大。先週まで破竹の8連勝を飾っていたシンデレラチームは先週ノースカロライナ州立大と対戦して惜しくも敗戦。今季初黒星となりその1敗が命取りとなってランキングから消えてしまいました。

総評

ということで第13週目の全米ランキングは9位以下に変化があったものの、CFPランキングに関わってくるであろう上位8チームは先週から据え置きということに。

今後CFPランキングが発表されていくことでAPランキングの意義は薄らいでいきますが、記者たちの評価とCFP選考委員会の評価の違いを見比べるのも一興かもしれませんね。

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