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最新ランキングを分析【2021年度第6週目】

最新ランキングを分析【2021年度第6週目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

1位〜5位

第6週目のランキング1位はプレシーズンから一貫として同じアラバマ大。先週は12位だったミシシッピ大と対決。あわよくばアップセットもあるのでは・・・なんて試合前は言われていましたが蓋を開ければ42対21と圧勝。内容的にはスコア以上の差を確認することが出来、さすが王者といったところ。

同じく先週と同じ2位となったのはジョージア大。前試合は8位だったアーカンソー大との試合でしたが、トップ10同士の戦いだというのに37対0と見事に完封勝利。格の違いを見せつけました。

この2校が突出している構図が出来上がっていますが、先週と比べると両校に投票されているトップ票の数にも少しずつ変化が。5週目のランキングではアラバマ大に58票、ジョージア大に4票のトップ票がそれぞれ入れられましたが、今週はアラバマ大に53票、ジョージア大に9票となりアラバマ大からジョージア大へ5票が流れました。全体的には圧倒的にアラバマ大にトップ票が集まってはいますが、投票者のジョージア大への印象が少しずつ変わっている感じです。

今週3位となったのは先週5位だったアイオワ大。先週はメリーランド大と対決し51対14と快勝。4位のペンシルバニア州立大を追い越してとうとうトップ3の一角に。ちなみにこれで彼らは4週連続トップ5位以内を維持していますが、これは2002年以来の快挙。また3位というのは1985年に1位ランクを獲得して以来の偉業となっています。

4位は先週と同じペンシルバニア州立大。インディアナ大を24対0と完封しましたが彼ら以上にアイオワ大の勝利のほうが評価されたようです。どちらにしてもこの両校が今週末対戦するため次のランキングではここに変動が起きるのは避けられません。

そして5位は7位から順位を上げてきたシンシナティ大。先週は当時9位のノートルダム大とアウェーで対戦しこれを制覇。「グループオブ5」の希望の星としてトップ4はもう目の前。前述の通り3位と4位のチームが相まみえるためシンシナティ大が来週4位以内に食い込む可能性は十分あります。


6位〜10位 

今週6位は変わらずオクラホマ大。先週はカンザス州立大を37対31と6点差で振り切り5連勝目を飾りました。今週は永遠のライバル・テキサス大との「レッド・リバーの戦い」を控えます。

7位には先週11位から4つ順位を上げてきたオハイオ州立大。2戦目でオレゴン大に敗れ早々に1敗目を喫するとランクを落とし続けていきましたが、先週ラトガース大と対戦しこれを52対13と圧倒。これが評価されてトップ10内に返り咲きです。

8位には先週3位から転げ落ちてきたオレゴン大。先週スタンフォード大にまさかのアップセットを食らい今季初黒星を喫してしまいました。この位置ならばまだ彼らがCFPレースに絡んでいく可能性は十分ありますが、やはりカンファレンス戦での敗戦は痛いです。

先週14位から9位まで上昇したのは名門ミシガン大。先週ウィスコンシン大を倒して5勝無敗としたミシガン大は未だにその真の力を計り知れていないとはいえ、少なくともここ数年のチームと比べれば希望を抱かせてくれるだけのポテンシャルを秘めていそうです。

そして10位にはブリガムヤング大。無所属/独立後として未だ全勝中の彼らですが、開幕から3試合連続で「パワー5」の一員であるPac-12カンファレンスチームから勝利をもぎ取ったのが非常に大きいです。

11位〜15位

今週11位は先週17位から順位を6つも上げてきたミシガン州立大。彼らも未だ無敗で調子は上向きですが、ディフェンス陣がヤードを与えすぎている(最低400ヤード以上)ところが気になるところ。今後彼らが勝ち抜いてトップ10以内を目指すならば、もう少しディフェンス陣の緩んだ帯を締め直したいところ。

12位は先週からランクを7つ上げたオクラホマ州立大。先週はベイラー大と対決した彼らは持てるディフェンス力を遺憾なく発揮してベイラー大を攻略。2週前はランクすらされていなかったオクラホマ州立大がこの位置にいるのは不気味です。

13位にはアーカンソー大。開幕4連勝で波に乗っていた彼らでしたが先週全米2位のジョージア大と対戦して完膚なきまでに叩き潰されてしまいました(37対0)。とはいえ彼らがここまで成し遂げてきたこと(テキサス大とテキサスA&M大から勝利)を考えれば彼らがこの位置にとどまっていることは妥当と言えるでしょう。

14位は先週シンシナティ大との対決に破れ9位からランクを落としてきたノートルダム大。これまでも連勝を守ってきてはいましたが、何とか勝ち星を拾うような内容でしたのでこのシンシナティ大戦でその脆さが遂に露呈。無所属の彼らが1敗でCFP(カレッジフットボールプレーオフ)に出場できるかどうかは微妙と言わざるを得ません。

そして15位はコースタルカロライナ大。サンベルトカンファレンス所属の彼らが今後カンファレンス戦で負けるとは思えず、このまま無敗でシーズンを終えることは大いに考えられますが、対戦相手が軒並み弱すぎるため彼らがここから上に上がっていくのは容易なことではありません。

16位〜20位

今週16位には圏外からいきなりランクインしてきたケンタッキー大。先週彼らはホームにフロリダ大を迎えこれを迎撃。1986年以来となるケンタッキー大でのホームでフロリダ大から勝利を勝ち取りました。彼らの能力が以下ほどか、それは今週のルイジアナ州立大との試合とその次の週のジョージア大との試合で明らかになるでしょう。

17位は先週12位から5つランクを下げたミシシッピ大。先週は王者アラバマ大に挑みましたが42対21と完敗。今年2年目となるレーン・キフィン(Lane Kiffin)監督の再建計画は順調に進んではいますが、かつてのボスであるアラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督の背中はまだ遠いままのようです。

18位はアーバン大。先週ルイジアナ州立大と対戦した彼らはこれを何とか24対19で振り切り虎の子の1敗を守り順位を4つ伸ばしてきました。

19位につけたのはACC(アトランティックコーストカンファレンス)内で唯一の全勝チームであるウェイクフォレスト大。今後シラキュース大、陸軍士官学校、デューク大というカードが控えていることを考えると11月に入るまで彼らが無敗を守る可能性は十分あると見ます。

そして20位にはフロリダ大。前述の通りケンタッキー大に敗れ2敗目を喫してしまった彼らはプレーオフへの僅かな望みも絶たれてしまいました。まだ試合数は多々残っていますが選手たちのモチベーションをどれだけ保てるかが鍵となりそうです。

21位〜25位

21位は圏外からBig 12カンファレンスのテキサス大がランクイン。先週彼らはテキサスクリスチャン大から32対27勝利を奪い4勝1敗に。QBケイシー・トンプソン(Casey Thompson)が先発を務めるようになって以来水を得た魚のようにオフェンスが息を吹き替えし、スティーヴ・サーキジアン(Steve Sarkisian)監督本来のオフェンスが戻りつつあります。今週末はオクラホマ大との一騎討ち・・・。果たして軍配はどちらに?

22位はアリゾナ州立大が圏外から飛び込んできました。先週は当時20位だったUCLAと対決しこれを撃破。

23位には先週と変わらずノースカロライナ州立大。先々週にクレムソン大を倒す大金星をゲットした彼らは先週ルイジアナ工科大とのノンカンファレンスゲームをこなしこれを34対27で切り抜けました。

24位には「グループオブ5」勢の一つであるAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)所属のサザンメソディスト大。ここまで破竹の5連勝中で今後現在5位のシンシナティ大との直接対決が見ものになりそうです。

そして25位には同じく「グループオブ5」の一員であるMWC(マウンテンウエストカンファレンス)所属のサンディエゴ州立大。彼らもここまで4連勝中といまだ負けなし。フレズノ州立大が2敗目を喫したためサンディエゴ州立大がMWC内で頭一つ分抜きん出ました。

ランキングから転落したチーム

一方最新ランキングにおいて圏外へ脱落してしまったチームも5つあります。

まずは先週15位だったテキサスA&M大。先週彼らはミシシッピ州立大と対決しましたが、相手オフェンスに400ヤード以上のパスを通されたばかりでなく、自らのオフェンス陣がたったの22得点と火力不足は否めず・・・。高額給料取りのジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督への風当たりが強くなりそうです。

先週18位のフレズノ州立大は先週ハワイ大にまさかの敗戦を食らって圏外へ消えました。

先週20位のUCLAはアリゾナ州立大に42対23と惨敗。開幕戦でルイジアナ州立大を倒し今年は魅せてくれる!とファンは興奮したことでしょうが、これで2敗目となりランク外へと消え去りました。

先週21位に上がったばかりだったベイラー大はオクラホマ州立大に敗れ早々にランキングから再びドロップアウト。

そして25位だったクレムソン大はボストンカレッジにギリギリ勝ちはしたもののその試合展開の影響でとうとうランク外へ転落。彼らはトップ25ランキングから名を消すのは2014年以来のことになります。

すでに述べましたが第5週目を振り返ってわかったことは安泰なのはアラバマ大とジョージア大くらいのもので、あとのチームはいつ負けてもおかしくないと言えるくらいこの2チームとそれ以外の差が大きく広がっていると認識させてくれました。そして当然ながらこの2校にも敗戦を喫する可能性はないとは言えないため、今年のカレッジフットボールがいつもと違うなーと感じずにはいられません。

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