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最新ランキングを分析【2022年度第2週目】

最新ランキングを分析【2022年度第2週目】

2022年度のカレッジフットボールは無事に開幕。第1週目を終えてまだまだ始まったばかりとはいえ、プレシーズンに発表された全米トップ25位に入ったチームの間でも第1週目の結果を受けて最新のランキングでは多少の入れ替わりを確認することができます。

今回は今季初めてリリースされたウィークリーランキング(アソシエイテッドプレス=AP)の顔ぶれを見ていきたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

1位〜5位

今週1位は先週に続きアラバマ大。先週はユタ州立大を55対0と完封。昨年のハイズマントロフィー受賞QBブライス・ヤング(Bryce Young)を筆頭に危なげのない戦い。今週末のテキサス大戦での力試しに注目です。

2位は先週3位から一つ順位を上げたジョージア大。先週はオレゴン大と対戦しこれをなんと49対3で一蹴。驚き度はアラバマ大の完封よりも凄かった。特に主力がごっそり抜けたディフェンス陣のリロード感が半端なかったですね。

3位は先週2位から1つ順位を下げたオハイオ州立大。ノートルダム大と対戦した彼らでしたが、予想外にも苦戦。しかしこれは一方でノートルダム大ディフェンスが奮闘したとも考えられ、順位を落としたいってもパニックになる程度のものではないでしょう。

4位には先週8位から4つも順位を上げてきたミシガン大。彼らは先週コロラド州立大と対戦して51対7で勝利。格下とはいえ隙きを見せずに完勝できたのは今までのミシガン大とは一味違うところ。昨年のモメンタムをこのまま保持できるでしょうか?

そして5位にはクレムソン大。開幕戦はジョージア工科大との対戦でしたが、スロースタートながら終わってみれば41対10と圧勝。ディフェンス力は圧巻でしたので、やはり彼らの成功の鍵を握るのはQB D.J. ウイアンガラレイ(D.J. Uiagalelei)の出来次第と言えるでしょうか。


6位〜10位

今週6位は先週と変わらずテキサスA&M大。サムヒューストン州立大相手に31対0と完封勝利を上げましたが、上記のチームが軒並みハイスコアを挙ているところを見ると少々物足りないところ。今後彼らのスケジュールはタフなものばかりですが、果たして生き残れるか?

7位にランクインしたのは先週9位のオクラホマ大。彼らはテキサス大エルパソ校(UTEP)と対戦し45対13で新HCブレント・ヴェナブルズ(Brent Venables)監督の初陣を華々しく飾りました。ヴェナブルズ監督がオフェンスコーチだったためオフェンス力がどうなるか気になっていたところですが、まずは一安心といったところです。

8位は先週5位だったノートルダム大。彼らは前出のオハイオ州立大とアウェーで対戦。劣勢が予想されるもその予想を覆す善戦を見せオハイオ州立大を苦しめました。新HCマーカス・フリーマン(Marcus Freeman)監督が昨年までチームのDCだったことを考えると納得がいきますが、オフェンス的にもう少し武器がほしいところです。

今週9位はベイラー大。彼らの開幕戦の相手はFCSのアルバニー。これを69対10で圧倒。昨年のBig 12カンファレンス王者の貫禄を見せ、先週10位からランクを一つ上げました。

そして10位はサザンカリフォルニア大。先週14位から4つのランクアップとなりましたが、開幕戦のライス大戦では期待されたオフェンス力が爆発。期待のQBケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)、そしてWRジョーダン・アディソン(Jordan Addison)といったハイスペックのスキルプレーヤーが健在で今年から指揮を執るリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督に初陣初勝利をお膳立てしました。

11位〜15位

今週11位は先週12位だったオクラホマ州立大。先週のセントラルミシガン大戦ではエースQBスペンサー・サンダース(Spencer Sanders)が406ヤードに4TDという数字を残して58点をもぎ取りますが、一方でディフェンス陣が44失点ということで、昨年までのDCジム・ノールズ(Jim Knowles)氏がオハイオ州立大に移籍してしまったことが響いた形となっています。昨年快進撃を続けた要因が強力なディフェンス陣だったため、これは不安材料となりそうです。

12位にはなんとランク外から一気にフロリダ大が飛び込んできました。フロリダ大は先週当時7位のユタ大をホームに迎えこれを29対26で競り勝つ大金星を獲得。QBアンソニー・リチャードソン(Anthony Richardson)はかつてのキャム・ニュートン(Cam Newton、元フロリダ大→アーバン大)やヴィンス・ヤング(Vince Young、元テキサス大)といった名選手を彷彿とさせる働きを見せ、チームの動向次第ではハイズマントロフィー候補の匂いがプンプンする、今後期待大の選手です。

13位はそのフロリダ大に破れたユタ大。負けたもののフィジカルフットボールは相変わらず健在でこの日はトータルで200ヤード以上のランを獲得。彼らにしてみれば痛い敗戦ですが、前半での黒星、そしてさらにフロリダ大が今後上にあがっていくことが予想されることを加味すればそこまでダメージのある黒星ではないと思われます。

14位は先週15位のミシガン州立大。開幕戦はセントラルミシガン大と対戦してこれを35対13で退けました。今後強豪校との歴戦が待っていることを考えれば開幕2連戦(次戦はアクロン大)は確実にものにしておきたいところ。

そして15位はマイアミ大。先週の対戦相手である格下FCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)出身のベスーンクックマン大相手に70得点というバスケットボールゲーム並みのスコアリング。彼らの真の実力は来週末のテキサスA&M大戦で明らかになるでしょう。

16位〜20位

今週16位は先週から順位を3つ上げたアーカンソー大。先週は23位で昨年のプレーオフ出場チームであるシンシナティ大と対戦し、これを31対24で退けました。ワンスコアゲームではありましたが、戦力が低下したとはいえ手強いシンシナティ大に競り勝てたのは大きな収穫です。

17位は先週と同じくピッツバーグ大。彼らは先週ライバルであるウエストバージニア大と対戦してシーソーゲームの末になんとか逃げ切って貴重な開幕白星を挙げました。新QBキードン・スロヴィス(Kedon Slovis)は数字の割には(308ヤード、1TD)パスに冴えが見られず、またランオフェンスもトータルで100ヤード未満ということで、勝ったもののいささか不安なスタートとなりました。

今週18位は先週13位から5つ順位を下げたノースカロライナ州立大。彼らはイーストカロライナ大と開幕戦を戦いましたが、全米13位としては不甲斐ない接戦を強いられ、最後は相手の立て続けのキックミスによりかろうじて白星を拾いました。オーバーレイトと言われても致し方ない内容でしたね。

19位は先週18位のウィスコンシン大。彼らは先週格下イリノイ州立大に38対0で勝ちましたが、フロリダ大ならびにアーカンソー大に追い抜かれて順位を1つ下げました。とはいえ今後に支障が出るような動きでは決してありません。相変わらずランゲームが冴え、今後のBig Tenバトルでどれだけそれが通用するのか楽しみです。

そして20位はケンタッキー大。期待のQBウィル・レヴィス(Will Levis)は安泰のパフォーマンス。マイアミ大(OH)相手に37対13と快勝し今週末のフロリダ大戦を迎えます。

21位〜25位

今週21位は先週25位だったブリガムヤング大。開幕戦の相手サウスフロリダ大から50点を奪うスコア力を見せ、今シーズンも相変わらず攻撃力の高いところを見せつけています。

22位はミシシッピ大。高いオフェンス力で知られているミシシッピ大ですが、先週はトロイ大相手に28点しか奪えず少々肩透かしを喰らいました。サザンカリフォルニア大からの転校生であるQBジャクソン・ダート(Jaxson Dart)がいまいちピリッとせず、そのせいか次戦のセントラルアーカンソー大戦ではルーク・アルトマイヤー(Luke Altmyer)が先発出場することが発表されています。

23位はウェイクフォレスト大。開幕前の先発QB候補だったサム・ハートマン(Sam Hartman)が一身上の都合によりチームを離れている中、VMI(バージニアミリタリーインスティテュート)相手に44得点。まずまずのスタートとなりました。

24位はランク外からテネシー大が来ました。彼らはボール州立大相手に59対10と大勝。2020年以来のランクインを果たしました。果たして念願の復活のシーズンとなるか?

そして25位は先週24位から1つ順位を下げたヒューストン大。彼らはテキサス大サンアントニオ校(UTSA)と3度のオーバータイムの激戦の末に辛勝。なんとか全米ランキング25位からの転落を間逃れました。

ランキングから転落したチーム

一方最新ランキングにおいて圏外へ脱落してしまったチームが2つあります。

先週11位だったオレゴン大は前出のジョージア大に完膚なきまでにやられて一気に25位から転落(得票数では26位)。今年から新たに指揮を執るダン・レニング(Dan Lenning)監督のデビュー戦はほろ苦いものとなってしまいました。攻守ともにチームの色を出せず、レニング体制が波に乗るにはしばらく時間がかかりそうです。

そして先週23位だったシンシナティ大も前出のアーカンソー大に敗れ転落。昨年のシンデレラシーズンを支えたロースターから9人がNFLへと旅立ち、その戦力ダウンは確かに感じられました。とはいえ、SEC(サウスイースタンカンファレンス)所属のアーカンソー大と接戦を演じたのはさすがでした。

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