夢を追い続けることは素晴らしいことです。例えそれが叶わなかったとしてもそれに向かって突き進むことのできるパワーは計り知れないものがあります。また夢を追うことに年齢は関係ありません。若過ぎようが歳をとりすぎようが、夢を追うことを止めることは誰にもできません。人様に迷惑をかけさえしなければ・・・。
昨年度のナショナルチャンピオン、クレムソン大にもそのようなビッグドリーマーがいるようです。夢を追うことに遅すぎることはないと、グレッグ・モリスさんは全米ナンバーワンチームにウォークオン(スポーツスカラシップ無しで自力で入部する選手のこと)として加入することを目指すといっています。
しかし何が普通じゃないかというと、このモリスさん、現在45歳のおじさまなのです。
現在電気技師を営む傍、クレムソン大に通い国際言語学を学ぶモリスさん。彼は3月に行われたフットボール部のオープントライアウトに参加することを決めたのです。
「私は妻に言ったんです。『もし去年俺がウォークオンとしてチームにいたとしたら、自分はナショナルチャンピオンになっていたんだぞ!』って。それはすごいことですよね。だからそのチャンス(=オープントライアウト)の話を聞いた時、私は参加するだけでも自分の夢が叶うと思ったんです。」とモリスさんは話しました。
この話の結末は今の所どこを探しても見当たらないのでおそらく彼の入部の夢は果たせなかったのかもしれません。しかし何事もトライすることに意味があるのですものね。ちょっと前にサウスカロライナ州立大のジョー・トーマス・シニアさんが55歳にして試合に出場したという話もしましたが、モリスさんにチャンスを与えたというクレムソン大の器量も素晴らしいです。