フットボールをするものならば誰もが辿り着きたい最高峰の世界がNFLです。全カレッジ選手の中でもたったの2%未満ほどの選手しか辿り着くことができない、まさに選ばれし選手たちしか踏み入ることのできない世界。そのNFLに挑戦するための登竜門とも言えるのがNFLドラフトです。
2026年NFLドラフト
📍 ペンシルバニア州ピッツバーグ市
🗓️ 4月23日(第1日目):第1巡目
🗓️ 4月24日(第2日目):第2巡目&第3巡目
🗓️ 4月25日(第3日目):第4巡目〜第7巡目
今年も付け焼き刃ではありますが、当サイトでも今NFLドラフトの注目選手たちをポジションごとにゆる〜く(笑)ご紹介します。第10回目の今回はディフェンシブラインの後方二列目に座し、ディフェンスユニットの司令塔的役割を果たすラインバッカー(LB)にスポットライトを当てます。キャリアハイライト動画と同時にお楽しみください。
目次
ソニー・スタイルズ(オハイオ州立大)
ソニー・スタイルズ(Sonny Styles)は、オハイオ州立大出身の超万能型LB。父のロレンゾ・スタイルズ(Lorenzo Styles Sr.)も同校で活躍した元NFL選手というサラブレッドで、全米屈指の5つ星評価を受けて1学年飛び級で入学しました。当初は、身長6フィート4インチ(約193cm)、体重235パウンド(約107kg)という規格外のサイズを誇ったセーフティとしてプレー。そして2024年にその機動力を活かしたLBへとコンバートされ開花。モダンフットボールにおけるハイブリッド型LBの典型として、名門オハイオ州立大のディフェンス陣を代表する存在に成長しました。
大柄な体格に似つかわしくない抜群の身体能力と、複数ポジションをこなせる汎用性が持ち味。広い守備範囲をカバーするスピードがあり、大型TEとのマッチアップやランサポートにおいて圧倒的なフィジカルを発揮します。一方で、LBとしてはブロックを外す技術に粗さがあり、純粋なセーフティとしては敏捷性の高いレシーバーへのカバーに苦戦する場面が見られる「器用貧乏」な側面が指摘されています。NFLでは、従来の枠に収まらない「ビッグ・ニッケル」や「ハイブリッドLB」としての需要が高く、その未完成ながら底知れないポテンシャルを評価され、1巡目高順位も十分に狙える注目株です。
ハイライト動画
アンソニー・ヒル・Jr(テキサス大)
テキサス州の名門デントン・ライアン高校出身で、2023年に全米トップクラスの5つ星評価を受けてテキサス大に入学したアンソニー・ヒル・Jr(Anthony Hill Jr.)は、1年目からフレッシュマンオールアメリカンに選出されるなど即戦力として台頭。元々の強みであったエッジからのパスラッシュに加え、インサイドLBとしても高い適応力を見せテキサス大ディフェンスの中心選手に成長。通算250タックル、17サック、8ファンブルフォースを記録し、チームをカレッジフットボールプレーオフ(CFP)連続出場へ導く原動力となりました。
彼の最大の長所は、爆発的なスピードを活かした多才なプレースタイルと言われています。ブリッツの際のタイミングと破壊力はLBとして全米屈指であり、相手QBへのプレッシャーはもちろん、サイドライン際まで追いかける走力も備えています。一方で、短所としてはインサイドでのランサポートにおいて、大型のラインマンに捕まった際のいなし方や、複雑なパスカバレッジにおける判断の成熟度が挙げられます。しかしながら、リーグが求めるパスラッシュもできる汎用性の高いLBとして極めて高い需要があり、2026年ドラフトでは1巡目指名の有力候補として期待されています。
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アーヴェル・リース(オハイオ州立大)
オハイオ州クリーブランドの名門グレンビル高校出身のアーヴェル・リース(Arvell Reese)は、2023年に4つ星リクルートとしてオハイオ州立大に入学。当初は控えとして経験を積んでいましたが、2025年シーズンに先発へ昇格すると、69タックル、6.5サック、10タックル・フォー・ロス(TFL)を記録し、オールアメリカン(コンセンサス)に選出される大ブレイクを果たしました。身長6フィート4インチ(約193cm)、体重241パウンド(約109kg)という恵まれた体格に加え、コンバインで4.46秒を叩き出した異次元のスピードを誇り、全米トップクラスのLBプロスペクトとしてドラフトを迎えます。
最大の武器は、LBでありながらエッジラッシャーとしても通用する圧倒的な身体能力と汎用性です。爆発的な一歩目と長いリーチを活かしたパスラッシュ、サイドラインからサイドラインまでカバーする広い守備範囲が魅力。ただ、技術面ではまだ発展途上で、パスラッシュ時のハンドテクニックやカウンターのバリエーションが不足していると言われ、また積極性が裏目に出てプレーアクションに騙されたり、ゾーンカバーでの位置取りが甘くなったりする場面が見受けられました。しかし、現在のNFLが求める機動力とパワーを兼ね備えた万能選手として、1年目からディフェンスの核となるスター候補と言えそうです。
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CJ・ アレン(ジョージア大)
ジョージア大でプレーしたC.J. アレン(C.J. Allen)は、高校時代RBとしても活躍した多才なアスリートでしたが、大学入学後はLBに専念。1年目の2023年シーズン中盤、主力選手の負傷に伴い先発の座を掴むと、瞬く間にディフェンスの要へと成長。2025年シーズンには、88タックル、3.5サックを記録し、オールカンファレンス(1stチーム)やオールアメリカン(コンセンサス)に選出。またチームキャプテンとしてジョージア大の強力守備を統率。ミス率の低い堅実なタックリングを継続して全米トップクラスのLBとしての地位を確立しました。
高いフットボールIQとハンターのような本能的なプレーを併せ持った逸材。ランディフェンスにおけるポジショニングが正確で、パワフルなハンドテクニックでブロックを外す技術に長けています。また、40ヤード4.46秒を記録したスピードも大きな武器です。一方、NFLの基準ではやや小柄(約185cm、104kg)なサイズと、膝の負傷歴、そしてゾーンカバーにおいて背後のパスコースを読み飛ばしてしまうという短所も指摘されています。それでも、NFLでは、全シチュエーション対応型のLBとしてのポテンシャルが注目されており、即戦力のインサイドLBを求めるチームにとって、司令塔候補として魅力的なプロスペクトと言えるでしょう。
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ハロルド・パーキンス・Jr(ルイジアナ州立大)
2022年に5つ星評価の超有望株としてルイジアナ州立大に入学したハロルド・パーキンス・Jr(Harold Perkins Jr.)。1年目から先発出場を果たすと、圧倒的なスピードとパスラッシュ能力で全米を驚かせ、特にアーカンソー大戦で見せた驚異的なパフォーマンス(8タックル、4サック、2ファンブルフォース)は今も語り草です。しかし、2024年シーズンに負ったACL(前十字靭帯)断裂という大きな怪我、そして純粋なエッジラッシャーからオフボールLBのポジション転向という試練に直面しプロダクションを下げますが、2025年シーズンには復帰を果たし、通算TFL(ロス・タックル)35.5回、サック17回というLSU歴代でもトップレベルに迫るスタッツを残しました
圧倒的な加速力とサイドラインからサイドラインまでの無尽蔵な守備範囲が魅力。オープンフィールドでボールキャリアを追い詰めるスピードは一線級で、ブリッツのタイミングや柔軟な身体能力を活かしたパスラッシュも非常に効果抜群です。一方で懸念材料と言われるのがサイズと適正ポジションです。220パウンド強という体格はNFLのLBとしては少々アンダーサイズと言われ、カレッジではブロッカーに捕まると外すのに苦労する場面が見られました。また、カバー能力やバックフィールドの読みに波がある点も指摘されています。デビュー時の鮮烈さと比べると怪我のせいもあり評価は少々落ちてしまいましたが、フィットによってはまだまだ輝ける素材の持ち主なのではないでしょうか。
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その他の候補者たち
ジェイコブ・ロドリゲス(Jacob Rodriguez、テキサス工科大)
ジョサイア・トロッター(Josiah Trotter、ミズーリ大)
ジェイク・ゴールデイ(Jake Golday、シンシナティ大)
デオンテ・ローソン(Deontae Lawson、アラバマ大)
カイル・ルイス(Kyle Louis、ピッツバーグ大)
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