シーズンも中盤に差し掛かる中、今週3人のヘッドコーチがその職から解かれました。
サザンカリフォルニア大のスティーブ・サーキジアン(Steve Sarkisian)は日曜日に酒気帯び状態でチーム施設に赴いたため大学側から無期限休養処分に置かれ、翌日の月曜日には正式に解雇となりました。サーキジアン監督のアルコールに関する問題はこの夏にも取り立たされ、後援者を集めたパーティで酩酊状態のサーキジアン監督がスピーチ台から引きずりおろされるという事態が起こり、それに関して釈明するという一面もありました。さらに遡れば前職場のワシントン大でも彼のアルコール依存症はチーム内では周知の事実だったようで、今回の事に関して言えばサーキジアン監督よりも、むしろその事実を把握できずに彼を雇用した体育局長(AD)のパット・ヘイデン氏に批判の矛先が向かれています。
メリーランド大のランディ・イーゼル(Randy Edsall)は先週のオハイオ州立大との試合前日からこの試合後に解雇されるだろうという情報が流れましたが、結局その情報がそのまま事実となり日曜日にオフィスを去ることになりました。今季で5シーズン目を迎えたイーゼル監督のメリーランド大での戦績は22勝34敗。前チームのコネチカット大ではチームのアップグレードに大きく貢献し、その手腕を買われてメリーランド大に招聘されましたが、期待とは大きく外れた結果に大学側がくじゅうの決断を下さざるを得なくなったのでした。
3人目はノーステキサス大のダン・マッカーニー(Dan McCarney)。ホームカミングの週末となったノーステキサス大キャンパスでのメインイベントとなるフットボールの試合で、下部リーグFCSのポートランド州立大に66対7と大醜態を晒し、その日のうちに解雇されました。