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No One Is Safe【2025年度第6週目レビュー】

No One Is Safe【2025年度第6週目レビュー】

10月最初のウィークエンドとなった第6週目にはトップ10の2つのチームがまさかの黒星を喫するという驚きの週末に。これからどんどん腕試しな試合が続いていく中で、本当に力を持っているチームとそうでないチームの境目が浮かび上がり出しています。

そんな見どころたくさんだった第6週目に行われた試合の中から主な結果を簡単におさらいします。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

#3 マイアミ大 28、#18 フロリダ州立大 22

第6週目のカレッジフットボール注目のライバル対決、全米3位のマイアミ大と同18位のフロリダ州立大との決戦は、序盤にマイアミ大が決定的なリードを奪うも、フロリダ州立大が第4Qに猛烈な追い上げを見せるという展開になりましたが、マイアミ大がホームで逃げ切り無傷の5連勝目を飾りました。

マイアミ大の勝利を支えたのはQBカーソン・ベック(Carson Beck)の卓越したパフォーマン。この日ベックはパス27本中20本を成功させ、約241ヤード、4TD、インターセプトゼロという見事な成績を残しました。

また注目を集めたのは、1年生(トゥルーフレッシュマン)のWRマラカイ・トニー(Malachi Toney)です。彼は7キャッチ107ヤード、2TDを記録しブレークアウト。この中には、第2Qでの44ヤードのTDパスが含まれ、高校時代からの高い評判を裏打ちさせる活躍を見せてくれました。しかもまだ17歳!!

ただ、マイアミ大が勝利を収めた最大の要因は彼らのディフェンス力。ブライス・フィッツジェラルド(Bryce Fitzgerald)とジャコビ・トーマス(Jakobe Thomas)による2つのパスインターセプト、そしてキオンテ・スコット(Keionte Scott)によるファンブルリカバリーを含む3つのターンオーバーをフロリダ州立大から引き出し、しかも2つのインターセプトは直接オフェンスのTDにつながっており、ディフェンスがオフェンスの背中を大きく後押しした形にもなっています。

フロリダ州立大はオフェンスのドライブを7度連続でスコアレスとするなどして全くスコアリングの形を作れず、第4Q開始時点で28-3という圧倒的なリードをつけられてしまい、誰もがこの時点で試合は決したと思ったことでしょう。しかしQBトミー・カステラノス(Tommy Castellanos)からレウェイン・マッコイ(Lawayne McCoy)とランディ・ピットマン・Jr(Randy Pittman Jr)へのTDパスなどで19点を一気に獲得して、試合残り約20秒でスコアは28-22のワンポゼッション差にまで縮まります。

しかし、フロリダ州立大はスコア後にオンサイドキックを2度試みましたが、マイアミ大が両方ともリカバーし彼らの追撃もここまで。マイアミ大がアウェーでのライバリーゲームで見事打ち勝ちました。この結果、マイアミ大はサウスフロリダ大、フロリダ大、そしてフロリダ州立大に勝利し他事になり、今季のフロリダ州の覇権はマイアミ大の手中に。

攻守ともに分厚いチーム力を誇るマイアミ大はいよいよプレーオフコンテンダーとしてしっかりと全米中にその名を轟かせ、悲願のACC(アトランティックコーストカンファレンス)タイトル獲得とナショナルタイトル獲りに現実味がおびてきました。

フロリダ州立大はトータルヤード(404ヤード対338ヤード)やランヤード(132ヤード対98ヤード)ではマイアミ大を上回りましたが、マイアミ大のビッグプレーとスロースタートを挽回できずこれで2敗目。ACCの星取でも0勝2敗と転落。カレッジフットボールプレーオフ(CFP)への望みに大きな影響を与えています。

その他の主な試合結果

#10 アラバマ大 30、#16 ヴァンダービルト大 14

SEC(サウスイースタンカンファレンス)の注目カードとして全米10位のアラバマ大が、同16位のヴァンダービルト大をホームに迎えたこの一戦。アラバマ大は昨シーズン(2024年)に喫した「史上最大の番狂わせ」の一つとされる40対35での敗戦の雪辱を果たし、30対14でヴァンダービルト大に勝利しました。

試合は、ヴァンダービルト大が序盤にRBセドリック・アレクサンダー(Sedrick Alexander
)の65ヤードTDランなどで14対7とリードを奪うなど前半は拮抗。14対14の同点で折り返しましたが、後半に入るとアラバマ大が圧倒的なディフェンス力を見せ、ヴァンダービルト大を無得点に抑え込みました。

アラバマ大の勝因は守備陣のアジャストメントに見ることができます。彼らは上記の通り試合開始の第1Qからヴァンダービルト大にランで稼がれいきなり113ラッシングヤードを許しましたが、後半には守備を引き締め、後半のラッシングヤードはわずか9ヤードに封じ込めています。特に守備の中心選手であるジャスティン・ジェファーソン(Justin Jefferson)は、合計14タックルを記録するなど大暴れ。

ヴァンダービルト大は、才能あるQBディエゴ・パビア(Diego Pavia)が率いるオフェンスがここまで1試合平均49得点を記録していましたが、インターセプトと1度のロストファンブルで合計3つのターンオーバーを犯してしまいました。特にパビアはレッドゾーン内で2つの決定的なターンオーバー(ファンブルとインターセプト)を犯し、ヴァンダービルト大としては絶好的なスコアリングのチャンスを自ら潰し、これが直接敗因となってしまいました。

忘れてならないのはアラバマ大の攻撃。ここ最近すこぶる調子のいいQBタイ・シンプソン(Ty Simpson)がこの日も安定したパフォーマンスを見せ、31投中23投を成功させ、340ヤード、2TDを記録。シーズン初のインターセプトはあったものの、トータル486ヤードのオフェンスを牽引しました。シンプソンがオフェンスのリーダーとして成長を続けており、周囲ではハイズマントロフィー候補の一角と目されています。

また、負傷から復帰したランニングバックのジャム・ミラー(Jam Miller)がラン攻撃の要となりました。彼はこの試合で22回のキャリーで136ヤードを走り、1TDを記録。アラバマ大の選手が100ヤード超えのラッシングを達成したのは、2024年シーズン第2週にミラー自身が達成して以来とのこと。いかにアラバマ大RBが走れていなかったのかが分かります。

またレシーバー陣では、ライアン・ウィリアムズ(Ryan Williams、98ヤード、1TD)とジャーミー・バーナード選手(Germie Bernard、82ヤード、1TD)の両選手が活躍。ドロップパスも見受けられるなど、決してパーフェクトというわけではありませんが、シンプソンという秀逸QBの存在もあり、今後も彼らのスタッツは伸びていくものと思われます。

さらにアラバマ大はレッドゾーン内の4回の攻撃チャンスを全て得点につなげるなど、卒のない攻撃を見せ、ボール所有時間でもアラバマ大が37分23秒と、ヴァンダービルト大の22分37秒を大きく上回り、試合の主導権を終始握り続けました。

これでアラバマ大は前週のジョージア大戦に続き2週連続でランカーチームとの対戦に勝利。次戦はミズーリ大(最新ランキングで14位)とテネシー大(12位)との連戦がさらに控えていますが、上向きなチームの状況を考えるとさらに楽しみなチームになってきています。

#6 ミシシッピ大 31、ミシシッピ州立大 9

試合はスローな立ち上がり。先制したミシシッピ州立大が第1Qのほとんどで3対0とリードを保ち、全米6位のテキサスA&M大のオフェンスは序盤苦戦。特に1ヤードラインからの第4ダウンギャンブルを阻止される場面も見られ、ミシシッピ州立大相手に攻めあぐみます。

しかし第2Q終盤、テキサスA&M大のLBデイミオン・サンフォード(Daymion Sanford)がミシシッピ州立大QBブレイク・シェイペン(Blake Shapen)のパスをインターセプトを奪取し、これが試合の流れを変えるきっかけとなりました。その直後、QBマーセル・リード(Marcel Reed)からWRのKC・コンセプシオン(KC Concepcion)への34ヤードのタッチダウンパスが決まり、A&Mは7対3でハーフタイムを迎えます。

後半に入ると、テキサスA&M大のオフェンスはリズムを取り戻し、4度のポゼッションで連続してTDを奪取するなど、試合の流れを完全に掌握。特に第4Qには一気に17点を挙げてミシシッピ州立大の息の根を止めました。

テキサスA&M大の後半の攻撃を牽引したのは強力なランアタックです。チーム合計299ラッシングヤードを稼ぎ出し、RBルーベン・オーウェンズ・II(Rueben Owens II)はキャリアハイとなる142ヤードを21回のキャリーで絞り出しました。また、QBリードはパスで2回、ランで1回と、合計3つのTDに絡む活躍。前出のWRコンセプシオンがリードの2つのTDパスをキャッチしました。

テキサスA&M大はさらに守備でも見せミシシッピ州立大を圧倒し、鉄壁ぶりをこの試合でも披露。ミシシッピ州立大学の獲得ヤードをわずか219ヤードに抑え、許した得点はシーズン最少点となる9点のみ。またミシシッピ州立大学に対し、試合を通じてわずか1つのファーストダウンしか許さず、QBシェイペンらを大いに苦しめました。さらに、SEC戦の直近2試合でいうと相手チームの3rdダウンコンバージョン成功率を僅か1割(1/10)に抑え込むという驚異的な記録を残しています。

さらにこの試合注目されていたのは、昨年12月にミシシッピ州立大からテキサスA&M大へ転校してきたWRマリオ・クレイバー(Mario Claver)が古巣と対戦するという構図でした。そのクレイバーは前所属チームを相手に目覚ましいパフォーマンスを見せ、チームトップの6キャッチ80ヤードに加え、7ヤードのラッシングTDも決めています。

マイク・エルコ(Mike Elko)監督が率いるテキサスA&M大は、全米トップレベルと言ってもいい守備陣と強力なランニングゲームを軸としたチームのアイデンティティを確立しつつあります。前半はペナルティが多く(第1Qで苦戦した要因の一つ)、動きの鈍さも見られましたが、ハーフタイム後の調整能力と得点力で勝利を一気に手繰り寄せました。いよいよ今季のテキサスA&M大は「本物」だと思わせてくれるのに十分なチームとなってきています。

UCLA 42、#7 ペンシルバニア州立大 37

ペンシルベニア州立大(ペンステート)はローズボウルスタジアムで行われた、これまで全敗中だったUCLAに対し42対37という衝撃的なアップセットを喫してしまいました。これはトップ10チームが0勝4敗以下の相手に敗れるという、40年ぶりの出来事であり、それほどまでにこのペンステートの敗戦が予想だにしなかった「大惨事」だったことが伺えます。

UCLはヘッドコーチだったデショーン・フォスター(Deshawn Foster)を解雇し、暫定ヘッドコーチのティム・スキッパー(Tim Skipper)氏と新プレイコーラーのジェリー・ニューハイゼル(Jerry Neuheisel)氏のもと、全米7位チームから今季初勝利となる大金星をゲット

UCLAは開始早々に奇襲オンサイドキックを成功させるなどアグレッシブななアプローチでペンステートの出鼻を挫き、オープニングドライブでのタッチダウンに続くオンサイドキック成功により、彼らはは早い段階で10対0のリードを奪い、そのリードを試合を通じて一度も譲りませんでした。この試合で光っていたのはQBニコ・イアマリエヴァ(Nico Iamaleava)。彼はラン3回、パス2回を含む計5つのTDを記録し攻撃を牽引。ランではキャリアハイとなる128ヤードを稼ぐなど、ラン主体の攻撃がペンステートの守備陣を圧倒し、ハーフタイム時には驚きの27対7という驚きのスコアに。

試合後半、大本命と見られていたペンステートは猛烈な追い上げを見せ、20点あった点差を第4Q終盤にはわずか7点差まで縮めました。しかし、ペンステートが同点を狙うドライブでUCLA陣内奥深くまで進撃するも、UCLAのディフェンスが残り1分を切ったレッドゾーン内での重要な4thダウンスタンドを見せ土壇場で死守。見事に今季最大級のアップセットを完遂させたのでした。

この劇的な勝利により、UCLAはトップ10チームに対する16連敗でストップ。開幕以来勝ち星なしだった嫌な雰囲気を一掃する大金星に。一方ペンステートならびジェームス・フランクリン(James Franklin)監督体制下でこれは最悪な敗戦。このシーズンに全米制覇を全賭けしていたこともあり、落胆度合いはどん底に。この敗戦により、ペンステートは3勝2敗となり、CFPへの展望に深刻な影響を与えることとなるでしょう。

フロリダ大 29、#9 テキサス大 21

ここまで1勝3敗と勝ち星に恵まれず苦しいシーズンを送っているフロリダ大でしたが、全米9位のテキサス大に対し29対21とアップセットを起こし、去就問題に揺れていたビリー・ネイピアー(Billy Napier)監督にとって首をつなぐ貴重な1勝をもたらしました。プレシーズンで1位だったテキサス大はこの敗北でシーズン2敗目を喫し、大きな波紋を呼んでいます。

フロリダの勝利を支えたのは、躍動した攻撃陣と相手にプレッシャーをかけまくった守備陣でした。フロリダ大のQB DJ・ラグウェイ(D.J. Lagway)はこの日、今シーズン最高のパフォーマンスを披露し、298ヤード、2TDを記録。また、RBのジェイデン・ボウ(Jadan Baugh)はテキサス大ディフェンスに対して107ヤードを走り、1TDを挙げて強力なラン攻撃を誇示。さらに、1年生(トゥルーフレッシュマン)WRのダラス・ウィルソン(Dallas Wilson)が、6キャッチ、111ヤード、55ヤードのTDを含む2TDを奪うなど素晴らしい大学デビューを飾り、復調の兆しを見せた攻撃陣が勝利の鍵となりました。

一方、敗れたテキサスは攻守において一貫性を欠く展開に。エースQBアーチ・マニング(Arch Manning)は終始フロリダ大フロントセブンからのプレッシャーを受け続け、結果的にサックを6回も喰らう始末。マニングは263ヤードを投げたものの、2INTを喫し、テキサス大のオフェンスはトータルでわずか341ヤードに抑え込まれました。試合終盤にテキサス大は反攻に転ずるも、点差をひっくり返すには時すでに遅し。痛恨の2敗目を喫してしまいました。

#11 テキサス工科大 35、ヒューストン大 11

Big 12カンファレンス所属チーム同士で無敗対決となったこの一戦、全米11位テキサス工科大ヒューストン大を35対11で破り、テキサス工科大はこれで5勝0敗に。彼らが開幕以来5連勝のスタートを達成したのは2013年シーズン以来、学校史上8度目の快挙となります。

この試合の主要な焦点は、テキサス工科大の圧倒的な守備力でした。彼らはこの日3個のターンオーバー(インターセプト2回、ファンブル1回)を引き出し、ヒューストン大を後半完全にシャットアウト。またオフェンスでは、合計552ヤード(パス345ヤード、ラン207ヤード)を積み上げ、バランスの取れた攻撃で相手ディフェンスを翻弄。RBのジェコビ・ウィリアムス(J’Koby Williams)は107ヤードを走り2TDを記録。キャメロン・ディッキー(Cameron Dickey)もランで98ヤードを稼ぎ、さらにQBベレン・モートン(Behren Morton)がパス345ヤード、1TDを叩き出し、スコア以上の力の差を見せつけました。

一方、ヒューストンは第2クォーターで先発QBのコナー・ウェグマン(Conner Weigman)が上半身の負傷により退場するという大きな痛手を負いました。彼の代わりに出場したゼオン・クリス・グレミリオン(Zeon Chriss-Gremillion)は64ヤードのTDパスを通し、一時は点差を縮めるパフォーマンスを見せましたが、それ以降ヒューストン大オフェンスはドライブを継続できず、3rdダウンコンバージョンは12回中わずか1回の成功に終わっています。最終的にヒューストン大のトータルヤードは267ヤードと撃沈。

この結果、テキサス工科大はヒューストンとのライバル対決で7連勝を達成し、対戦史上最長連勝記録を更新しています

シンシナティ大 38、#14 アイオワ州立大 30

全米14位で無敗だったアイオワ州立大シンシナティ大へ乗り込み6連勝目を狙いに行きましたが、これをアンランクのシンシナティ大が返り討ち。38対30でアイオワ州立大に今季初黒星をお見舞いしました。

シンシナティ大は試合序盤に速い立ち上がりを見せ、第1Q終了時点で17-0、第Q終盤には31-7とリードを一気に広げ、前半の5回のドライブをすべてで得点に結びつけるなど圧倒。その後、アイオワ州立大は後半に粘りを見せ、第3Qには点差を31-22の9点に縮めました。しかし、第4Q残り5分57秒、シンシナティ大のQBブレンダン・ソースビー(Brendan Sorsby)がWRケイレブ・グッディ(Caleb Goodie)へ82ヤードのTDパスを成功させ、リードを38-22に拡大。

ちなみにこの82ヤードのTDパスプレーはシンシナティ大にとって2015年以来の最長パスプレーとなりました。諦めないアイオワ州立大は試合直前にTDと2ポイントコンバージョンを決めて38-30まで追い上げましたが、シンシナティ大が直後のオンサイドキックをしっかりとリカバーしアイオワ州立大の反撃を止めたのでした。

シンシナティ大にとってこの勝利は2021年以来初となる、ランカーとの対戦でのホームでの白星。今季は特にオフェンスでの成長が目覚ましく、Big 12カンファレンスに移籍して以来ようやく上位を狙えるチームに育っています。ただ、ペナルティの多さ(13回に128ヤードの罰退)が少々気になるところです。

一方ここまで無敗でBig 12カンファレンスの優勝争いの一角を担っていたアイオワ州立大にしてみると手痛い初黒星。ディフェンスが相手に264ヤードも走られてしまったのも意外でした。唯一の光はQBロコ・ベケット(Rocco Becht)。この日314ヤードを投げて2TDを獲得しただけでなく、ランでも2TDを奪う活躍。この敗戦からどう立て直してくるかが見ものです。

#20 ミシガン大 24、ウィスコンシン大 10

全米20位のミシガン大ウィスコンシン大のBig Tenカンファレンス名門校同士の対決。前半はミシガンが10対7とわずかにリードして折り返し、後半に入ると1年生QBのブライス・アンダーウッド(Bryce Underwood)からドナヴェン・マカリー(Donaven McCulley)へのTDパスや、ジャスティス・ヘインズ(Justice Haynes)のこの試合2度目のTDなどでリードを広げ、結果的にトータルヤードで445ヤード、パスヤードで270ヤード、ランヤードで175ヤードを記録。ウィスコンシン(トータルヤード252ヤード)を攻守で圧倒しました。

QBアンダーウッドの270ヤードのパス記録は彼にとってはキャリアハイ。プレッシャーを回避しプレーを継続する能力も大いに披露してくれました。アラバマ大学から転校してきたRBヘインズは117ヤード(2TD)を記録。これでここまで今シーズン全試合で100ラッシングヤードを超えています。ミシガンのディフェンスは、オープニングドライブでタッチダウンを許しはしましたが、その後はしっかりと手綱を握り直しその後はわずか3失点に抑え込みました。

ウィスコンシンは最初のドライブ以降、オフェンスがリズムを見つけられず撃沈。これで2勝3敗となり、さらにカンファレンス戦では未だ未勝利。いよいよルーク・フィッケル(Luke Fickell)監督のクビも怪しくなってきました。

#24 バージニア大 30、ルイビル大27(OT)

先週ランク入りを果たした24位のバージニア大が同じACC所属であるルイビル大と対戦。この試合は延長戦にもつれ込む激戦となりましたが、バージニア大が30対27で辛くもルイビル大を退けこれでシーズン成績を5勝1敗、ACC内を3勝0敗としました。これはバージニア大にとって2007年以来初めてのカンファレンス戦3連勝スタートであり、またランクインチームとしてロードゲームで勝利したのも2007年以来の快挙となったのでした。。

ここまでバージニア大は1試合平均539ヤードというハイパワーオフェンスをバックボーンに快進撃を続けてきましたが、このルイビル大戦では僅か237ヤードに抑え込まれるという苦しい展開に。しかしそれを補填するかのようにバージニア大ディフェンス陣が奮闘。彼らがターンオーバーから2つのTDを記録し試合の流れを完全に変えました。

ルイビル大は第4Qに10点差を追いつく粘りを見せましたが、オーバータイムではバージニア大のジャマリ・テイラー(J’Mari Taylor)が直接スナップからのTDランを決め、激闘に終止符が打たれました。ルイビル大は敗れはしましたが、WRクリス・ベル・Jr(Chris Bell Jr.)は12キャッチ、170ヤード、2TDという目覚ましい活躍を披露しました。

(更新終わり)

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