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最新ランキングを分析【2020年度第4週目】

最新ランキングを分析【2020年度第4週目】

今季のカレッジフットボールも開幕以来第4週目を迎えます。そして今週末にはいよいよカレッジフットボール界の大御所カンファレンスであるサウスイースタンカンファレンス(SEC)が満を持して登場。コロナ禍の影響でいまいち盛り上がりに欠けていた今シーズンの大きな起爆剤となることでしょう。

その第4週目を迎えるにあたって先日最新の全米ランキングが発表されました。現在までまだ試合がないもののSECからは8チームがランクされています。彼らの真の力が開放される直前の現状を反映した今回のランキングを見ていきたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

トップ10

上位10位の顔ぶれは3週目のランキングと変わりませんでした。10チーム中試合があったのがクレムソン大ノートルダム大だけだったことを考えれば至極普通の結果といえるでしょう。

唯一変化が見られたのは先週9位だったテキサス大アーバン大が8位タイで並んだことと、2位のアラバマ大に1位票が1票だけ入ったことです。

察するに先週までクレムソン大にトップ票を投じた投票者が気が変わってアラバマ大をトップに推したのでしょうが、まだアラバマ大は試合を行っておらず、クレムソン大は先週格下とはいえシタデルを49対0で完封勝利したことを考えれば、何故アラバマ大を1位に推すよう心変わりしたのかちょっと気になりますね。


11位〜15位

先週11位だったオクラホマ州立大は格下タルサ大と対戦しましたがここで大苦戦。開幕前にはBig 12タイトルを争えるという高い評価を得ていましたが、開幕戦となったこの試合ではオフェンスの軸ともなるOL陣の脆弱さが露呈。試合には勝ったもののプレシーズンからの評価が過大評価だったということで最新のランキングでは順位を15位にまで落としています。

オクラホマ州立大が順位を下げたせいで11位に順位を上げてきたのが先週試合がキャンセルになったノースカロライナ大。そして12位には先週17位から一気に5つランクアップしてきたマイアミ大です。

マイアミ大は18位のルイビル大とアウェーで対戦。大事なACC初戦を白星で飾り開幕2連勝となりました。今週末はライバル・フロリダ州立大との対戦を控えており、これを制することができればトップ10入りは目前です。

13位と14位にはセントラルフロリダ大シンシナティ大の2つの「グループオブ5」チーム。セントラルフロリダ大は先週ジョージア工科大という「パワー5」チームを見事に倒してランキングを14位から2つあげました。シンシナティ大も先週FCSのオースティン・ピー大を55対20で退けましたが、先週の13位から順位を一つ落としました。

いずれにしても「グループオブ5」から2つのチームがこのような好位置にいることはなかなかないことですが、これもBig Tenカンファレンスチームがランキングから除外されたことの「棚ぼた」的現象によるところは多少なりともあると思います。

16位以下

16位以下を見ると先週17位のマイアミ大が12位へと飛び込んでいったせいで試合のなかったテネシー大(15位→16位)とメンフィス大(16位→17位)が順位を落としました。そのマイアミ大に先週18位だったルイビル大が敗れたお陰で新たな18位に降臨したのは先週試合がなかったブリガムヤング大。彼らは2週間前の開幕戦で海軍士官学校に55対3という驚くべき大勝を収めましたが、その印象が強かったのかもしれません。

第2週目にアイオワ州立大を倒し先週1943年以来となるランクインを果たしたルイジアナ大ラフィエット校は先週ジョージア州立大と対戦。ここで彼らは思わぬ苦戦を強いられオーバータイムの末に何とか白星をゲット。この事実だけでもランクを下げても良さそうなものですが、今週も先週と同じ19位に踏みとどまりました。おそらくアイオワ州立大に勝利したという余韻が彼らを踏みとどませたのでしょう。

21位には先週25位のピッツバーグ大がランクを5つ上昇。その他陸軍士官学校ケンタッキー大という試合のなかったチームも相次いて順位を上げました。そして前述のようにマイアミ大に敗れたルイビル大は24位に転落。ここはトップ25位以内に踏みとどまれたことで良しとすべきです。

そして25位には先週24位のアパラチアン州立大を下したマーシャル大がランクイン。彼らが全米25位以内に食い込んでくるのは2014年以来6年ぶりのことです。

今週末はお話ししたとおりSECが開幕しますが、果たして今週終わった後にランキングがどのように変わっているか楽しみです。

ちなみに当サイトでは全米ランキングとして主にAP(アソシエイテッドプレス/Associated Press)ランキングを採用していますが、このランキングと双璧をなすUSA Today/Amwayコーチランキング(コーチによる投票で決まるランキング)では最新ランキングにBig Tenカンファレンスチームが再び復活。彼らはプレシーズンに今シーズン不開催を発表したためプレシーズンランキング後にランキングから姿を消していましたが、先週10月24日からの開催を発表していました。それを受けてこのコーチランキングではBig Tenを投票対象として復活させたのです。

あと5週間も試合のない彼らにランキングを与えるというのはいかがなものかと思いますが、とりあえずこのコーチランキングのトップ25チームを以下に紹介しておきます。

1. クレムソン大
2. アラバマ大
3. オクラホマ大
4. ジョージア大 (T3)
5. ルイジアナ州立大
6. フロリダ大
7. ノートルダム大
8. アーバン大
9. テキサス大
10. オハイオ州立大
11. テキサスA&M大
12. ノースカロライナ大
13. ペンシルバニア州立大
14. マイアミ大
15. セントラルフロリダ大
16. シンシナティ大
17. ウィスコンシン大
18. オクラホマ州立大
19. ミシガン大
20. メンフィス大
21. テネシー大
22. ミネソタ大
23. ブリガムヤング大
24. バージニア工科大
25. ルイジアナ大ラフィエット校

プレシーズンで2位だったオハイオ州立大は10位に、7位だったペンシルバニア州立大は13位に、12位だったウィスコンシン大は17位に、15位だったミシガン大は19位に、18位だったミネソタ大は22位にそれぞれランクを下げています。下がるのは当然だとは思いますが。

このことでAPランキングではランクしているものの、コーチランキングにBig Tenカンファレンスが復活したためにランク外へ落とされてしまったのはピッツバーグ大、陸軍士官学校、ケンタッキー大、ルイビル大、マーシャル大の5つです。おそらくAPランキングでもBig Tenカンファレンスチームが合流してくる10月末のランキングではこのように圏外へ落とされてしまうチームが出てくることでしょうね。

参考ページ2020年度シーズンランキング【第4週目】

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