1990年代
フロリダ州立大のレジェンド、ボビー・バウデン監督
順位 | チーム | 勝率(勝敗数) |
1 | フロリダ州立大 | 90%(109勝13敗) |
2 | ネブラスカ大 | 86%(108勝16敗1敗) |
3 | フロリダ大 | 81%(102勝22敗1分け) |
4 | テネシー大 | 79.6% (98勝22敗3分け) |
5 | ペンシルバニア州立大 | 78.5%(95勝26敗) |
6 | マイアミ大 | 77.3%(92勝27敗) |
7 | ミシガン大 | 76.2%(93勝26敗3分け) |
8 | オハイオ州立大 | 73.9%(91勝29敗3分け) |
9 | コロラド大 | 70%(79勝29敗4分け) |
10 | ノートルダム大 | 69%(84勝35敗2分け) |
1980年代頃から頭角を表して来たフロリダ州立大でしたが、1990年代に入るとまさに彼らの一人芝居。数字をご覧になれば分かりますが、ここに来て初めて勝率が90パーセントを越えてきました。
フロリダ州立大は1987年から1999年にかけて全てのシーズンでAP最終ランキングで4位以内を保持してきました。このときのセミノールズは、1950年代のオクラホマ大や1970年代のアラバマ大がカレッジフットボール界を圧巻していたときよりも遥かに上のレベルで全米のトップに君臨していたのです。
1994年、1995年、1997年にナショナルタイトルを獲得したネブラスカ大も1990年代のカレッジフットボールを語る上で外すことの出来ないチームです。また80年代に3つのナショナルタイトルを奪いさらに1991年にも再びその栄冠を手にすることが出来たマイアミ大も健在。そしてフロリダ州からもう1チーム、フロリダ大が名将スティーブ・スパリアー(Steve Spurrier)監督の独特なパス重視のオフェンスを駆使して全米の檜舞台へ上がってきました。
この様に近代カレッジフットボールの強豪と言われるチームたちがしのぎを削る時代でしたが、やはり1990年代といえばフロリダ州立大の時代。まさに敵なしと言われ続けた彼らも後に失速することになるのですが、当時はそんなこと誰も想像すら出来なかった、それくらい彼らの力はすごかったのです。
ところで1998年にはボウルチャンピオンシップシリーズ(BCS)が導入され、ナショナルチャンピオンシップ一本化の試みが施されました。また1990年代はカンファレンスチャンピオンシップを導入するカンファレンスが徐々に増え、これらによりシーズンのトータル試合数が少しずつ多くなると言う現象も起きました。