この度元ミシガン大ヘッドコーチ、ブレディ・ホーク(Brady Hoke)氏がオレゴン大のディフェンシブコーディネーターに就任することが発表されました。
ミシガン大で31勝20敗という戦績を残したホーク氏は2014年シーズン後にチームを解雇されました。ホーク氏はミシガン大を指揮する前はボール州立大、サンディエゴ州立大のヘッドコーチを務め、生涯戦績は78勝70敗となっています。
昨年ディフェンシブコーディネーターだったドン・ペルマンは苦戦したディフェンシブ陣の責任を取ってLBコーチに専念することになり、DCの役を解かれました。ホーク氏にはそのディフェンス陣の立て直しが急務となります。昨季のオレゴン大守備陣はトータルオフェンスで全米117位、スコアリングディフェンスで全米116位と振るいませんでした。これではいくらダイナミックなオフェンスが売りでも試合に勝つことはできません。
ホーク氏が率いたミシガン大はチームとしては結果を出すことはできませんでしたが、彼のディフェンスは非常に安定したユニットでした。ホーク氏が就任する前の年のチームのトータルディフェンスは全米110位でしたが、彼の1年目にはすでに全米17位にまで急激に進歩。彼の最後の年となった3年目も同じカテゴリーで7位とディフェンスでのコーチングには非常に定評があります。
ミシガン大での失敗で大きく株を落としたホーク氏ですが、オレゴン大という名門で彼のコーチとしての再起を目指します。ちなみに彼の契約は3年間で180万ドル(約2億1000万円)が保証されており、これはオレゴン大ディフェンシブコーディネーター史上最高額のサラリーとなるようです。