NCAA1部の中でも上位サブディビジョンとされるFBS(フットボールボウルサブディビジョン)の一員であるカンファレンスUSAに所属するオールドドミニオン大、サザンミシシッピ大、マーシャル大3校が来る2022年度シーズンからサンベルトカンファレンスに完全移籍することが決定しました。

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昨年度シーズン開幕前に突如として現Big 12カンファレンスのオクラホマ大とテキサス大が2025年度を目処にサウスイースタンカンファレンス(SEC)へ移籍することが決まりましたが、この動きを発端に連鎖反応的にFBSでも中堅カンファレンス群と言われる「グループオブ5」のカンファレンス内でもチームの移籍騒動が起きていました。
それに連動する形でカンファレンスUSAの3チームはよりテレビ放映権の面で収益が見込めると言われるサンベルトカンファレンスに移籍することを画策。しかし移籍するにはカンファレンスUSAの決まりとして14ヶ月前までにその意志を伝えなければならなく、この条件を満たさない3校とカンファレンスUSAは真っ向から張り合っていました。
これによりカンファレンスUSAの所属チームは11チームとなりこれまで東地区と西地区の2地区制度を敷いていましたが、上記の3校が抜けたために所属チーム数が奇数になりスケジュールの調整を余儀なくされます。
実はこれが正式なものとなる前にひと悶着起きていました。
先に3校揃ってカンファレンスUSA離脱を表明したのですが、それは今年に入ってからのこと。2022年度シーズンからサンベルトカンファレンスを戦場とするには、当然14ヶ月前にその意志を伝えることは不可能だったのですが、それなのに移籍希望先のサンベルトカンファレンスではこの3チームを含めた来季のスケジュールが発表されてしまい、ここで軋轢が起こってしまいます。
結果的に今回はカンファレンスを離脱する条件が揃ってはいないものの、何かしらの条件付きでこの3校が即時サンベルトカンファレンスに移籍することが許されました。その条件というのは公表されていません。
カンファレンスUSAは来るカンファレンスリアライメント(拡張・整理)の波で一番被害を受けているカンファレンスといえます。彼らからは上記の3チームの他にノーステキサス大、ライス大、テキサス大サンアントニオ校、ノースカロライナ大シャーロット校、フロリダアトランティック大、アラバマ大バーミンガム校(UAB)らがアメリカンアスレティックカンファレンスに流出することが決まっているのです。
ジャクソンビル州立大、リバティー大、ニューメキシコ州立大、サムヒューストン州立大を新たに招き入れることは決まってはいますが、カンファレンスUSAはこのカンファレンスリアライメントの一番底辺で所属チームをむさぼられた被害者といえます。
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— Any Given Saturday (@ags_football1) June 7, 2022
NCAA1部のFBSの一員であるカンファレンスUSAに所属するオールドドミニオン大、サザンミシシッピ大、マーシャル大3校が来る2022年度シーズンからサンベルトカンファレンスに完全移籍することが決定しました。
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