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長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ①

長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ①

2015年は本当に多くのヘッドコーチが入れ替わりました。その数は実に28。一番最近で言えばサザンミシシッピ大のジェフ・モンケン(Jeff Monken)がNFLのタンパベイバッカニアーズのアシスタントコーチに就任するためにチームを去ったばかりです。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

もともとカレッジフットボールのヘッドコーチと言う職は「長期化」とか「安定」とかいう言葉とはかけ離れたものです。しかしそうはいっても2015年度のこのコーチの入れ替わりは大変厳しいものとなりました。

2015年度時点で長期間同じチームでコーチしてきた監督上位10人のうち、6人が引退か解雇か転職かのいずれかの理由でチームを去りました。つまり長い事王国を築き上げて来たヘッドコーチですらその職は永遠には保証されていないのです。

ちなみにその6人は以下の人たちです。

  • フランク・ビーマー(Frank Beamer):バージニア工科大
    在任期間:29年 去就理由:引退
  • ゲーリー・ピンケル(Gary Pinkel):ミズーリ大
    在任期間:16年 去就理由:引退
  • マーク・リクト(Mark Richt):ジョージア大
    在任期間:16年 去就理由:解雇/引責辞任
  • ジョージ・オライリー(George O’Leary):セントラルフロリダ大
    在任期間:13年 去就理由:引退
  • スティーブ・スパリアー(Steve Spurrier):サウスカロライナ大
    在任期間:12年 去就理由:引退
  • ブロンコ・メンデンホール(Bronco Mendenhall):ブリガムヤング大
    在任期間:12年 去就理由:転職(→バージニア大)

この様に同じチームに長い事従事ししかもそれなりの成績をコンスタントに残すのは容易い事ではありません。ということでここに現在も活躍中の長期政権を担うヘッドコーチトップ10をご紹介したいと思います。ちなみに当然ながらランキング順位は独断の偏見ですのであしからず。

10位:マーク・ダントニオ(Mark Dantonio)- ミシガン州立大

ミシガン州立大のマーク・ダントニオ監督(在任期間10年)は忍耐を地でいくような人物です。2007年にミシガン州立大ヘッドコーチに就任しましたが、前チームのシンシナティ大では18勝17敗と必ずしも大成功を成して来た人ではありませんでした。実際就任が決まった当時は周囲の彼への期待は冷ややかなものでした。

ミシガン州立大での最初の3年間での記録は22勝17敗と良くもなく悪くもない戦績でした。しかも2009年シーズンは6勝7敗と負け越してすらいます。しかしその後はチームを徐々に向上させ、所属するBig Tenカンファレンス内だけでなくナショナルレベルでもトップコーチの一員と言われるまでになりました。最近6シーズンでは2012年度の7勝6敗というシーズンを除いては、最低でも11勝したシーズンが5度もあります。近年のミシガン州立大の強さを物語る数字です。

最近過去3年間ではトータルの戦績が36勝5敗で、その間2度のカンファレンスチャンピオン(2013年&2015年)に輝き、2015年にはカレッジフットボールプレーオフにも進出を果たしました。そのプレーオフ準決勝ではアラバマ大に38対0と完膚なきまでやられましたが、今年はそれでもダントニオ監督のレコードブックには大成功と刻まれている事でしょう。

タフなディフェンスと派手さはなくとも非常に効率の良いオフェンスが身上のダントニオ監督率いるミシガン州立大は、彼が健在である限り常にBig Tenの強豪チームとして君臨するに違いありません。

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