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新先発QB発掘の旅:ノートルダム大編

新先発QB発掘の旅:ノートルダム大編

前年度、ノートルダム大は前述のイヴァレット・ゴルソン(Everett Golson)を失った後、マリク・ザイール(Malik Zaire)が先発QBの座を射止めましたが、たったの2試合で足首を骨折する大怪我を負いその後のシーズンの戦線離脱を余儀なくされました。これによりノートルダム大の2015年度シーズンは初旬で早くも赤信号が灯ったかにみられましたが、そこでチームはデショーン・カイザー(DeShone Kizer)という当たりくじを引きます。突然降ってきた先発QBの任務でしたがカイザーはコーチ陣に嬉しい誤算を与える活躍を見せました。2884パスヤードに21TDと10INT、また走っても10TDを含む520ランヤードを記録するなどし、沈みかけたノートルダムのシーズンを見事救ってくれました。

もちろんカイザーの活躍は彼のパフォーマンスのみでなされたわけではなく、とくにオールアメリカンWRウィル・フラーの存在は非常に大きなものでした。しかし2016年度シーズンはそのフラーに加え、OT ロニー・スタンリー、C ニック・マーティン、RB C.J.プロシスらが抜けることになります。これらのNFL級のサポートを受けることによって活躍することができたカイザーがこの勢いを維持するためには前述の選手たちが抜けた穴をしっかりと埋めるのが急務です。

なんにせよノートルダム大のQBの座は前シーズンの様子から言えばカイザーのものと考えるのが妥当ですが、怪我から復帰するザイールもカイザーと同じように機動力に長けたQB。そうやすやすと先発の座を譲るはずがありません。ザイールの能力は昨シーズンの開幕戦でのテキサス大戦ですでに証明済みです。

この2選手が先発の座を巡ってバトルを繰り広げることになると思いますが、昨年カイザーのバックアップの任を背負った2年生となるブランドン・ウィンブッシュ(Brandon Wimbush)も将来性豊かなQBです。もっともカイザーとザイールという2人の有能QBがいる以上ウィンブッシュはレッドシャツとして1年分のプレー資格を取っておくというオプションもあります。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

カイザー、ザイール、そしてウィンブッシュとどれも有能な選手が揃っており、ヘッドコーチのブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督にとっては嬉しい悲鳴をあげることとなりそうです。是が非でも避けたいのはカイザーとザイールのバトルの末に内部亀裂が入るようなドラマを招くことです。これは昨年のオハイオ州立大のケースに酷似しています。2014年度優勝したオハイオ州立大でしたが、怪我で出場できなかったJ.T.バレットの代わりにカーデル・ジョーンズがタイトルゲームで活躍。それにより翌年の2015年度はジョーンズが先発の座を射止めました。しかしジョーンズは思ったような活躍をすることができず、さらにコーチ陣も先発QBを替えるタイミングを見誤りちょっとしたドラマを生み出してしまったのです。

ケリー監督はチームが一丸となりナショナルタイトル獲りを目指すためにもこの先発QB指名は適切に行い後々軋轢など生まないようにしたいと思っているはずです。ただどちらのQBが先発の座を射止めても2016年度のノートルダム大はトップ10に入るぐらいの実力をもったチームとなりそうです。

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