元フロリダ大QBウィル・グリアー(Will Grier)の新天地が決まったようです。
昨年フロリダ大を開幕後6勝無敗という好スタートをきる手助けをしたグリアー。6試合で10TDに2つのINTという素晴らしいパフォーマンスを見せていましたが、市販のNCAAが定める禁止薬物を摂取したことが薬物検査で判明し1年間の対外試合禁止処分となってしまいました。NCAAへ上告するも却下されたグリアーはフロリダ大を去る決断をしましたが、これまで彼がどこの大学に転校するかは定かではありませんでした。が、今回彼がウエストバージニア大にセカンドチャンスをものにするべく転校することが明らかになりました。
NCAAが定めるトランスファールールにより、グリアーは2016年度シーズンは試合に出場することが出来ず、2017年まで我慢しなければなりません。
今のところ来季の先発QBには4年生となるスカイラー・ハワード(Skyler Howard)が指名されそうですが、現在6人いるQBのなかで来季後チームを去るのはハワードのみとなります。2年生のウィリアム・クレスト(William Crest)はプレー経験があることはありますが、25回中11回のパス成功率でトータル124ヤードしか投げておらず、経験があるとは言いづらいです。今週から早々に入学した3つ星リクルートのコディ・サンダース(Cody Saunders)は期待の星ではありますが初戦はまだ1年生。デヴィッド・シルズ(David Sills)に至っては昨季までWRをしていたと言う状況です。
グリアーはこのQB陣の中で先発の座を奪わなければならない訳ですが、フロリダ大での経験を考えればハワードが卒業した後の先発QB争いではグリアーが第一の候補となるのはまず間違いないでしょう。
ただ彼の勇姿を見るには2017年まで待つ必要があるのですが・・・。