昨シーズン10月下旬、突如としてテネシー大フットボール部を退部した先発RBジャレン・ハード(Jalen Hurd)。テネシー大での彼の起用方法に耐えきれなくなりチームを出て行っただとか、母親は大反対していただとか、父親はテネシー大ヘッドコーチのブッチ・デーヴィス(Butch Davis)監督がハードをベンチに退けた事が転校を決意させたのではないと火消しに躍起になったり・・・。ハードの退部は青天の霹靂であった為、当時はいろいろと彼に関するニュースに溢れていましたが、それも時間が経つにつれ忘れ去られていきました。
そんな中、今後の去就が不明であったハードにようやく動きがあったようです。
チームから退部して3ヶ月たった今、ハードがBig Tenカンファレンスの大御所、オハイオ州立大を訪問したと言うニュースが入ってきました。
現在学生としての籍はテネシー大にあるハードがオハイオ州立大にもし転校するとなった場合、彼が通常のトランスファーとなるのか、もしくは学位を既にテネシー大でとってからの大学院トランスファーとなるのかは定かではありません。もし大学院トランスファーであればNCAAのルールとして転校先ですぐさまにプレーする事が可能となります。そうでなければハードは1年間オハイオ州立大ではプレーする事は出来ず、早くても2018年シーズンがオハイオ州立大でのデビューとなります。
テネシー大では今季退部を決意するまでハードはチームのリーディングランナーでした。そしてもしテネシー大に留まり、残りの試合で445ヤードを獲得することが出来ていればかつてのスターRBトラヴィス・ヘンリー(Travis Henry)が保持している通算ランヤードのチーム記録を塗り替える事も可能でした。結局彼の通算ヤードは2634ヤード。それでもテネシー大史上6番目の好記録となりました。
もしオハイオ州立大に入ることになれば強力な助っ人として大歓迎される事でしょう。