ボウルゲーム

ランキング

順位表

プレシーズン

予定/結果

順位表

ルイジアナ州立大に襲いかかる危機

ルイジアナ州立大に襲いかかる危機

ルイジアナ州立大が彼らのリクルーティングの本漁場ともいえるニューオーリンズ市を失うか・・・。

そんな大問題が起きるような気配が地元には漂っています。というのもルイジアナ州ニューオーリンズ市にある高校のコーチ達がルイジアナ州立大との縁を切ろうとしているというのです。

地域的に黒人の割合が多いニューオーリンズ市ですが、今回主にこれらの黒人高校コーチ達が集まって話し合おうとしているのは、ルイジアナ州立大新ヘッドコーチ、エド・オルジェロン(Ed Orgeron)監督が彼のRBコーチであり、ニューオーリンズ市地域のリクルーティングを担当しているジャバー・ジュルーク(Jabbar Juluke)氏への処遇に対して不満の声が挙がっているからだとか。因みにジュルーク氏は黒人、オルジェロン氏は白人であります。

今月初めにあった「ナショナルサイニングデー」において数々のニューオーリンズ市出身の有能選手をルイジアナ州立大へ勧誘する事に成功したジュルークしでしたが、なんとオルジェロン監督は「ナショナルサイニングデー」の翌日にジュルーク氏をコーチングスタッフから事実上更迭。チーム内には留まっているものの、現場からは引離してしまったのです。

タイミング的に「美味しいところだけ頂いたらあとはお払い箱」と受け取れられても仕方ないこのオルジェロン監督の行動にジュルーク氏と蜜月な関係を築いてきたニューオーリンズ市のコーチ達が憤怒しているというわけです。

ルイジアナ州立大リクルーティングの主要地・ニューオーリンズ

ジュルーク氏は元々ルイジアナ州内のエドナ・カー高校のフットボール部で監督をしており2012年には無敗で州内チャンピオンに輝くなど手腕を発揮。その手腕を買われルイジアナ工科大のコーチングスタッフに抜擢され、さらに昨年ルイジアナ州立大に引き抜かれたのです。

前述の通りニューオーリンズ近辺はルイジアナ州立大にとっては大事なリクルーティングエリアであり、これまで長い事この地域のトッププレーヤーをルイジアナ州立大に送り込んできました。それもこのエリアの高校のコーチたちとルイジアナ州立大、特に前コーチのレス・マイルズ(Les Miles)陣営との信頼関係があったからこそ。この信頼関係がオルジェロン体制で揺らぎ始めているのです。

ルイジアナ州立大のお膝元とも言えるニューオーリンズ市が同大学との関係を絶つ事は言葉では言い表せないぐらいダメージが大きいです。それは単にトップレベルのリクルート達を勧誘出来ないと言うことだけでなく、他のライバルチームに隙を与えることになるからです。例えばアラバマ大とかミシシッピ大とか周辺の強豪チームがルイジアナ州のタレントを奪っていくという構図が生まれます。

オルジェロン監督もこのピンチを十分理解しているという事で関係修復に走り回っているという事ですが、にもかかわらずニューオーリンズ市の黒人コーチ達は最終的に縁を切るかどうかを決める会議を数日中に開催するという事です。

一方でオルジェロン監督は新たにニューオーリンズ市のリクルート担当者を探しているということですが、この地域出身で現在メンフィス大のWRコーチであるデヴィッド・ジョンソン氏に白羽の矢を立てますが、現在のいざこざを承知しているジョンソン氏はこのオファーを拒否。確実に反オルジェロン監督の勢いは強まっているという事です。

この会議は今週木曜日(2月9日)に行われるという事ですが、果たしてルイジアナ州立大はこの大事なリクルーティングの土壌を失うことになるのか、それともオルジェロン氏が高校コーチ達とのわだかまりを解くことが出来るのか・・・。会議の行方が気になります。

この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加
RELATED POSTS 
関連記事

ANY GIVEN 
SATURDAY

全米カレッジフットボールファンサイト