Big Tenカンファレンスでは(というかどのカンファレンスでも)カンファレンスに所属するチームの中でその週で最も輝いていた選手に「週間MVP(Player of the Week)」が贈られます。通常オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと3部門に分かれているのですが、先週このうちの2部門を同一選手が獲得すると言う史上初の出来事が起きました。
先週コロラド大戦にて9つのタックル(その内3.5タックルがヤードロス)、 1つのQBサックを決めミシガン大の勝利に貢献したジャブリル・ペッパーズ(Jabril Peppers)が見事週間ディフェンスMVPに輝きましたが、この試合でペッパーズは54ヤードのパントリターンTDも決めており、これが評価され週間スペシャルチームMVPも送られました。同じ選手が同じ週に二つのMVPを獲得したのはペッパーズが始めての事です。
これまでペッパーズはFBSでトップとなる9.5つのタックルフォーロスを記録。さらにパントリターンでは全米4位となる平均21.6ヤードを稼いでいます。ラインバッカー、ディフェンシブバック、リターナーとマルチタレントなペッパーズは今季のミシガン大の目玉選手であります。
ひょっとしてハイズマントロフィーのダークホースになり得るかも?!ちなみに最後にディフェンシブプレーヤーがハイズマントロフィーを獲得したのはチャールズ・ウッドソン(1997年)ですが彼もミシガン大出身です。