レス・マイルズ(Les Miles)氏がルイジアナ州立大の監督の職を解かれてから数週間が経ちましたが、来年の職探しの為にマイルズ氏が動き出したようです。
その証拠として先日マイルズ氏は著名なエージェントであるトレース・アームストロング氏と契約を結んだそうです。アームストロング氏はオハイオ州立大のアーバン・マイヤー(Urban Meyer)氏、ノートルダム大のブライアン・ケリー(Brian Kelly)氏、ヒューストン大のトム・ハーマン(Tom Herman)氏らのマネージメントを務め、カレッジフットボール業界では大変な敏腕エージェントして有名です。
ルイジアナ州立大では11年間で114勝34敗、ナショナルタイトル1つにSECタイトルも複数獲得しているマイルズ氏はここ2年間チームが下降の一途をたどった責任を取る形で今シーズン途中にルイジアナ州立大から解雇されました。すでにマイルズ氏は来年もどこかのチームでヘッドコーチ業に復帰したいという意向を示していますので、アームストロング氏のコネとマネージメント力に頼り確実に来シーズンも現場に戻って来れるように作戦を練っているようです。
ルイジアナ州立大はマイルズ氏を解雇するにあたりバイアウト費として残りの契約年(6年間)の間に彼に960万ドル(約10億円)を支払うことで合意しているという事ですが、もし彼がどこかのチームに監督として就任することになるとこの額から新チームが支払うサラリーの分だけ減額されるという事です。
今のところマイルズ氏は何もしなくても家に居るだけで毎年133万ドル(約1億5000万円)が懐に入ってくる訳ですから、少しは羽を休めるのも悪くはないとは思うのですが、それを捨ててでも現場に戻りたいと思っているという事はよほどコーチングが大好きなのか、それとも職業病なのか・・・。個人的には彼の姿をいち早くサイドラインで見たいと思います。