9位:2000年度 フロリダ州立大(11勝2敗)
勝者:オクラホマ大(13対2)
1999年度に全米覇者となったフロリダ州立大は2000年度のBCSナショナルチャンピオンシップゲームにも駒を進め、2連覇をかけてオクラホマ大と相見えました。しかし13対2というナショナルチャンピオンシップゲームらしからぬスコアで敗れてしまったことで、チームのレジェンダリーヘッドコーチ、ボビー・バウデン(Bobby Bowden)元監督率いるフロリダ州立大の素晴らしいシーズンに幾ばくかの汚点を残す事となりました。
ハイズマントロフィー受賞QBクリス・ウィンキー(Chris Weinke)を擁したフロリダ州立大は開幕後5連勝を重ね、その間のトータルスコアは208対45と相手チームを圧倒。しかし6戦目のマイアミ大戦では語りぐさの「ワイドライトIII(Wide Right III:フィールドゴールが右に外れて負けた事から付いたあだ名。フロリダ州立大は過去にも同じようにキックを右に外し大事な試合を落とした事から。)にて3点差でライバルに惜敗。
しかしその後はチームを立て直し再び相手を圧倒する試合を見せ続け、最も点差が少なかったシーズンフィナーレのフロリダ大戦でも30対7と寄せ付けませんでした。
マイアミ大に1敗を喫したもののそれ以前と以後の試合では「フロリダ州立大ここにあり」という強さを見せ続け、見事BCSナショナルチャンピオンシップに駒を進めました。オクラホマ大と対戦したオレンジボウルでは全米ナンバーワンディフェンスの名に恥じぬ力でオクラホマ大オフェンスに13得点しか許しませんでしたが、残念な事にフロリダ州立大オフェンスもまたオクラホマ大ディフェンスに完全に押さえ込まれオフェンシブスコアはゼロに終わりました。
レギュラーシーズンでのマイアミ大、タイトルゲームでのオクラホマ大での敗戦を含めても全試合でフロリダ州立大は相手チームを平均4TD差でねじ伏せ、シーズン最終戦4試合中3試合で対戦したランクチーム(20位ノースカロライナ州立大、10位クレムソン大、4位フロリダ大)から勝利を奪った事を考えれば、連覇を果たせなかったとしても彼らの強さは折り紙付きだったと言えます。