1991年から1994年までコロラド大で活躍しその後NFLピッツバーグスティーラーズなどで11年間プレーしたQBコーデル・スチュワート（Kordell Stewart）氏ですが、コロラド大を去ってから22年経った今、ようやく大学の卒業証書を受け取ることが出来ました。
コロラド代で活躍したコーデル・スチュワート氏（#10）
大学4年まで通っていましたが、実は卒業まであと1単位足らなかったスチュワート氏。今回その1単位を取得し無事コミニュケーション学科の学士号を取得しました。
「やっと終わったよ。なんとかやるべき事を終えることが出来た。これで私の息子も胸を張ることが出来るだろうし、もし私の父が生きていたらきっとよろこんでくれていると思うよ。」とスチュワート氏はインタビューで語りました。
コロラド大在籍中はチーム史上最も華麗なプレーを披露した選手として知られ、大学生涯記録は6481パスヤード、1289ランヤード、トータル48TDと活躍。プロではスティーラーズにドラフトされ、シカゴベアーズ、ボルティモアレイヴンズを渡歩きトータル14746パスヤードに560ランヤードという数字を残しました。更には658レシービングヤードをも記録。その高い身体能力から「スラッシュ」というあだ名をつけられたほどでした。
大学を卒業せずにプロに挑戦していく選手は昔から山ほどいます。スチュワートのように何年も経っているにもかかわらず、学士号を取るために大学に戻って来るということは、それだけでそれが重要なことかを物語っています。スチュワートに関して言えば学士号などなくても生活に不自由することは無いでしょうから、これは彼のプライドとかやり遂げられなかった事を成すという気持ちの問題なのでしょう。
