カレッジフットボール界で栄華を誇るアラバマ大ですが、彼らに関する嫌なニュースが飛び込んできました。
アラバマ大ディフェンシブラインコーチのボ・デービス氏が突然チームを去ることが明らかになりました。理由は彼にリクルーティング違反の疑惑がかかったからです。
突然とはいうものの、彼がおこしたとされるルール違反に関してはNCAAからの通達でアラバマ大が内部調査を行っていたこともあり、一部ではすでに彼の退団は承知の事実だったようです。
過去2年間アラバマ大ディフェンシブラインを指揮してきたデービス氏の手腕は確かなもので、ご存知の通り強力なDLの育成に一役も二役も買っていました。2007年にヘッドコーチ、ニックセイバン(Nick Saban)監督が就任した当時にも彼のスタッフとして従事し、2010年には同じく強豪のテキサス大に転移しそこでもDLをコーチ。3年後にまたアラバマ大に舞い戻ってきたというわけです。さらに遡ればセイバン監督がアラバマ大就任以前のチーム、マイアミドルフィンズでもデービス氏はセイバン氏のスタッフとして従事しました。
昨年のアラバマ大ディフェンスは全米最多となる52つのQBサックを決め、デービス氏率いるDL陣のおかげで被ランヤードは全米トップとなる74ヤードと対戦相手オフェンスの脅威となりました。そんな強力なユニットの育ての親でもあるデービス氏が抜けるのは痛手ですが、このリクルーティング違反がアラバマ大自身にどう影響するかも非常に気になるところです。