QBの背番号といえば一桁の数字から大体「18」までが主に使われる数字です。しかしインディアナ大のリチャード・ラゴー(Richard Lagow)が背負う数字は「21」。 QBとしては非常に珍しい背番号ですが、一体なぜ彼は「21」という数字を選んだのでしょう?
その謎は彼のお姉さんキャサリンさんに関係があるそうです。
「『21』はサッカー選手である私の姉がつけていた番号なんです。子供の頃から背番号21をつけてプレーしていた姉の姿を追いかけているうちに自然と自分も21を選んでいたのです。知らないうちに自分も姉のようにプレーしたいと思うようにになっていたんでしょうね。」とラゴーは話していました。
姉のキャサリンさんは 2006年から2009年までルイジアナ州立大女子サッカー部で活躍。チームの3度のSEC西地区タイトルと3度の全米トーナメント出場に貢献しました。当時中学生だったラゴーはすでにフットボールをプレーし始めていましたが、もちろんその頃の彼の背番号も「21」です。
「『21』以外の番号はしっくりこないんです。この番号がQBとしては非常に珍しいのはわかっています。そのユニークさがとても気に入っています。『12』とか『14』とかありふれた番号はつまらないじゃないですか。」とラゴーはおどけてみせました。
因みに現在カレッジフットボールのルールではQBが使用して良い番号は1から49のどれかと定められています。もし仮にラゴーがプロリーグであるNFLでQBとしてプレーすることがあるとすれば残念ながら彼は背番号を変えなければならなくなります。NFLのルールではQBの背番号は1から19と決められているからです。