いよいよプレーオフ進出チームを決める上で重要な「カレッジフットボールプレーオフ(CFP)ランキング」が発表されました。このファイナルランキング(12月初旬発表予定)の上位4チームがプレーオフに進出を果たすわけで、これまで見てきたAPランキングはさほど重要ではなくなってきます。11月1日に発表された最新のCFPランキングをざっくりと見ていきたいと思います。
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上位4チーム
1. アラバマ大
2. クレムソン大
3. ミシガン大
4. テキサスA&M大
アラバマ大が首位なのはこれまでの推移を見れば当然です。2位にはAPランキングでは3位のクレムソン大がミシガン大を飛び越えて2位に。フロリダ州立大との接戦を制したことが評価されたということでしょうか。これでトップ2チームは昨年のタイトルゲームを戦った同一チームとなりました。もちろんまだ最大5試合を残していますのでこの順位はどうにでも入れ替わりますが、クレムソン大の今後のスケジュールを見ると彼らが残りの試合で負けることは考えられず、彼らのプレーオフ進出は確定といえるかもしれません。
アラバマ大は今週末ルイジアナ州立大と、そして最終戦でアーバン大との厳しい試合を控えます。まずはルイジアナ州立大とのアウェーゲームを乗り越えることが先決ですが、彼らが終盤で敗れればプレーオフを逃す事態につながりかねません。
3位のミシガン大は最終戦のオハイオ州立大戦が実質最大の壁といえます。昨年は溜飲を下げられましたが、今年こそはライバルを倒して悲願のプレーオフ進出を果たしたいところ。
そして4位には驚きのテキサスA&M大です。無敗のワシントン大を追い越して4位にランクインされたのには正直驚きを隠せません。これまでの戦いを振り返ると対戦当時ランクされていたUCLA(16位)アーカンソー大(17位)とテネシー大(9位)に勝ってはいますが、どちらのチームも現時点ではランク外に転落してしまいました。現在9位のアーバン大から奪った勝利は多少の評価をされてもいいかもしれませんが、当時のアーバン大と現在のアーバン大は見違えるように成長しており、もう一度両チームが対戦したとしたらひょっとしたらテキサスA&M大はリベンジを食らうかもしれません。そして2週間前にはアラバマ大に惨敗。ということで彼らが4位というのはいまいち理解できません。が、ファンとしてはこのようなサプライズがあったほうが楽しみが増えるというものですよね。
第2集団
5. ワシントン大
6. オハイオ州立大
ワシントン大はこれまでいまだ無敗。残りの試合の顔ぶれ(カリフォルニア大、サザンカリフォルニア大、アリゾナ州立大、ワシントン州立大)を見れば、戦いぶり次第で彼らがテキサスA&M大を追い抜く可能性は十分あります。
オハイオ州立大はライバル・ミシガン大さえ倒せばトップ4入りできそうですから彼らのプレーオフ進出のチャンスは十分残されています。
後続チーム達
7. ルイビル大
8. ウィスコンシン大
9. アーバン大
10. ネブラスカ大
11. フロリダ大
12. ペンシルバニア州立大
13. ルイジアナ州立大
14. オクラホマ大
これらのチームは上位チームが転げ落ちてこない限り上位進出は難しいかと思われます。ルイビル大、ネブラスカ大、フロリダ大は未だ1敗を守ってはいますが、チーム力並びに今後の対戦相手を見ると選考委員たちの心変わりを促すような試合があるとは考えづらいです。ネブラスカ大がもし今週末のオハイオ州立大に勝てれば話は別ですが、果たしてどうでしょうか。
残りのチームたちはすでに2敗していますので相当の助けが必要です。が、そのなかでもアーバン大とルイジアナ州立大はアラバマ大との対戦を残しており、もしそれぞれがこの試合に勝つようなことがあればひょっとするかもしれません。またオクラホマ大は現時点で14位ですがBig 12カンファレンスの優勝争いではトップを走っていますので、カンファレンス王者になればそれが評価されて上位に躍り出る可能性も捨てきれません。
今週末の試合後に発表される第2回のランキングはどうなっているか、今から楽しみです。