ヒューストン大がアップルホワイト監督を解雇


マイアミ大のリクト監督が引退を表明すれば、今度はヒューストン大が監督交代のアナウンスを行いました。しかし彼らの場合は監督の引退ではなく監督の解雇のニュースですが・・・。

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今季2シーズン目を終えたばかりのメジャー・アップルホワイト(Major Applewhite)監督ですが、8勝5敗という勝ち越しレコードで今季の全ての工程を終えたものの、この成績では満足できないと彼は大学から解雇を言い渡されてしまいました。

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今回たったの2年でクビを切られたヒューストン大のアップルホワイト監督

2017年にトム・ハーマン(Tom Herman、現テキサス大監督)の後を継いだアップルホワイト監督。初年度は7勝5敗とまずまずの出だし。そして今年は開幕からから7勝1敗と素晴らしい滑り出しを見せ、1試合平均得点が41点とアップルホワイト監督の腕前が光りだしたと思われました。しかしそこからチームは2連敗。それでも所属するAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)優勝決定戦に出場しますが、そこでもメンフィス大に52対31と惨敗。そして8勝4敗で出場したアームドフォースボウルでは陸軍士官学校に70対14という歴史的大敗を喫していました。

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2年間で15勝10敗という数字は決していい数字とはいえませんが、2年で監督を解雇してしまうほど最悪の数字とも思えませんが、かつて2011年から2014年までヒューストン大を指揮したトニー・レヴィーン(Tony Levine、現パデュー大OC)氏を解雇した際の理由が「8勝では満足できない」とした大学長の言葉をなぞるようにアップルホワイト監督も今季の8勝は監督の椅子を守るのに十分ではなかったようです。

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今季は新オフェンシブコーディネーターに元フロリダアトランティック大OCのケンダル・ブライルス(Kental Briles)を起用。そしてオフシーズンには大学側は彼をチームに引き止めるために「グループオブ5」チームでは最高額となるサラリーを用意しましたが、ブライルス氏は突如フロリダ州立大のOC就任のためにヒューストン大を去っていました。大学側はアップルホワイト監督の下で新OCを探すよりも、一層のことアップルホワイト体制をリセットしてしまおうという決断を下したわけです。

それにしてもたった2年で監督の首を斬るというのは行き過ぎている気がします。NFLでならばわからない話でもありませんが、カレッジレベルではリクルーティングで駒を揃え、コーチングしてチームを育成するのには少なくとも3〜4年はかかると思うのです。現在のチームにはアップルホワイト監督が直々にリクルートしてきた選手は半分もいないことでしょう。

しかもチームはスターQBデリック・キング(D’Eriq King)が怪我で本調子でなかったことや、次期NFLスター候補のDLエド・オリヴァー(Ed Oliver)も怪我でまともにチームに貢献することは出来ませんでした。にも関わらず2年でチームの舵を切るというのは忍耐力のなさに呆れさえしてしまいます。

ひょっとしたらアップルホワイト監督と上層部との間で軋轢が生まれていたとか・・・。

アップルホワイト監督は元テキサス大のスターQBで筆者は彼が現役時代にプレーしていたことをまだ覚えています。その彼はコーチングの道に足を踏み入れてからアラバマ大、母校のテキサス大、そしてヒューストン大でOCを歴任して晴れて初監督のチャンスをヒューストン大で得ることが出来ました。未だ40歳とまだまだこれからのアップルホワイト監督。いずれ何処かで再び監督に就く日が来ることでしょう。

ちなみにヒューストン大の次期監督候補にはウエストバージニア大ダナ・ホルゴーセン(Dana Holgorsen)監督、さらにはテキサス工科大監督で先日サザンカリフォルニア大の新OCに就任したばかりのクリフ・キングスバリー(Kliff Kingsbury)氏の名前が上がっているようです。しかし2年目に8勝を挙げても解雇されてしまうような大学に手を出す監督は中々度胸がある人物といえそうです。


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