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最新ランキングを分析〜第6週目〜

最新ランキングを分析〜第6週目〜

Top 25トップ10チーム同士の試合が3つも行われた先週末のカレッジフットボール第5週目。最新の第6週目のランキングではおのずとトップ10の順位に変化が現れ、また下位の顔ぶれも新顔が見られたり復活したチームがいたりと様々です。それでは早速最新ランキングの変動を見てみましょう。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

トップ2チームのアラバマ大オハイオ州立大はそれぞれ難なく5試合目を勝利で飾りました。故にこの2チームの順位は変動無し。

先週末は3位のルイビル大と5位のクレムソン大、4位のミシガン大と8位のウィスコンシン大、そして7位のスタンフォード大と10位のワシントン大がそれぞれ相見えました。結果クレムソン大、ミシガン大、ワシントン大が生き残り、その他のチームは今季初の黒星を喫したことになりました。

ラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)率いるルイビル大とデショーン・ワトソン(Deshaun Watson)率いるクレムソン大の大一番は予想通りの素晴らしい試合となり、またジャクソンとワトソンがそれぞれ期待を裏切らないパフォーマンスを見せてくれました。結果はクレムソン大が僅差でルイビル大を振り切り全勝を守りました。

ミシガン大ウィスコンシン大の戦いはディフェンスがものを言うロースコアゲームとなりましたが、ホームのミシガン大が14対7でウィスコンシン大を撃破。

この2試合の結果クレムソン大がミシガン大を追い抜き3位に浮上。ミシガン大は4位で順位は変わらず。クレムソン大がルイビル大と点の取り合いとなった事を考えると派手さではクレムソン大の勝利の方がインパクトが大きかったと言う事でしょうか。

クレムソン大に敗れたルイビル大は7位に転落。負けはしたものの全米3位に恥じないプレーを演じてくれたため彼らは10位以内に留まることになりました。一方のウィスコンシン大は8位から3つ順位を落として11位。オフェンスが何も出来ませんでしたが、ディフェンスがミシガン大の大量得点を許さずチームとしては11位という順位は妥当というところです。

7位のスタンフォード大を倒したワシントン大は一気に5位にまで上昇。ここ数年で一番の躍進の年となっているワシントン大ですが、この好調をどこまで維持出来るでしょうか。一方のスタンフォード大は今季初の敗戦を味わい15位にまで転落。昨年最終ラインキングで3位にまでたどり着いたスタンフォード大でしたが明らかにチームの総合力は昨年には及ばず、15位までの転落に異議はありません。

6位のヒューストン大は開幕戦でオクラホマ大を倒してからこの順位に上がって以来ずっと6位のままです。他のチームがビッグゲームを制して順位を追い越していく中、彼らはしばらく強豪チームとの対戦が無いので上位チームがずっこけない限りこの順位をさまようことになりそうです。

8位から14位までは下位からじりじりと勝利を重ね上昇してきたチームが並びます。

8位のテキサスA&M大はプレシーズンランクされていないのにも関わらず8位まで上がってきました。開幕時ランク外のチームとしては現在最高位に位置します。9位に戻ってきたのはテネシー大です。シーズン開始時には9位にランクされ期待度が高かったテネシー大は格下チームに苦戦し続けランクを大きく下げましたが、先々週にフロリダ大、そして先週に劇的なヘイルマリーパスでジョージア大を倒しようやくスタートラインに戻ってきました。SEC東地区争いで大きくリードしているテネシー大は今から首位のアラバマ大のクビを取ろうと舌なめずりしている事でしょう。

10位にはマイアミ大が入ってきました。新監督マーク・リクト(Mark Richt)監督の下チームの再生が着実に進んでいると言う事です。

12位のネブラスカ大もテキサスA&M大やマイアミ大と同じようにプレシーズンはランク外のチームでしたが開幕後5連勝でいよいよトップ10入りも間近となってきました。かつての古豪がここまで復活してくるとは誰も予想していませんでした。2年前にオレゴン州立大からマイク・ライリー(Mike Riley)監督を引き抜いたネブラスカ大の決断は今のところドンピシャであったと言えます。

13位のベイラー大は先週アイオワ州立大に大苦戦するもなんとか勝利を納め同順位を死守。今週末のカンザス大との対戦が終わるとそこからシーズン終了まで強敵との試合が目白押し。このスケジュールから生き残ることが出来れば彼らが上位に食い込む可能性は大いにありそうです。

14位には2敗のチームで最高位となるミシシッピ大がランクイン。フロリダ州立大とアラバマ大に敗れるもその他の試合での彼らの強さが認められここまで這い上がってくる事に成功しました。ただ彼らがこれ以上上を狙うなら上位チームが転がり落ちてくるのを祈るほかありません。

16位にはアーカンソー大です。今週末1位のアラバマ大との試合があり、もしこれに勝つことが出来ればかららの順位は大きく上がる事でしょう。一気にトップ10入りも不可能ではないかもしれません。自身のホームでアラバマ大を迎え撃つことが出来るのは大きな後押しです。

17位にはランク外からノースカロライナ大が飛び込んできました。開幕時にトップ25以内にランクインしていたノースカロライナ大でしたが初戦でジョージア大に敗れてランキングから遠ざかっていました。しかし先週末当時12位のフロリダ州立大に競り勝ったことで再びランク内に復活してきました。

18位のフロリダ大は先週23位から順位を5つ上げてきましたが、先週はヴァンダービルト大に13対6と辛勝したことを考えるとこの上がり幅は少々やり過ぎのような気もします。一方24位から同じく5つ樹2を挙げ19位に上がったのがボイジー州立大。彼らの今後のスケジュールを見れば全勝の確率は非常に高く、彼らがどこまで順位を挙げられるか見物です。

20位から25位までの6チーム中4チームがランク外からの参戦となります。

20位にはオクラホマ大。開幕時3位だったオクラホマ大はヒューストン大とオハイオ州立大に敗れ2敗目を喫し、さらに先々週は試合が無かったせいでランク外に落っこちてしまいました。が、先週21位だったテキサスクリスチャン大から勝利を奪いランキングに復活してきました。

21位のコロラド大は2005年以来久々のランクインを果たしました。唯一の敗戦であるミシガン大戦では途中まで五分の試合展開を見せ、そして先週はオレゴン大から勝利を奪う事に成功。この白星が今回彼らがランクインする大きな要因となったようです。

22位には未だ無敗のウエストバージニア大です。ただ彼らのカンファレンススケジュール(Big 12)は厳しくなる一方な為、今後どれだけランク内に留まれるかは分かりません。とりあえず今は無敗である事が評価されたのだと思います。

ノースカロライナ大にまさかの敗戦を喫してしまったフロリダ州立大は順位を11位も下げ23位に。カンファレンスレコードで2つ目の黒星と言う事でACCタイトル奪取のゴールは遠ざかってしまいました。これが原因で選手達のモチベーションが下がり敗戦を重ねなければ良いのですが。

24位のユタ大は先週末カリフォルニア大を相手に劇的な敗戦をしてしまいました。試合終了直前に相手陣内10ヤード以内まで攻め込み、TDを奪えば逆転勝利出来たにもかかわらず合計7度のチャンスをものに出来ず今季初黒星となりました。ただ彼らを倒したカリフォルニア大がランクされていないにも関わらず、そんなチームに敗れたのにランク内に留まることが出来たのはちょっと不思議に思えます。

そして25位にはバージニア工科大が2年振りにランクイン。第2戦目にブリストールモータースピードウェイでテネシー大と対戦した時に現れたきり全米の表舞台に出てきませんでしたが、今回久しぶりにランクインを果たした事で彼らが未だ健在である事を示すことが出来ました。

5チームが新たにランクインしたと言う事は他に5チームがランク外へ転落したと言うことになります。インディアナ大にまさかの敗戦を喫したミシガン州立大(17位)、サウスアラバマ大に大敗したサンディエゴ州立大(19位)、オクラホマ大に敗れたテキサスクリスチャン大(21位)、復活したかと思えばそれを維持出来ずにオクラホマ州立大に苦汁をなめさせられたテキサス大(22位)、そしてテネシー大にホームで大逆転勝利を許してしまったジョージア大(25位)がそれぞれランキングから姿を消しました。

ちなみにランク外ではありますがFBSの実質下部組織であるFCSに所属するノースダコタ州立大が46票獲得し票数で言えば全米29位という位置にいます。これはアーバン大、ジョージア大、オクラホマ州立大、ミシガン州立大よりも多く得票していることになり、「FBSバスター」ともいえる彼らの強さがFBS並みであることを証明しています。これは単純に快挙だと言えます。あとはテキサス大とユタ大というランクチームを倒したカリフォルニア大がランクされていないのは少し腑に落ちません。2敗した事が響いているのでしょうが・・・。

 

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