11月15日に今季第3回目となる「カレッジフットボールプレーオフ(CFP)ランキング」が発表されました。もうご存知かと思いますが、先週末に2位クレムソン大、3位ミシガン大、4位ワシントン大がそれぞれ敗れると言う大波乱が起きました。それが最新のランキングにどう影響するか注目が集まりましたが、トップの顔ぶれがどうなったのか早速見ていきましょう。
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上位4チーム
1. アラバマ大
2. オハイオ州立大
3. ミシガン大
4. クレムソン大
首位のアラバマ大はミシシッピ州立大に難なく勝利し再びトップランクをキープ。2位には先週5位のオハイオ州立大が上位3チームの敗戦の恩恵にあやかって上昇してきました。アイオワ大にまさかの敗戦を喫したミシガン大は結局先週と同じく3位をキープ。そしてピッツバーグ大に敗れたクレムソン大はランクを2つ落とすもトップ4チームに留まりました。
ミシガン大とオハイオ州立大は最終戦で直接対決することになっており、どちらが勝つにしろ負けた方はおそらく上位4チームから脱落する事でしょうから、現時点でのトップ4がこの4チームであったとしても最終的に同じ4チームが残留する事は考えづらいです。
第2集団
5. ルイビル大
6. ワシントン大
5位のルイビル大はACCチームですが、同じカンファレンス出身のクレムソン大との直接対決に敗れており、クレムソン大が勝ち進んでACCチャンピオンになるとACCチームから2チームがプレーオフ進出するのはいかがなものか、というような議論がわき起こる可能性を秘めています。が、上記のようにミシガン大かオハイオ州立大のどちらかが直接対決で敗れトップ4から脱落するとなればルイビル大が入れ替わりでプレーオフ進出を決めることになっても彼らの強さをすれば至極当然の事と言えそうです。6位のワシントン大が再びトップ4に返り咲くには残りのアリゾナ州立大とワシントン州立大、そしてPac-12チャンピオンシップにて圧倒的な強さを見せつけて勝ち選考委員会を唸らせる必要がありそうです。
後続チーム達
7. ウィスコンシン大
8. ペンシルバニア州立大
9. オクラホマ大
10. コロラド大
11. オクラホマ州立大
12. ユタ大
7位から12位のチームがプレーオフ進出に絡んでくるには上位6チームが崩れるようなミラクルが起きる必要があります。仮にそのような事態が起きたとすると、7位から12位のチームの中でそれぞれのカンファレンスを制することが出来たチームにプレーオフ進出の切符が手渡される可能性があります。
ウィスコンシン大はBig Ten西地区代表に十中八九なることでしょうから、東地区代表チーム(ミシガン大、オハイオ州立大、ペンシルバニア州立大のうちのいずれか)に勝ってカンファレンスタイトルをゲット出来れば可能性があります。同じ事がペンシルバニア州立大にも言えます。彼らが残りの試合を全勝とし、尚かつミシガン大がオハイオ州立大にやぶれると彼らが東地区を制することになりおそらくウィスコンシン大とBig Tenタイトルをかけて戦うことになります。これに勝つことが出来ればペンシルバニア州立大は選考委員会にいいアピールをすることが出来るはずです。
9位のオクラホマ大はカンファレンスレコードにおいて未だ無敗。このまま勝ち続けBig 12カンファレンスの覇者となればトータルで2敗しているとはいえカンファレンス内で無敗ということは評価されるべきです。11位のオクラホマ州立大にもカンファレンス優勝の可能性が残されていますが、彼らが優勝したとしてもそれがプレーオフ進出に見合うだけのものかといえばいまいち説得力に欠ける気がします。
10位のコロラド大と12位のユタ大にはPac-12タイトルゲーム進出の可能性が残されています。ただどちらがカンファレンスを制したとしてもプレーオフ進出に足るチームかといえばいまいちパンチ力に掛けるチームたちです。
ということで実質的にチャンスがあるのは9位のオクラホマ大までと言えるかもしれません。
ちなみに最新ランキングにおいて10位以内に実に4チームのBig Tenカンファレンス出身チームが入っています。ACCとPac-12は2チームずつ。そして以外にもこれまで栄華を誇ってきたSECからは首位のアラバマ大の1チームのみ。ここ10〜15年ほどはSECチームの独壇場でしたがその勢力図が変化してきたという事ですね。