ブリガムヤング大 (9勝4敗) |
7 | 3 | 7 | 7 | 24 |
ワイオミング大 (8勝6敗) |
0 | 0 | 7 | 14 | 21 |
雨の降りつける中行われた2016年度のポインセティアボウル。雨で滑りまくる中活躍したのはブリガムヤング大の4年生RBジャマール・ウィリアムス(Jamaal Williams)でした。雨のおかげでパスプレーが上手くいかない中地上戦で挑んだブリガムヤング大はウィリアムスが26キャリーで210ヤードを足で稼ぎ、また今回怪我で欠場したQBテイサム・ヒル(Taysome Hill)の代わりに出場したターナー・マンガム(Tanner Mangum)も1つランTDを決めて彼らが追いすがるワイオミング大を辛くも振り切り勝利を収めました。
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ウィリアムスにとっては今季6度目となる100ヤード以上のラン、そして2度目となる200ヤード以上のランを決め、4年生としてブリガムヤング大で最後の試合となった勝利に花を添えました。
試合は第1Q終了間際にゴールライン際からのマンガムのスニークが決まりブリガムヤング大が先制。第2QにFGを加えて10対0のブリガムヤング大リードで前半を折り返します。ワイオミング大も第3QにRBブライアン・ヒル(Brian Hill)の4ヤードランTDが決まりようやくこの日初得点。しかしブリガムヤング大もすぐさまこれに対応し、マンガムが放ったパスがワイオミング大ディフェンダーに防がれると思いきやWRターナー・バルダリー(Tanner Balderree)がこれを奪い返し再びTDを獲得します。
さらに第4Q突入時点で試合は17対7とブリガムヤング大が僅差でリードしていましたが、ワイオミング大QBジョシュ・アレン(Josh Allen)のパスをブリガムヤング大ディフェンスデイヤン・レイク(Dayan Lake)がインターセプト。この機を逃さずウィリアムスが36ヤードのTDランを決め24対7とブリガムヤング大がリードを広げこのままブリガムヤング大がすんなりと勝利を飾るものと思われました。
しかしワイオミング大も諦めず、アレンからWRターナー・ジェントリー(Tanner Gentry)への9ヤードパスと試合残り時間2分足らずに決まったジェントリーへの23ヤードパスで点差を3点差にまで縮めます。そしてブリガムヤング大の返しの攻撃ではワイオミング大ディフェンスが踏ん張り、ブリガムヤング大にファーストダウンを与えず残り1分35秒でワイオミング大が再びボールを奪い返しいよいよワイオミング大が奇跡の大逆転勝ちを見せるかとボルテージは急上昇。
アレンの1投目のパスが成功してワイオミング大オフェンスが敵陣32ヤード地点まで攻め込み、大逆転が現実的になりかけたその次のプレー。無情にもアレンのパスがブリガムヤング大のカイ・ナクア(Kai Nacua)にインターセプトされてしまい万事休す。最後の追い上げも射水のアワとなってしまったのでした。
ブリガムヤング大はこれで9勝目を挙げ上出来な今季は上出来なシーズンだったといえるでしょう。ウィリアムスは卒業していなくなりますが、マンガムは来年3年生としてチームに戻ってきます。一方のワイオミング大はこれで8勝6敗となりましたが、この敗戦を加味しても今季彼らにしてみれば予想以上に健闘したシーズンでした。この勢いを2017年度シーズンにも持ち越したいものです。