開催日:12月28日
開催地:ヤンキースタジアム(ニューヨーク州ブロンクス)
ピッツバーグ大 | ノースウエスタン大 | |
8勝4敗 | 戦績 | 6勝6敗 |
42.3 | 平均得点 | 25.6 |
35.6 | 平均失点 | 22.1 |
217.8 | 平均パスYD(攻) | 370.8 |
229.8 | 平均ランYD(攻) | 126.8 |
343.1 | 平均パスYD(守) | 283.6 |
108.9 | 平均ランYD(守) | 132.9 |
N・ピーターマン 2602YD/26TD/6INT |
QB | C・トーソン 2968YD/21TD/8INT |
J・コナー 1060YD/16TD |
RB | J・ジャクソン 1300YD/12TD |
J・ウェア 795/9TD |
WR | A・カー 1196YD/12TD |
試合展望
今年のピンストライプボウルに出場が決まったピッツバーグ大はシーズン中にペンシルバニア州立大とクレムソン大を倒す金星を獲得しました。ご存知の通りペンシルバニア州立大はBig Tenカンファレンスチャンピオンに輝き、クレムソン大もACCタイトルをゲットしてプレーオフに進出した強豪チーム。これらのチームから白星を奪ったピッツバーグ大はシーズン終了までに3連勝を果たして波に乗るチームです。
過去にミシガン州立大でディフェンシブコーディネーターをつとめた事のあるピッツバーグ大ヘッドコーチ、パット・ナドゥージ(Pat Narduzzi)監督はBig Tenチームに精通しているともいえます。チームのオフェンスは大量得点出来るユニットとして知られ、前述の3連勝中にはトータルで実に175点も叩き出しています。特にシラキュース大戦ではトータルヤードで644ヤード、スコアは驚きの76対61とまるでバスケットボールの試合のスコアのようでした。ただこの試合結果からも分かるようにディフェンス力はいまいち。特にパスに特化したチームには滅法弱いです。
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一方のノースウエスタン大の今シーズンは非常に出入りの激しいものとなりました。シーズン初旬にはトップ25位以内に食い込んだこともありましたが、オフェンス力が全く安定せず失速。しかし後半ようやく落ち着きを取り戻し、最終3戦中2試合で42点以上を挙げるまで復活し、最終戦のライバル・イリノイ大を倒して6勝目としなんとかボウルゲーム出場権を獲得しました。
シーズン中24点以上挙げた試合が6試合あると思えば、13点以下しか取れない試合も4試合もあったりとパット・フィッツジェラルド(Pat Fitzgerald)監督の頭を悩ませました。そんな中唯一安定して結果を出していたのがRBジャスティン・ジャクソン(Justin Jackson)。シーズンを通して稼いだ1300ヤードはカンファレンスで3位の数字です。
見どころはピッツバーグ大ディフェンスとジャクソンとの対決。前述の通りオフェンス力はあってもディフェンス力に不安が残るピッツバーグ大。しかしそのダメージは主にパスオフェンスに対するものでACC内では3位のランディフェンスを誇ります。これは1300ヤードラッシャーのジャクソンにとってはチャレンジとなりそうです。もしジャクソンがピッツバーグ大を足で崩すことが出来、さらに彼らの弱点であるパスディフェンスに付け入ることが出来れば6勝6敗のノースウエスタン大にもチャンスがあるかもしれません。
ピッツバーグ大は癌を克服し今季フィールドに復活したRBジェームス・コナー(James Conner)がNFLへ旅立つと言う事でこれがピッツバーグ大での最後の試合となります。精神的にもチームのリーダーとなったコナーの花道を飾る為にピッツバーグ大は全力を尽くしてこのボウルゲームに臨んでくるでしょう。ノースウエスタン大がそれに勝てるだけのモチベーションを持てるかどうか・・・。6勝6敗チームには少々難しいお題かもしれません。
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AGS予想勝者
ピッツバーグ大