カレッジフットボーラーなら誰しも夢見る最高峰の個人賞、ハイズマントロフィー。今年のハイズマントロフィー授賞式を今週末に控え、先日5人のファイナリストが決定しました。一体どの選手がこの栄冠を手にすることが出来るのでしょうか。
AGS版ハイズマントロフィー受賞者予想
本命:ラマー・ジャクソン(Lamar Jackson/QB/ルイビル大)
対抗:デショーン・ワトソン(Deshaun Watson/QB/クレムソン大)
単穴:ジャブリル・ペッパーズ(JabrilL Peppers/LB/ミシガン大)
注意:ベイカー・メイフィールド(Baker Mayfield/QB/オクラホマ大)
大穴:デイド・ウエストブルック(Dede Westbrook/WR/オクラホマ大)
シーズンを通して見てみると圧倒的にジャクソンが他の候補者達の追随を許さない感じが強いですが、果たして番狂わせは起きるでしょうか。ファイナリストに選ばれるだけでも名誉な事ですが、この5人の今季の働きを少し見てみたいと思います。
ラマー・ジャクソン
パス成功回数/投球数 | ヤード | TD/INT | レーティング |
135/247 (57.6%) | 3309 | 30/9 | 153.3 |
ラン回数 | ヤード | TD | 1キャリー平均 |
234 | 1538 | 21 | 6.6 |
寸評
- 走って投げれるハイブリッドQB
- パス・ラン合わせて合計51TDを記録
- パスとランそれぞれで最低20TD以上記録したのは元フロリダ大のティム・ティーボ(Tim Tebow)と元アーバン大のカム・ニュートン(Cam Newton)以来。ちなみにこの2人はそれぞれハイズマントロフィーを受賞
- 今季のマックスウェル賞、ウォルターチャンプ賞を受賞
- 最終2試合でチームは2連覇。特に最終戦のケンタッキー大戦ではジャクソン自身が3つのパスINTを犯す
デショーン・ワトソン
パス成功回数/投球数 | ヤード | TD/INT | レーティング |
329/487 (67.6%) | 3914 | 37/15 | 154.0 |
ラン回数 | ヤード | TD | 1キャリー平均 |
129 | 529 | 6 | 4.1 |
寸評
- 昨年のハイズマントロフィーファイナリスト
- ジャクソンと同じく走って投げれるハイブリッドQBであるが、今年は昨年よりもパス重視に
- ACC内でパス回数、パス成功回数、パスヤード、TD数全てにおいてトップ記録を獲得
- 今季のデーヴィーオブライエン賞、ジョニーユナイテス賞を受賞
- センセーショナルとなった昨年ほどのパフォーマンスを残せず、逆に今季はターンオーバーが増加
ジャブリル・ペッパーズ
タックル数 | サック数 | INT |
71 | 3.5 | 1 |
ラン回数 | ヤード | TD | 1キャリー平均 |
27 | 167 | 3 | 6.1 |
パントリターンヤード/TD | キックオフリターン/TD |
310/1TD | 260/0TD |
寸評
- 昨年のファイナリスト、スタンフォード大RBクリスチャン・マカフリーのようなマルチタレントプレーヤー。主なポジションはLB
- オフェンスでは主にショートヤードで起用される。パントリターンとキックオフリターンも担当
- 今季のポールホーナング賞を受賞
- もし受賞すれば同じミシガン大出身でディフェンス選手として初めてハイズマントロフィーを獲得したチャールズ・ウッドソン(Charles Woodson)氏以来ディフェンダーとして史上2人目の快挙に
ベイカー・メイフィールド
パス成功回数/投球数 | ヤード | TD/INT | レーティング |
235/330 (71.2%) | 3669 | 38/8 | 197.8 |
ラン回数 | ヤード | TD | 1キャリー平均 |
74 | 143 | 6 | 1.9 |
寸評
- パス成功率が70%を越える非常に正確なパサー
- オクラホマ大は今季Big 12カンファレンス戦で全勝しリーグ優勝に
- 1回のパス平均ヤード(11.1ヤード)は今季FBSで最高の数字
- シーズン序盤にチームが2敗してしまったせいで彼がクローズアップされたのは主に後半戦のみ。後半6試合では22TDに3INTと素晴らしい成績を残す
デイド・ウエストブルック
レシーブ回数 | ヤード | TD | 1レシーブ平均 |
74 | 1465 | 16 | 19.8 |
ラン回数 | ヤード | TD | 1キャリー平均 |
74 | 143 | 6 | 1.9 |
パントリターンヤード/TD | キックオフリターン/TD |
79/1TD | 227/0TD |
寸評
- メイフィールドに次ぎオクラホマ大から同時ファイナリスト入り
- レシーブTD16回は今季全米第4番目の記録
- シーズン最優秀WR賞であるビレンティコフ賞を受賞
- 12試合中8試合で100ヤード以上のレシーブヤードを記録
さて、今季のMVPと言えるハイズマントロフィーを獲得するのは一体誰になるでしょうか?