Big Tenカンファレンス所属のウィスコンシン大で1年生時から3年連続で先発QBを任されてきたアレックス・ホーニブルック(Alex Hornibrook)がチームからトランスファー(転校)し、大学最後のシーズンを他校で過ごすことを決意したようです。
3年間で26勝6敗という成績を持つホーニブルックは過去3年間ウィスコンシン大のオフェンスの指揮官としてスナップを受け続けました。自身のベストシーズンとなったのは2年生だった2017年度シーズンで、チームは13勝1敗としホーニブルック自身も25TDを稼ぐなど貢献しましたが、昨年は怪我にも泣かされ13TDに11INTと冴えませんでした。
ウィスコンシン大から転校することを表明したホーニブルック
決してスーパースターというQBではありませんでしたが、それでも3年間もオフェンスのリーダーとしてフィールドに立ち続けたホーニブルックのトランスファーには多少の驚きを感じました。
ホーニブルックから転校の意を伝えられたポール・クリスト(Paul Chryst)監督は以下の声明をのこしました。
「アレックスはここ最近のチームの栄光に大いに貢献してくれました。我々は彼に感謝の意を表し、今後の彼の行く末に期待したいと思います。
今年5月にはウィスコンシン大のビジネススクールから卒業することになっており、そうなればホーニブルックは新天地で即プレーが可能となります。
大学通算5438ヤード、47TD、33INTという数字を残したホーニブルック。ターンオーバー数の多さが目立ちますが、3年間Big Tenカンファレンスで揉まれたという経験値は何物にも代えがたいものです。気になるのは昨年負った脳震とう(Concussion)の具合。ボウルゲームも含め3試合をこの怪我のせいで欠場せざるを得ませんでしたが、果たして新天地でその影響なくプレーすることが出来るでしょうか。
ホーニブルックが去ったウィスコンシン大では彼が怪我で欠場中に先発を任されたジェイク・コーン(Jake Coan)が健在ですが、2019年の新入生で4つ星評価を受けているグラハム・マーツ(Graham Mertz)にも期待が寄せられているところです。