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2024年度第14週目の見どころ

2024年度第14週目の見どころ

今季もいよいよレギュラーシーズン最終節。この週末は各地で宿敵同士が対決する「ライバリーウィークエンド」ですが、各カンファレンス優勝争い、およびCFP(カレッジフットボールプレーオフ)進出レースにおいても佳境。今週末の結果次第でそのレースに絡んでいるチームたちの命運が決まります。

そんな第14週目の注目の試合を簡単にご紹介します。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

#3 テキサス大 @ #20 テキサスA&M大

SEC(サウスイースタンカンファレンス)の優勝決定戦、並びにプレーオフ出場の上で重要なマッチアップがこの試合。

この両チームはテキサス州にキャンパスを持つ大学同士のライバル関係にありましたが、2011年にテキサスA&M大Big 12カンファレンスからSECに移籍したことでその関係が途絶えていました。しかし、今年からテキサス大がSECに移籍してきたことでこのライバリーが復活。しかもこの試合の勝者がSEC優勝決定戦に出場するということで、このマッチアップは今週末の最大の目玉のゲームとなります。

テキサス大はここまでジョージア大に敗れた1敗を守り続け全米3位。ストレングス・オブ・スケジュールが全米37位とそこまでチャレンジングなスケジュールをこなしてきたわけではありませんが、オフェンス畑を歩いてきたスティーヴ・サーキジアン(Steve Sarkisian)監督の抜群のスキームで全米優勝候補の1チームに数えられています。

テキサスA&M大はノートルダム大に開幕戦で敗れるもそこから7連勝して全米10位に浮上。しかしサウスカロライナ大に敗れ、さらに先週アーバン大にも黒星を喫して3敗。ただ前述の通りこのテキサス大戦に勝ちさえすれば自身初のSEC優勝決定戦出場の切符を手に入れることができます。

テキサスA&M大は4度のOTの死闘の末に敗れたアーバン大戦での敗戦を引きずることなく本領発揮でいるか。この試合がホームのカイルフィールドでの開催が大きな強み。また2010年以来のライバルチームであるテキサス大からの勝利も当然大きなモチベーションになるでしょう。特にすでにSECに13年所属しているテキサスA&M大がSECの新参者であるテキサス大に先に優勝決定戦に進出されるのは屈辱でしか無いはずです。

テキサス大にとってはおそらく勝っても負けてもプレーオフ進出の確率は高いですが、現在CFPランキング20位のテキサスA&M大がプレーオフに進出する唯一の方法は、SECチャンピオンになってカンファレンス優勝チームの自動出場枠を獲得するのみ。

果たして勝利の女神はどちらに微笑むか・・・


その他の注目の試合

ワシントン大 @ #1 オレゴン大

今季からBig Tenカンファレンスに加入したばかりのオレゴン大ワシントン大ですがそれまで所属していたPac-12カンファレンス時代から隣の週同士のライバル関係として知られています。オレゴン大はこの試合の結果にかかわらずBig Tenカンファレンス優勝決定戦進出が決まっています。ワシントン大としては憎きライバルに一泡吹かせることが出来るか?

ミシガン大 @ #2 オハイオ州立大

The Game」として知られる、カレッジフットボール界随一のライバリー。

ミシガン大は前監督のジム・ハーボー(Jim Harbaugh)氏の元で対オハイオ州立大戦3連勝並びにBig Tenタイトル3連覇。さらに昨年は全米制覇を果たしたチームです。が、ハーボー氏がLAチャージャーズの監督に就任するためにチームを去り、シェロン・モアー(Sherone Moore)新監督体制となった今季はすでに5敗と苦戦中。

そんなミシガン大に対し、現在同カード3連敗中のオハイオ州立大が負けることは許されない・・・そんな空気が流れています。カンファレンスタイトルを取るのと同じくらいミシガン大に勝つことが重要とされる中、ここで負けることがあればライアン・デイ(Ryan Day)監督の去就問題に関わってくる・・・かも。

#5 ノートルダム大 @ サザンカリフォルニア大

こちらもれっきとした、カレッジフットボール界を代表するライバリー。

ノートルダム大は2戦目にノーザンイリノイ大という格下チームに敗れるもその後破竹の9連勝中。無所属であるためにカンファレンス優勝決定戦出場などはなく、この試合がレギュラーシーズン正真正銘最後の試合。おそらく負けてもボロ負けでない限りプレーオフ進出はあり得ると思いますが、必ずしもストレングスオブスケジュールが強いわけではなく・・・。

#6 マイアミ大 @ シラキュース大

マイアミ大はこのシラキュース大戦に勝てばACC(アトランティックコーストカンファレンス)優勝決定戦進出を決め、すでに出場が決まっているサザンメソディスト大と対戦。負ければクレムソン大がタイトルゲーム出場となります。

#8 テネシー大 @ ヴァンダービルト大

どちらもテネシー州にキャンパスを置くチーム。総合対戦成績は78勝32敗5分けとテネシー大が圧倒的にリードしていますが、今年のヴァンダービルト大は対戦当時1位だったアラバマ大を倒すなどこれまでとは一味違うチーム。すでに2敗しているテネシー大がここで3敗目を喫するとプレーオフ進出に赤信号が灯るかも・・・。

#15 サウスカロライナ大 @ #12 クレムソン大

サウスカロライナ州内の覇権を争うライバリー。サウスカロライナ大はアラバマ大に敗れてから5連勝中で現在カレッジ界で最も勢いのあるチームの1つ。一方のクレムソン大はCFP出場範囲のギリギリ外側にいるチーム。まずこの試合に勝って上位チームが転がり落ちるのを待ちたいところ。

アーバン大 @ #13 アラバマ大

ミシガン大vsオハイオ州立大のライバリーと並び称される、カレッジ界を代表するライバリー。先週オクラホマ大にまさかの敗戦を喫してプレーオフ出場圏外へ落ちてしまったアラバマ大。クレムソン大と同じく上位がコケるのを祈るばかりですが、まずはこのアーバン大戦を手中に収めるのが先決。そのアーバン大は先週テキサスA&M大から金星を得て5勝目となり、ボウルゲーム出場への最低条件である6勝を得るためにはこの「アイロンボウル」に勝利する必要があり、モチベーションは高まっているはずです。

#16 アリゾナ州立大 @ アリゾナ大

アリゾナ州内のライバリー。「テリトリアル・カップ」をかけて争われます。アリゾナ州立大が勝てば晴れてBig 12カンファレンスタイトルゲーム進出が決まります。

#24 カンザス州立大 @ #18 アイオワ州立大

こちらもBig 12カンファレンス戦の重要ゲーム。アイオワ州立大はカンザス州立大に勝ち、さらに下記のいずれかの条件が揃うとタイトルゲーム出場です。

  • BYU、ウエストバージニア大、アリゾナ大のいずれかが勝つ、もしくは・・・
  • ベイラー大とシンシナティ大が同時に勝つ

ヒューストン大 @ #19 ブリガムヤング大

こちらの試合もBig 12カンファレンスのタイトルレースに関わる試合。ブリガムヤング大(BYU)がヒューストン大に勝ち、さらに下記のいずれかの条件が揃うとBYUが優勝決定戦進出です。

  • アイオワ州立大が負ける、もしくは・・・
  • アリゾナ州立大が負ける

ちなみに、すでに金曜日にオクラホマ州立大を52対0で完封勝利したコロラド大がタイトルゲームに出場するには・・・

  • アリゾナ州立大、アイオワ州立大、BYUの3チームのうち2チームが敗れる、もしくは・・・
  • BYUとウエストバージニア大が敗れる
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