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2022年度第6週目レビュー

2022年度第6週目レビュー

2022年度第シーズンも第6週目を終え、いよいよレギュラーシーズンの半分を終えたことになります。開幕時の全米ランキングで顔を連ねていた面々と比べるとトップチーム以外は結構顔ぶれが変わっているように思えます。今後もさらにそういったチーム同士の対戦が待っており、その結果次第でランキングの様子はどんどん変化していきます。

そんな中行われた第6週目のカレッジフットボールでも引き続きトップを狙うチームたちのサバイバルゲームが繰り広げられました。あるチームは生き残り、またあるチームは敗れて戦線から離脱・・・。今後もこのフィルタリングが続いていくわけですが、今回ここではこの第6週目に行われた試合の中から特に気になったランカーチームの行方を追いかけてみたいと思います。

#17テキサスクリスチャン大38、#19カンザス大31

今季ここまで無敗同士でBig 12カンファレンスに所属するチーム同士の戦い。特に2009年以来勝ち越しから遠ざかってながら今季開幕後5連勝を飾って全米ランキングにも登場したカンザス大は全米中の注目を浴びていますが、その証拠に米スポーツ専門局「ESPN」の名物プリゲームショーである「College Gameday」もわざわざカンザス大キャンパスにやってきて試合前の生放送を行っていました。

どちらも先週まではランク外チームだったわけですが、そんな話題の2チームのマッチアップはただ話題を振りまくだけのものではなく、実際の試合自体もその期待を裏切らないすばらしいものになりました。

テキサスクリスチャン大(TCU)はQBマックス・ドゥーガン(Max Duggan)、カンザス大はQBジェイロン・ダニエルズ(Jalon Daniels)という走って投げれる選手に率いられるチーム。果たしてどちらのチームがより多くのスコアを奪えるのかに注目が集まりました。

ただそのダニエルズは第1Q後半に肩に怪我を負ってしまい途中退場。彼の代わりには昨年までチームの先発QBだったジェイソン・ビーン(Jason Bean)が登場しますが、ここまでのカンザス大の快進撃を支える一人だったダニエルズの退場でカンザス大には早くもピンチが訪れたかと思われました。

ただ、予想外にこのビーンが大活躍。ダニエルズが退いたあとに4つのTDパスを成功させるなどして得点を重ねていくTCUと点の取り合いを演じます。この2チームは最後まで見ごたえのあるガチンコ勝負を繰り広げたのでした。

その激戦を制したのはTCU。31対31のタイスコアで迎えた試合大詰め、残り時間4分を切ったところで攻撃権を得たTCUはドゥーガンとRBケンドル・ミラー(Kendre Miller)のランでカンザス大陣内を急襲。そして最後はドゥーガンからWRクエンティン・ジョンストン(Quentin Johnston)へのここしかないという針の糸を通すかのようなパスをエンドゾーンで決めて勝ち越し。これが決勝点となってTCUが無敗を守り、カンザス大についに今季初の黒星が付きました。

カンザス大はオフェンスの面でTCUに見劣りすることはありませんでしたが、試合前から懸念されていたとおり、ディフェンシブバックフィールドでのTCUのスキルポジョションプレーヤーたちとのマッチアップで劣勢を強いられているように見えました。ミドルレンジに放り込まれたパスを受けたレシーバー陣をあと少しでも止められていたらまた結果は変わっていたのかもしれません。

とはいえ、スピード感あふれるオフェンスを擁するTCUと互角に戦えたことからも、今年のカンザス大がマグレで開幕後5連勝をかざったのではないことが証明されたと思います。そしてそんなチームを後押しするために集まった超満員のファンたちは負けたとはいえ大健闘した選手たちに惜しみない拍手を送っていました。なかなかカレッジの世界でも見ることのないこのシーンには胸を熱くされましたね。


#1アラバマ大24、テキサスA&M大20

開幕前のオフシーズンに監督同士の場外喧嘩があったことで前々から何かと注目を集めていたこのマッチアップ。しかしながらその監督同士がある意味仲直りし、しかもテキサスA&M大が苦戦していたため、いざ試合を迎えるにあたりその注目度は減ってしまっていたのですが、蓋を開けてみれば大接戦となり最後の最後まで試合の行方がわからないという手に汗握る展開になりました。

アラバマ大はエースQBブライス・ヤング(Bryce Young)が前戦のアーカンソー大との試合で右肩を地面に強打し途中退場。そしてこのテキサスA&M大戦にも欠場ということで、先発を任されたのはジェイレン・ミルロー(Jalen Milroe)でした。

元々テキサス大行きを公言していたものの心変わりしてアラバマ大に進学した1年生のミルローはアーカンソー大戦でも見せた通りどちらかというと走るタイプのQB。しかも早い上にムキムキで(笑)ヤングが先発時のオフェンスと比べてどうなるかに興味がそそられましたが・・・。

さすが初先発ゲームということもあったのか、パサーとしてはポケット内でターゲットを探す時間が長く判断が遅れてスクランブルする場面が多くみられ、その結果2つもファンブルを犯すという失態。しかもその2つとも相手に得点に結びつけられるという最悪な結果となり、さらにはパスINTも記録してアラバマ大は思ったよりもボールを動かせませんでした。

ただ、ディフェンスが踏ん張って相手QBヘインズ・キング(Haynes King)に度重なるプレッシャーを浴びせ、相手の3rdダウンコンバージョンを17回中5回しか許さなずオフェンスのスコアリングを待ちます。その中心人物となったのがLBウィル・アンダーソン・Jr(Will Anderson Jr)。この日はQBサックこそ記録しなかったものの、QBハリーが脅威の8個と相変わらずの実力を見せていました。

試合の方は後半攻めあぐむアラバマ大に対してテキサスA&M大が2つのFGで24対20と点差を詰め、試合残り時間4分を切ったところで攻撃権を得たアラバマ大がとどめの点を入れたいところでしたが、自陣奥深くでの3連続ランプレーで1stダウンが奪えず残り時間2分を切ったところでテキサスA&M大は絶好のチャンスを手に入れます。

自陣29ヤードからの最後のドライブを敢行したテキサスA&M大は途中1年生WRイヴァン・スチュワート(Evan Stewart)の2つの好プレーでアラバマ大陣内レッドゾーンへ一気に攻め込みます。

そして試合は最終局面。残り時間10秒を切ったところでテキサスA&M大のQBキングがエンドゾーンへパスを放るもDBジョーダン・バトル(Jordan Battle)がインターセプト。これで試合が終わったかに思われましたが、ディフェンシブホールディングの反則が取られてテキサスA&M大は残り3秒で2ヤードラインからという最後のチャンスを得ます。

TDで逆転勝利となるところでしたが、キングが右側エンドゾーンへ放ったパスはオフターゲットでインコンプリート。そのまま試合終了となり、テキサスA&M大の2年連続アップセットの希望は潰えアラバマ大がかろうじて勝利を手に入れました。

アラバマ大はやはりこの試合でQBヤングの欠場が大きく響きました。ミルローとのパフォーマンスの差は明らかでヤングがいたらアラバマ大ももう少し楽に勝てていたかもしれません。ただ同時にLBアンダーソンのディフェンス面での貢献度の大きさも際立ち、彼の凄さを再確認するにはいいゲームとなりました。

負けたテキサスA&M大は先発の座を剥奪されていたキングが局面で非凡な才能を見せ、また1年生WRスチュワートはこの日106ヤードといい数字を残しスキルポジションで火力の無さが指摘されていたチームに一筋の光を見出してくれました。こういった試合展開を見せることができるテキサスA&M大ですが、それがコンスタントに出てこないところが彼らの課題だと言えそうです。

#2ジョージア大42、アーバン大10

深南部最古のライバリー(Deep South’s Oldest Rivalry)」という別称を持つこの著名なライバルゲーム。今年で127回目を迎える対決となったこの試合ですが、スコアからも分かるとおり全米2位のジョージア大の圧勝で幕を閉じました。

ファーストダウン数、3rd/4thダウンコンバージョン、パスヤード、ランヤード、ペナルティー、ボール所有時間、どれをとってもジョージア大アーバン大を圧倒。トップ2のQB(T.J.フィンリーザック・カルザダ)を怪我で欠く中で登場した3枚目のQBロビー・アシュフォード(Robby Ashford)には全米トップレベルのディフェンスは荷が重すぎました。

ジョージア大はパスオフェンスにおいては208ヤードと並のプロダクション(ゼロTD)でしたが、292ヤードをグラウンドアタックで稼ぎ、さらに前述の強力オフェンスをしてアーバン大を封じ込めるのには十分でした。

アーバン大はこれで3勝3敗(SEC戦は1勝2敗)。今季2シーズン目ながら既に去就問題に発展しているブライアン・ハーシン(Bryan Harshin)監督ですが、強敵のジョージア大が相手でありQBが手薄であることはあったとしても、完敗続きで後が無いのは紛れもない事実。あとは奇跡でも起きない限り話の論点はハーシン監督が解雇されるかどうか、ではなくハーシン監督がいつ解雇されるか、に絞られて来そうです・・・。

#3オハイオ州立大49、ミシガン州立大20

全米3位のオハイオ州立大ミシガン州立大キャンパスに乗り込んだこの試合は大方の予想通りオハイオ州立大が49対20とダブルスコア以上の差をつけて圧勝。力の差をアウェーで見せつけました。

前半から飛ばすオハイオ州立大はハーフタイムの時点で35対13とリードをつけ、その勢いは第3Qも止まらずにさらに2つのTDを記録して大勝。QB C.J.ストラウド(C.J. Stroud)が361ヤードに6TDを獲得。この6TDはオハイオ州立大において1試合での最多TD数。また大学生涯通算TD数が64個となり、現在シカゴベアーズに所属するジャスティン・フィールズ(Justin Fields)を抜いて2位に躍り出ました(1位は104個のJ.T.バレット)。

また偉大なる父マーヴィン・ハリソン(Marvin Harrison)の実子であるマーヴィン・ハリソン・Jr(Marvin Harrison Jr)も大活躍。キャッチ数が7回でトータルで118ヤードに3TD。特に3つ目のTDキャッチは目を疑うほどのスーパーレシーブでした。

一方のミシガン州立大は攻守ともにオハイオ州立大に対抗する術を持ち合わせておらず、昨年の躍進で盛り上がっていたモメンタムは完全に消し去られてしまいました。その証拠にミシガン州立大のホームゲームなのに

ファンにも既に愛想をつかれたのか・・・?

#4ミシガン大31、インディアナ大10

全米4位のミシガン大は敵地でインディアナ大と対戦しこれを31対10で撃破。連勝記録を6に伸ばしました。

立ち上がりはスローなスタートで前半は10対10と同点。思いのほかインディアナ大ディフェンスがミシガン大オフェンスを止めることに成功し、ミシガン大は歯切れの悪い展開に追われますが、後半になるとインディアナ大のディフェンス陣が息切れを始め、それに合わすようにQB J.J.マッカーシー(J.J. McCarthy)の3つのTDパスが決まってインディアナ大を突き放し、終わってみれば21点差で快勝を収めました。

この試合ではチームの元スターRBでRBコーチを務めているマイク・ハート(Mike Hart)氏がサイドラインでてんかんを引き起こして卒倒。急遽救急チームが彼をストレッチャーで病院へ搬送するというシーンもありました。

幸い大ごとにはならなかったようですが、前半スローになったのは少なからずこのことが影響していたのかもしれませんね。そしてRBブレイク・カーラム(Blake Corum)は自身のポジションコーチのためにも、と思ったのかどうかはわかりませんがこの日は124ヤードに1TDの激走を見せていました。

#5クレムソン大31、ボストンカレッジ3

全米5位のクレムソン大ボストンカレッジと対決。立ち上がりこそボストンカレッジとどんぐりの背比べを続けましたが、前半終了間際にRBウィル・シプリー(Will Shipley)の1ヤードTDランが決まると後半はそのままの流れで21連続得点。最終的には31対3とボストンカレッジを寄せ付けずに彼らも無敗を守りました。

先週のノースカロライナ州立大戦でもクレムソン大は前半僅差のスコアに甘んじるなどスタートダッシュが苦手なようですが、大きなミスをしないオフェンス(QBのD.J.ウイアンガラレイは1INTを犯しはしましたが)と強固なディフェンスがジリジリと相手を追い詰めていくという展開は変わらないようです。

オフシーズンにはOCだったトニー・エリオット氏(バージニア大監督に就任)、DCだったブレント・ヴェナブルズ氏(オクラホマ大監督に就任)を失い、代わりにOCブランドン・ストリーター(Brandon Streeter)氏とDCウェス・グッドウィン(Wes Goodwin)氏を内部で昇格させましたが、クレムソン大は快進撃を続け一方でエリオット氏とヴェナブルズ氏がそれぞれの新チームで苦戦しているのは皮肉なものです。

#6サザンカリフォルニア大30、ワシントン州立大14

全米6位のサザンカリフォルニア大ワシントン州立大とのPac-12カンファレンス戦に挑み、これを30対14で制しましたが、彼らもまた相手を突き放すまで時間がかかりました。

今季調子のいいワシントン州立大は試合前からサザンカリフォルニア大に太刀打ちできるだけの力を持っていると思っていましたが、その通り前半には一時彼らがリードを奪うなどし、前半はサザンカリフォルニア大が17対14の僅差のリードで折り返します。

しかし後半になるとようやくリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督およびQBケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)のオフェンスが目を覚ましボールを動かし始めます。第3QにウィリアムスからWRマリオ・ウィリアムス(Mario Williams)への24ヤードパスが決まり、さらに2つのFGを決めてワシントン州立大を突き放し勝利を収めました。

ちなみにこの2人はオクラホマ大時代のチームメイト。ライリー監督がサザンカリフォルニア大に移籍した際に後を追ってついてきた選手たち。オクラホマ大が失墜する中(後述)、そのオクラホマ大から移ってきた選手やコーチを中心にサザンカリフォルニア大が躍進しているのを見るのはなんとも残酷な現実といえます。

#8テネシー大40、#25ルイジアナ州立大13

今季ここまで絶好調の全米8位テネシー大が先週今季初めてランクインしてきた全米25位のルイジアナ州立大と対決。SEC(サウスイースタンカンファレンス)内の大御所同士の対決としてある程度の注目は浴びていましたが、試合の方はテネシー大が圧勝。敵地だというのに彼らのアイコニックな曲である「ロッキートップ」が鳴り響き続けていました。

今年2年目となるジョシュ・ハイペル(Josh Haupel)監督の織りなすハイテンポのRPOアタックはこの日も健在。それを率いるQBヘンドン・フッカー(Hendon Hooker)は239ヤードに2TDのパス、56ヤードのランを記録。また彼からのハンドオフの受け手となるRBジャバリ・スモール(Jabari Small)は127ヤードのランに2TD。そして元5つ星のWRブルー・マッコイ(Bru McCoy)は自身ベストとなる140ヤードのレシーブを記録しました。

マッコイはかつてサザンカリフォルニア大→テキサス大→サザンカリフォルニア大と渡り歩き、サザンカリフォルニア大で問題を起こして無期限謹慎処分に処され、その後テネシー大にやってきた選手。一つの場所に定まることができない人物というレッテルを貼られていましたが、ようやくテネシー大という落ち着ける場所を見つけて才能を発揮しています。

ルイジアナ州立大はQBジェイデン・ダニエルズ(Jayden Daniels)が奮闘するもラインプレーでテネシー大に圧倒され、ダニエルズが300ヤード以上のパスを投げるものの、得点につながったのはスターWRケイション・ブーテ(Kayshon Boutte)へのTDのみ。ディフェンスはテネシー大選手たちを全くもってタックルできずにやられ放題。今季初陣となっているブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督の色に染まるまではまだ時間がかかりそうです。(染まる日が来るのかな?)

テネシー大はこれで5勝無敗。これ以上な状態でいよいよ次戦のライバリーであるアラバマ大戦を迎えます。

#18 UCLA 42、#11 ユタ大 32

今季無敗の快進撃を続けるチームの一つにPac-12カンファレンスのUCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)がありますが、全米18位にいきなり飛び込んできた彼らは全米11位のユタ大との対戦を迎えました。

試合の方は観る者を飽きさせない非常に見応えのあるものに。UCLAのQBドリアン・トンプソン・ロビンソン(Dorian Thompson-Robinson)とユタ大のQBキャメロン・ライジング(Cameron Rising)の投げ合い・走り合いはもとより、スキルポジション同士の腕の見せ合いもよかったです。

ただこの日は順位で下回っていたUCLAが魅せてくれました。

トンプソン・ロビンソンは299パスヤードに4TDを記録しただけでなくランでもTDを一つ獲得。ちなみに彼はこの日4つのパスTDを奪ったことで大学通算TD数が76個となり、UCLAでの最多パスTD数保持者となりました。

またミシガン大からの転校生RBであるザック・シャーボネット(Zach Charbonnet)は自身最多となる1試合合計198ランヤード(1TD)を記録。100ヤード越えのランを記録するのは今季彼にとってこれはすでに4度目のこと。トンプソン・ロビンソンのパスとシャーボネットの効果的なランが今季のUCLAオフェンスの好調の源です。

一方のライジングはこの日287ヤードのパス、さらに59ヤードのラン(2TD)を記録。パスINTを序盤に放るなど出だしはスローでしたが、徐々に調子を上げてユタ大オフェンスの追撃を指揮しました。またRBタヴィオン・トーマス(Tavion Thomas)も91ヤードに1TDと気を吐き、さらに試合終了間際にDBクラーク・フィリップス(Clark Phillips)がトンプソン・ロビンソンのパスをインターセプトして80ヤードのリターンTDを決めて1スコア差まで詰め寄りましたが、オンサイドキックは失敗に終わり試合終了となったのでした。

UCLAは対ユタ大戦での連敗記録を5で止めることに成功。また無敗を守って6勝0敗。彼らが開幕以来6連勝を飾るのは2005年度シーズン以来のことです。今年で5年目となるチップ・ケリー(Chip Kelly)監督にとって全米11位チームのユタ大を倒したのはUCLAで指揮をとるようになって以来最大級の白星。最初の数年こそ負け越しが続き、ケリー監督の手腕に疑問を覚える人も少なくなかったと思いますが、いよいよ今季はPac-12カンファレンスの優勝レースに本格的に絡んでいけるチームとなりました。

#12 オレゴン大 49、アリゾナ大 20

全米12位のオレゴン大アリゾナ大とアウェーで対決。相手を全く寄せ付けずに49対20で快勝。開幕戦でのジョージア大との敗戦以来5連勝を飾っています。

この日はオレゴン大のグラウンドアタックが炸裂。QBボ・ニックス(Bo Nix)が70ヤードに3TDを稼ぐとRBノア・ウィッティントン(Noah Whittington)が92ヤードに1TD、そのほかにも3人が1つずつランTDを奪い、チーム合計7つのTDをランで量産。またパスTDはなかったものの、ニックスは274ヤードをパスで記録。アリゾナ大に付け入る隙を与えずにカンファレンス戦績を3勝0敗としました。

アーバン大からの転校生であるニックスはジョージア大戦以来水を得た魚のように彼の持ち味を発揮。アーバン大では4年間プレーしましたが、古巣での活躍と比べると人が変わったかのようなプレーをし続けています。アーバン大の顔として長きに渡りQBを務めていたため、彼がオレゴン大に転校することを決めた時は様々な声が上がりましたが、そのアーバン大が現在下降の一途を辿っているのを見ると、ニックスの転校という決断は英断だったのだと思わされますね。

サウスカロライナ大 24、#13ケンタッキー大 14

SEC東地区チーム同士の対決はここまでなかなか調子が出なかったサウスカロライナ大が敵地のケンタッキー大で勝ち星を拾う金星。ケンタッキー大に2連敗目をお見舞いしました。

試合の方はケンタッキー大のエースRBクリス・ロドリゲス(Chris Rodriguez)がいきなりファンブル。このチャンスを逃さなかったサウスカロライナ大はRBマーション・ロイド(MarShawn Lloyd)がランTDを決めていきなり先制点を奪います。

ただQBスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)が前半に1つのファンブルと1つのパスINTを犯すなどして波に乗れませんでしたが、後半に入りリードを奪うTDパスを決めると第4Qにはさらにジェイレン・ブルックス(Jalen Brooks)の24ヤードTDランが決まって点差を広げます。

ケンタッキー大はエースQBウィル・レヴィス(Will Levis)が試合前に足に怪我用のブーツを履いてフィールドに登場し周囲を驚かせ、結局この日は出場せずにカイヤ・シャーロン(Kaiya Sheron)が代打出場。しかし178ヤードに2TD、1INTでレヴィスの抜けた穴を埋めるには程遠い数字。レヴィスの怪我が何なのかは明らかにされていませんが、7位まで浮上していたケンタッキー大にとって2連敗は痛手です。

#14 ノースカロライナ州立大 19、フロリダ州立大 17

全米14位のノースカロライナ州立大はホームにフロリダ州立大を迎えましたが、これが大苦戦に。

スコアリングに悩むノースカロライナ州立大に対して、ジョーダン・トラヴィス(Jordan Travis)率いるフロリダ州立大オフェンスが猛攻を仕掛け、前半を終えた時点で17対3と2スコア差をつけます。さらにエースQBデヴィン・リーリー(Davin Leary)を怪我で失いオフェンス力が低下するとノースカロライナ州立大はピンチに立たされます。

しかし後半はノースカロライナ州立大ディフェンスが踏ん張りフロリダ州立大を無得点に抑え、その間ノースカロライナ州立大はキッカーのクリストファー・ダン(Christopher Dunn)が3つのFGを決めて第4Q中盤についに逆転。そして逆転を狙い敵陣へ進撃するフロリダ州立大の攻撃、残り40秒でトラヴィスのパスはエンドゾーンでDBデヴァン・ボイキン(Devan Boykin)によってインターセプトされタッチバック。そのままノースカロライナ州立大が辛くも2点差で勝利をもぎ取りました。

QBリーリーの怪我(腕)の具合が気になりますが、まずはフロリダ州立大という名門校を倒せたことは彼らにとってACCタイトルゲーム進出への希望を繋ぐ貴重な一勝となりました。

ノートルダム大 28、#16ブリガムヤング大20

開幕時に全米5位だったものの、開幕戦から2連敗してランキングから落ちてしまい、全米の表舞台から消えてしまっていたノートルダム大。しかし先週末には全米16位のブリガムヤング大を倒してその存在感をアピールしました。

試合の方は「シャムロックシリーズ」という、ノートルダム大の恒例となっている全米ツアーの一環で会場はラスベガスレイダースの本拠地であるアレジアントスタジアムで行われました。

この日活躍したのはノートルダム大TEマイケル・マイヤー(Michael Mayer)。チーム最多となる11キャッチに118ヤード、2TDとQBドリュー・ペイン(Drew Pyne)の頼れるターゲットとして活躍。この日のパフォーマンスでペインはノートルダム大史上TEとして最多レセプション数を樹立して勝利に貢献。2連敗の後の3連勝としました。

また3人のラッシャーがそれぞれ二桁キャリー数を記録し、チームトータルでも234ヤードを足で稼いだというのも特筆すべきところ。フィジカルなオフェンス、そして相手のトータルオフェンスヤードを280ヤードに抑え込んだ、マーカス・フリーマン(Marcus Freeman)監督直伝のディフェンスが絡み合って手にした勝利でした。

ノートルダム大は残り試合があと7試合。そのうちシラキュース大(現在18位)、クレムソン大(同4位)、そしてサザンカリフォルニア大(同7位)がランクされた相手ですが、何としてもこれらのチームから1勝ないし2勝は奪いたいところです。

アリゾナ州立大 45、#21ワシントン大38

開幕後4連勝で一時は15位まで上昇したワシントン大。一方シーズン途中でハーム・エドワーズ(Herm Edwards)監督が解雇されてしまったアリゾナ州立大。ワシントン大はUCLAに敗れ1敗を喫し、一方のアリゾナ州立大もまた初戦以来4連敗中。そんな2チームが合間見えましたが、試合は思いもよらずハイスコアゲームになりました。

その点取合戦を制したのがアリゾナ州立大でしたが、この勝利に貢献したのがバックアップQBのトレントン・ボーグエット(Trenton Bourguet)。182ヤードのパスに3TD(1INT)を記録して勝利に貢献。

ワシントン大は同点を目指す最後のドライブでアリゾナ州立大陣内31ヤードラインまで接近しますが、スナップを後にそらして自陣39ヤードまで後退するさらにディレイオブゲームの反則を取られて4thダウン&44ヤード(ワシントン大陣内44ヤード地点)という状況に陥り、QBマイケル・ペニックス・Jr(Michael Penix Jr)の放ったヘイルマリーパスは無情にもエンドゾーンに届かずアリゾナ州立大ディフェンスに弾かれて試合終了となったのでした。

アリゾナ州立大にとってはこれが今季2勝目。それをランクチームから奪ったということもあり試合後のロッカールームは大盛り上がり。一方のワシントン大は15位にランクされた後の2連敗ということで、にわかに上がっていた彼らの株価も下落してしまいました。

#23 ミシシッピ州立大 40、アーカンソー大17

全米23位のミシシッピ州立大は同じSEC西地区所属のアーカンソー大と対決。アーカンソー大は一時全米10位にまで上り詰めたチームですが、そのチームに対しミシシッピ州立大は40対17で圧勝。戦績を5勝1敗に伸ばしました。

エアーレイド」オフェンスを操るマイク・リーチ(Mike Leach)監督の演出するパスヘビー攻撃はこの日も健在。それを体現するQBウィル・ロジャース(Will Rogers)はこの日395ヤードに3TDと活躍。またランでもトータル173ヤードをチーム全体で叩き出すなどし、ただ単にパスを投げまくるだけのオフェンスではないことも見せつけてくれました。

アーカンソー大はスターQB K.J.ジェファーソン(K.J. Jefferson)が怪我で欠場を余儀なくされる厳しい布陣。それもあってかヤードは稼げても得点までには至らず17点止まり。これで開幕3連勝の後の3連敗という天と地を見るシーズンとなっています。

ミシシッピ州立大が開幕後5勝1敗となるのは1998年度シーズン以来。これは丁度筆者がカレッジフットボールにハマり出した年ですが、彼らのここ最近のベストシーズンは2014年度シーズン。この時は6勝0敗スタートで現ダラスカウボーイズのQBダーク・プレスコット(Dak Prescott)を擁し一時は全米1位に輝いた年でした。

果たして彼らの快進撃はどこまで続くのでしょうか?

(終わり)

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