10月3日に行われる試合の見所を簡単に紹介。
アーバン大(7位)@ジョージア大(4位)
通常ならばシーズン終盤に行われる「深南部最古のライバリー」の異名をもつ宿敵対決。この好マッチをこの序盤に観戦できるのはある意味超お得です。ジョージア大はQBが誰になるのかに最大の注目が集まります。勝ったほうが必然的にCFPレースで残留することになり、両校とも負けられない試合。激闘は必死です。
テキサスA&M大(13位)@アラバマ大(2位)
こちらもSECのハイランカー同士の戦い。アラバマ大は先週ミズーリ大にそつなく勝利した一方、テキサスA&M大はヴァンダービルト大に苦戦。ひょっとしたらランカー同士の対決にも関わらずアラバマ大の圧勝となる可能性も・・・。ちなみにテキサスA&M大のジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督はかつてニック・セイバン(Nike Saban、アラバマ大)監督がルイジアナ州立大にいたときのオフェンシブコーディネーターだったということで、この試合は師弟対決ということになりますが、セイバン監督はこれまで「弟子」との試合では負けなし。果たして今回はいかに?
サウスカロライナ大@フロリダ大(3位)
この試合はフロリダ大QBカイル・トラスク(Kyle Trask)とTEカイル・ピッツ(Kyle Pitts)がサウスカロライナ大ディフェンスをどう料理するのかが見もの。先週トラスクはミシシッピ大相手に6TD、ピッツは4TDを奪うハイパフォーマンスを見せましたから、この試合でも再び彼らが大暴れするのかに注目です。
ノースカロライナ大(12位)@ボストンカレッジ
今季前評判が高いノースカロライナ大は12位まで上昇してきましたが、コロナの影響で今季まだ1試合しか試合を消化しておらず、しかもその初戦が3週間前だったことを考えると、実戦からかなり遠ざかっておりこのボストンカレッジとの試合には落とし穴がありそうな予感・・・。そのボストンカレッジは今季2連勝と波に乗ります。
アーカンソー大@ミシシッピ州立大(16位)
先週前年度覇者のルイジアナ州立大に勝利してセンセーショナルなデビューを飾ったミシシッピ州立大の新監督であるマイク・リーチ(Mike Leach)監督。超パス重視の「エアーレイド」オフェンスでSECに旋風を巻き起こします。おそらくこのアーカンソー大でも物凄いパスヤードの記録が出るのではないでしょうか。QBのK.J.コステロ(K.J. Costello)のスタッツに注目です。
オクラホマ大(18位)@アイオワ州立大
先週カンザス州立大にまさかの敗戦を喫してしまったオクラホマ大。彼らが4年連続でCFPに出場するためには今後もう二度と負けれらません。そんな彼らが今秋相手にするアイオワ州立大は初戦でルイジアナ大ラフィエット校にアップセットを喰らいますが、彼らは常に大物食いで知られるチーム。オクラホマ大に2敗目の土をつけ彼らをタイトルレースから早々に退場させることが出来るか?
ノースカロライナ州立大@ピッツバーグ大(24位)
今季開幕から3連勝と絶好調であるピッツバーグ大。このまま行けば3週間後のマイアミ大との試合が大一番となりそうですが、あまり先を見すぎると足元をすくわれかねません。まずは一つ一つのリーグ戦をものにして勝ち星を重ねたいところです。
メンフィス大(25位)@サザンメソディスト大
メンフィス大も上記のノースカロライナ大と同じくここまでたったの1試合しかこなせていないチーム。彼らは部内でコロナ感染が発生してしまったせいで2試合連続で試合がキャンセルになったのです。その彼らをホームで迎えるのがサザンメソディスト大。去年破竹の8連勝を含む10勝3敗と古豪復活を果たしましたが、今季も開幕後3連勝中。元テキサス大QBシェーン・ビューシェル(Shane Buechele)のパフォーマンスに注目です。
ミシシッピ大@ケンタッキー大
開幕戦を惜しくも黒星でスタートした両チームですが、ミシシッピ大は新監督であるレーン・キフィン(Lane Kiffin)監督のダイナミックで得点力のあるオフェンスをフロリダ大相手に披露。またケンタッキー大も初戦のアーバン大との試合を落としはしましたが、オフェンスには高いポテンシャルを感じることが出来るスピーディーなチーム。どちらもランク外ながら好試合が期待できそうです。
海軍士官学校@空軍士官学校
3つある士官学校(サービスアカデミー)の間で争われる「総司令官杯(コマンダー・イン・チーフ・トロフィー)」の第1戦目。マウンテンウエストカンファレンス所属である空軍士官学校は今季10月24日から開幕の予定ですが、彼らは特例でこの海軍士官学校との試合を行うことになります。どちらもオプションオフェンス使いということでこのオフェンスの大ファンである筆者としてはとても楽しみな試合です。