ノースカロライナ大の体育局長(AD)ブッバ・カニンガム(Bubba Cunningham)氏はヘッドコーチ、ラリー・フェドラ(Larry Fedora)と7年の契約更新を発表しました。
この契約年更新でフェドラ監督の任期は2022年まで延長されることになりました。またサラリーもこの契約更新により増額されるとのことです。
ノースカロライナ大は1997年以来8勝以上のシーズンから遠ざかっていましたが、今年4期目となるフェドラ監督率いるチームは今季11連勝を含む11勝2敗という素晴らしいシーズンを送りました。シーズン最終戦ではカンファレンスタイトルをかけて全米ナンバーワンのクレムソン大と対決。負けはしましたが、最後までもつれる接戦を演じたことからもわかるように、フェドラ監督の指揮のもとチームのレベルは格段に上がっています。
2011年にサザンミシシッピ大からやってきたフェドラ監督の確かな手腕は他のチームからも認められており、今年ヘッドコーチのポジションに空きができたチームも彼に触手を伸ばしていたという話もあります。一番最近ではSECのサウスカロライナ大が彼を狙っていたという情報もありました(結局サウスカロライナ大はウィル・ムスチャンプ氏を起用)。
現在までのフィドラ監督のノースカロライナ大での戦績は32勝19敗。彼がやってきた当時、ノースカロライナ大はNCAAからの制裁を受け厳しい状況の中ヘッドコーチを任されました。スポーツ奨学金の減額、1年間ポストシーズンの試合出場禁止(カンファレンスタイトルゲーム&ボウルゲーム)という制裁はリクルーティングにおいて不利であることは確か。しかもNCAAの調査は引き続き行われており他人の尻拭いをさせられている状況。しかしそんな状況でもチームを勝ち越しだけでなくチャンピオンシップゲームにまで率いたフィドラ監督に長期政権を任せたいノースカロライナ大の思惑がこの7年契約延期に反映されています。