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2020年度シーズン
カレッジフットボール界の大御所Big Tenカンファレンスはコロナの影響を受けて早々にカレッジフットボールの秋季開催を見送る決定を下しましたが、所属チームらの反発を受けて今季の状況が水面下で二転三転している模様。当初の決断を断固として押し通せないのは何故なのか?
ジョージア大QBニューマンがオプトアウトした話とか、アイオワ州立大が開幕戦を無観客で開催することに決めた話とか、ノートルダム大とウェイクフォレスト大の開幕戦が別地に移動することになった話とか、セントラルフロリダ大から10人もの選手がオプトアウトを決めた話とか。
コロナで露呈したカレッジフットボール界の「怪物の尾」【中編】
2020年度シーズンは開幕までに史上稀に見る混沌を見せてきました。Big TenとPac-12という2つのパワー5カンファレンスが不参加を表明すればACC、Big 12、SECらは開幕へ向けて爆進中。これを見ても分かるように今回のコロナ禍は今までに無い程のこの業界の統一性のなさを露呈したのです。
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開幕が危ぶまれた今季のカレッジフットボールは来週末にいよいよ第1週目を迎えます。大御所たち(パワー5)が登場するまではあと2週間ほどとなりますが、そんな中いよいよ記者の投票によるAPプレシーズンランキングがリリースされました。それを少し分析したいと思います。
コロナで露呈したカレッジフットボール界の「怪物の尾」【前編】
今年のカレッジフットボールはコロナ禍の影響でBig TenとPac-12は参戦を見合わせるということで例年とは全く異なるシーズンとなります。しかもまだコロナの脅威が存在する中で他リーグ開幕が決まるまで紆余曲折ありましたが、そのプロセスの中でカレッジフットボールの奇妙な構造が見え隠れしてきました。
7月下旬にいわゆる「パワー5」と呼ばれる上位カンファレンス群がほぼカンファレンス戦のみの変則スケジュールを発表。形を変えながらもシーズン開幕へ向けて前進したかに見えていましたがそこから事態は急変。現在カレッジフットボール界は今までにない混沌を迎えています。
8月も目前に迫った7月末、コロナウイルスの影響で今季のカレッジフットボールシーズン開幕が危ぶまれる中でACCがついに今季のスケジュールを発表。それによると彼らは10試合のリーグ戦と1試合の交流戦の計11試合で開幕に臨むことになりましたが、今回のスケジュールにはあの名門が参戦するというサプライズ付きになりました。
8月も目前だというのに相変わらず開幕するのか分からないというカレッジフットボール界。いつもならこの時期はシーズンのプレビュー記事で世間は溢れていますが、如何せん今シーズン開幕が危ぶまれているという現状でそのことを書くことに意味があるのかという感じで足踏みさせられているというのが実際のところでしょうが・・・。
今季のカレッジフットボール開幕予定日が刻一刻と近づいていますが、コロナ禍の影響で未だに開幕を迎えられるのか誰も分からない状況が続きます。もし世間的にみても今季の開催は適当ではないとなった場合、シーズンを秋から春に先送りにするという案もありますが、この案にハードルが無いわけではありません。
Big Tenカンファレンスは今シーズンをカンファレンス戦9試合のみで乗り切ることを表明しました。何としても開幕にこぎつけたい彼らの苦肉の策ではありますが、一方でコロナ禍が収束する兆しはまだ見えません。今季の開幕を懸念する人は多いですが、その中のひとりがオハイオ州立大ADのジーン・スミス氏です。
7月に入りこれまで感染数が高くなかったアメリカ南部でコロナ感染者数が激増。自主トレを行うチームの中にも感染者を出してトレーニングを中止せざるを得なくなった大学もあります。2020年度開幕まであと2ヶ月。果たして今シーズンを無事に迎えることは出来るのでしょうか?
メンフィス大が今季ヘルメットに「BLM」ステッカーを貼る話とか、テキサス大史上初の黒人選手の遺族がNCAAを相手取って訴訟を起こした話とか、オクラホマ州立大のマイク・ガンディ監督が一連のいざこざの代償を支払うことになった話とか、テキサスA&M大がリクルーティング違反を犯してNCAAから制裁を受ける話とか。
6月1日からキャンパスでの自主トレを解禁したNCAAですが、それに伴い全米中で選手をそれぞれのキャンパスに呼び寄せるチームが増えてきました。一方でアメリカでは現在南部を中心にコロナウイルスの第二波が押し寄せています。NCAAは開幕までの6週間プランを承諾しましたが、それが開幕につながるのでしょうか?
5月にミネソタ州ミネアポリスで起こった白人警官による黒人への暴行致死事件を発端にアメリカだけでなく世界中でBLM運動が行われています。この運動によりアメリカでは人種差別を生んだ悪しき歴史と決別するために様々な声が上がっています。そしてその波はカレッジ界にも押し寄せているのです。
ノートルダム大で長年愛されたスタジアムの声の主が引退する話とか、マック・ブラウン監督が就任したことでリクルーティング力が格段にアップしたノースカロライナ大の話とか、莫大なマッチ料を支払ってコネチカット大との対戦を決めたオハイオ州立大の話とか、そのオハイオ州立大のアシスタントコーチ4人の年収が大台に乗った話など。
2021年にジョージア大とクレムソン大のライバリーゲームが復活することになった話とか、これまで一度もFCSと対決しなかったのに2021年にFCSチームとの試合を組むも、批判を食らって今回このマッチアップを取り消すことにしたUSCの話とか、ペンステートとジョー・パターノ氏の遺族が和解した話とか。
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