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ラトガース大、ヘッドコーチとADを解雇

ラトガース大、ヘッドコーチとADを解雇

またまたヘッドコーチ解雇のニュースです。

今季4勝8敗でシーズンを終えたラトガース大はヘッドコーチ、カイル・フラッド(Kyle Flood)監督と体育局長(AD)ジュリー・ハーマン(Julie Hermann)氏を解雇したと発表しました。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

フラッド氏の問題はフィールド上での勝敗だけでなく、その他のところで問題を起こした事も今回の解雇に少なからず響いていると言えます。例えば彼のトッププレーヤーの成績を上げさせようと教授に直接コンタクトを取った事や、実に7人の選手が8月以来逮捕された事など彼のコーチとしてだけでなく、リーダーとしての資質が問われるような事件を起こしていたのです。

ラトガース大をヘッドコーチとして4年率いたフラッド氏の戦績は27勝24敗。今年以外は3度ボウルゲーム出場も果たしています。2014年には2年間の契約更新を果たし現行の契約は2018年まで有効。年間のサラリーは126万ドル(約1億2千万円)と言われ、これは所属するBig Tenカンファレンスの中だけで見ると2番目に少ない額だそうです(1番目少ないのはイリノイ大の新コーチ、ビル・キュビット)。

一方ADのハーマン女史は2013年にルイビル大からラトガース大にやってきました。彼女が就任した当時のラトガース大は、男子バスケ部のヘッドコーチが虐待の疑いで解雇されたり、そのコーチを雇った元ADがこのコーチの処分を後手後手にして批判を浴び同じく解雇されるなど、大混乱の渦中に飛び込んで来たのでした。しかし彼女自身も過去にテネシー大の女子バレーボール部のコーチだった時に選手へ虐待していたと言う疑いがもたれ訴えられると言う事態にも発展していました。そしてフラッド氏のフィールド外での問題が起きたときも行動力がないと批判された始末。

フラッド氏は前コーチであるグレッグ・シアーノ(Greg Schiano)陣営でアシスタントコーチとして従事。2012年にシアーノ氏がタンパベイバッカニアーズのヘッドコーチに就任した際にヘッドコーチに昇格しましたが、この時のプロセスも少々急ぎすぎたのではと疑問の声も上がりました。初年度はあと一息でBig Eastカンファレンス(当時)タイトル奪取と言うところまで迫る9勝4敗という好成績を残しましたが、翌年は6勝7敗と伸び悩みます。しかし2014年、Big Tenカンファレンス加盟初年度は周囲の予想を上回る8勝4敗でシーズンを終え、強豪カンファレンス内でも十分やっていけるということを証明してみせたのでした。

しかしその翌年である今年は既に述べた様に散々でした。

シアーノ氏時代には全米でも上位にランクしたこともあるラトガース大。その以前は弱小チームの代名詞でもありました。またあの頃の暗黒時代に後戻りしないよう、大学側は慎重かつ迅速に腕利きのヘッドコーチを見つけなければなりません。

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