転校生のニュースが続きますが・・・。
まずはパデュー大QBオースティン・アップルビーです。
4年生のアップルビーは昨年12月に学位を取得し卒業しましたが、もう1年プレー資格が残されています。その資格をパデュー大に残留して行使するのではなく、転校して新天地でプレーのチャンスを伺う模様です。転校先はSECの強豪、フロリダ大。
アップルビーは既に卒業しているので2016年にすぐプレーする事が可能です。
オースティン・アップルビー
今季5試合に出場したアップルビーのパス成功率は57.5パーセント。トータルパスヤードは1260ヤードで奪ったTDは8つですが、同時にインターセプションパスも8つ犯してしまいました。開幕以来3試合で先発出場を果たしましたが、不調が続きその後は1年生QBデビット・ブロウにその座を奪われてしまいました。
パデュー大での3年間でトータル2777パスヤードに19パスTDを記録。走っても9TDを奪うなどスコアリングは出来るのですが、同時に19ものパスをインターセプトされおり、そこが彼の最大のウィークポイントと言えそうです。
フロリダ大では今季後半先発を担ったトレオン・ハリス、アラバマ大とオレゴン州立大を経て来たルーク・デル・リオ、そして新入生となるフェリペ・フランクスとカイル・トラスクらと先発の座を争うことになります。フロリダ大のQB層は薄いと言われていますが、アップルビーに付け入る隙はあるでしょうか。
そしてもう一人の転校生はテキサスA&M大のカイル・アレンです。
カイル・アレン
アレンのトランスファーのニュースは既に載せましたが、その転校先がこの度分かりました。AACの雄、ヒューストン大です。
かつてはリクルーティングの格付けで最高位となる5つ星と評価されたQBでしたが、チームを5連勝に導きながらもアラバマ大に大敗してから気運が一変。後半は1年生のこれまた5つ星QBカイラー・マレーに先発の座を奪われてしまいました。
結局在籍した2年間のアレンの記録は2210パスヤードに17TD、7つのインターセプションパス。戦績は9勝5敗です。
アップルビーと違いアレンはまだ学位を取得しておらず、同じFBSレベルのチームに転校すると言う事で2016年シーズンに彼にプレーの資格は与えられません。よって正式に試合に出場出来るのは2017年シーズからです。彼にはあと2年のプレー資格が残されています。
アレンが転校する先のヒューストン大は今年1年目の監督、トム・ハーマンの元13勝1敗という素晴らしいシーズンを送りました。最後はピーチボウルでフロリダ州立大に勝つ大金星。そのチームを率いたのはQBグレッグ・ワード。彼は来シーズンもプレーすることになっておりますので、チームを支えるスターQBと元5つ星のQBとの先発QBを争うバトルが見られそうです。
ちなみにアレンから先発QBの座を奪ったマレーですが、彼もテキサスA&M大から転校を決意。彼の転校先はオクラホマ大です。元5つ星リクルートのQBを2人も同時に失ったテキサスA&M大。一体何が起こっているのでしょうか?