今年のドラフト3日間の行程を無事終了してからすでに1週間経ってしまいました。。1巡目から7巡目までの指名合戦が幕を閉じまずは一息といったところですが、7巡目が終わって間髪入れず今度はドラフトに漏れた選手たちのドラフト外フリーエージェント(UDFA)契約の動きもあります。
ドラフトされたからと言ってすべての選手たちが実際に最終的な53人ロースター入り出来るまで生き残れるかと言ったらそんな保証は何処にもありません。UDFAで契約にこぎつけた選手にしてみればチームの一員として無事にシーズンを迎えられる確率というのはさらに減るわけです。
それでも子供の頃から夢にまで見たNFLの大舞台に立つべく、ドラフトされた選手もUDFAで僅かな望みを手にしようとしている選手たちもこれからの数ヶ月を過ごしていくわけです。
そんな様々な人達の思いが詰まったドラフトでしたが、今回は今年のドラフトをカレッジフットボールファンの目線で振り返ってみたいと思いますが、後編の今回は第1巡目から第7巡目全体を数字を見ながら振り返ります。
目次
3日間の全行程を終えて・・・
出身大学別ドラフト選手数
今ドラフトでは3日間で257人もの選手が夢への切符を手に入れたわけですが、まずは出身大学ごとの指名選手数をちょっと見てみましょう。
Which colleges produced the most picks in this year’s NFL Draft? Here’s the top 10 ⬇️ pic.twitter.com/CNsM4tlY31
— FOX Sports (@FOXSports) April 29, 2025
トップを飾ったのは昨年度の全米覇者・オハイオ州立大で14人でした。「どうりで優勝するわけだ」と思ってしまいますが、次点であるジョージア大、その後のテキサス大とオレゴン大ももれなくCFP(カレッジフットボールプレーオフ)に出場しているチームであることを考えれば、なおさら納得してしまいます。
このように優勝を狙えるチームであるためには、選手層の厚さを絶やさないために弛まぬリクルーティングの努力が必要不可欠となってくるわけです。カレッジフットボール界でダイナスティ(王朝)を築くためにはNFLに選手が巣立っていったとしても次に控える選手の層が厚いことが求められます。そうなればどんなに多くの選手がドラフトで抜けたとしても次期シーズンにゼロからチームを作り直す必要がなくなるわけです。
オハイオ州立大は2021年にジョージア大が樹立した最多指名選手数15人を更新することはできませんでしたが、昨年彼らがNFLドラフトを経てプロ選手になった選手の数はたったの4人のみと寂しい数字だったことを考えても、如何に2024年度のチームが粒揃いの選手だったかが分かります。
ちなみにドラフト直前のシーズンに優勝したチームからそのドラフトで最も多い数の選手たちがピックされていったわけですが、実はこのトレンドは何も今年だけに限ったことではありません。
- 2024年度優勝チーム:オハイオ州立大
- 2025年NFLドラフトで最多となる14人輩出
- 2023年度優勝チーム:ミシガン大
- 2024年NFLドラフトで最多となる13人輩出
- 2022年度優勝チーム:ジョージア大
- 2023年NFLドラフトでアラバマ大と最多タイとなる11輩出
- 2021年度優勝チーム:ジョージア大
- 2022年NFLドラフトで史上最多となる15人輩出
- 2020年度優勝チーム:アラバマ大
- 2021年NFLドラフトでオハイオ州立大と最多タイとなる10人輩出(オハイオステートはCFP進出)
- 2019年度優勝チーム:ルイジアナ州立大
- 2020年NFLドラフトで最多となる14人輩出
ご覧の通り2019年度シーズン以来、全米優勝チームがその直後のNFLドラフトで最多選択選手数を記録しています。NFLに多くの選手を輩出するだけの駒が揃っているからこそ全米制覇を果たせたと言えますね。
(2018年度の優勝チームはクレムソン大でしたが、彼らが2019年のドラフトで輩出した指名選手の数は6人。一方タイトルゲームでクレムソン大に敗れたアラバマ大は2019年のドラフトで最多指名選手数となる10人を記録していました)
カンファレンス別ドラフト選手数
続いてはドラフトされた選手数を出身校が所属するカンファレンス別に見てみます。
![]() | サウスイースタンカンファレンス(SEC) | 79 (前年度比+20) |
![]() | Big Tenカンファレンス | 71 (+29) |
![]() | アトランティックコーストカンファレンス | 42 (-1) |
![]() | Big 12カンファレンス | 31 (±0) |
![]() | 独立校/無所属 | 7 (-1) |
![]() | アメリカンアスレティックカンファレンス(AAC) | 6 (+1) |
![]() | マウンテンウエストカンファレンス(MWC) | 6 (+4) |
![]() | ミッドアメリカンカンファレンス(MAC) | 4 (+2) |
![]() | カンファレンスUSA | 1 (-2) |
![]() | Pac-12カンファレンス | 1 (-42) |
![]() | サンベルトカンファレンス | 1 (-5) |
![]() | フットボールチャンピオンシップサブディビジョン(FCS) | 8 (-7) |
今年もSEC(サウスイースタンカンファレンス)が最も多くのドラフト選手を生み出したことになります。彼らがドラフトで最多選手数を輩出するのはこれで19年連続です。そして同一カンファレンスからのドラフト選手数としては、SECの79人というのは史上最多。カレッジフットボール界で猛威を振い続けてきたSECとしては決して不自然な数字ではありません。
これには今年からテキサス大とオクラホマ大がSEC入りを果たしたことも大きく関係していると思われます。テキサス大は今年12人、オクラホマ大は3人と合計15人分が新たに計上されたとも考えられます。オクラホマ大の3人は少し寂しいですが、SECのレベルをさらに上げたということはできると思います。
しかし注目したいのはBig Tenカンファレンスです。彼らは昨年Pac-12カンファレンスに次ぎ3位(42人)でしたが、今年は29人増となる71人でSECに肉薄する勢いを見せました。
これはひとえにPac-12カンファレンスからオレゴン大、サザンカリフォルニア大、ワシントン大、UCLAがBig Tenカンファレンスに加入したことが大きく影響しています。オレゴン大は10人、サザンカリフォルニア大は3人、UCLAは5人、ワシントン大は1人とこの「元Pac-12」勢だけで19人がドラフトで指名を受けたのです。
他にもACC(アトランティックコーストカンファレンス)、Big 12カンファレンスが新メンバーを加えていますが、SECとBig Tenカンファレンス出身選手の総数の振り幅の大きさには驚かされます。
ちなみに、これらの数字を2024年の「パワー4」のカンファレンス拡張前の状態で見てみると、以下のようになります。
- SEC:79人→65人
- Big Ten:71人→52人
- ACC:42人→35人
- Big 12:31人→32人
カンファレンス拡張によりNFL級のタレントが大きく動いたことがよく分かります。Big 12カンファレンスが逆に数字を減らしている(1人)のは興味深いですが。
しかしやはりそれよりも顕著なのは当然Pac-12カンファレンスです。昨年はSECに次ぎ2位の指名数(43人)を誇っていましたが、今年はたったの1人(ワシントン州立大のWRカイル・ウィリアムスが3巡目でNEペイトリオッツへ)でした。2023年度のシーズン終了時には12チーム所属していたのにも関わらず、その後10チームが離脱して残ったのがワシントン州立大とオレゴン州立大学の2チームのみ。その結果が当然このような形でも表れています。
毎年必ず1人は・・・
NFLとAFLが合併してドラフトを合同で開催しようとなったのが1967年。この年以降現在までのドラフトの仕組みを「Common Draft Era」と呼びますが、この「Common Draft Era」の間に1度も漏れずにドラフトに選手を送り続けてきたチームが3つあります。それが・・・
- ミシガン大(Big Tenカンファレンス)
- サザンカリフォルニア大(Big Tenカンファレンス)
- フロリダ大(サウスイースタンカンファレンス)
つまりこれまで58年間最低1人はドラフトにかかった選手を送り出したということになります。ここに現在常勝チームとされるアラバマ大、ジョージア大、オハイオ州立大などが名前を連ねていないことが驚きですね。それは彼らでもこの50年以上の間に浮き沈みがあったということを表していますが、だからこそこの3校の偉業さが浮き彫りとなりますよね。
ポジション別・最多選手数輩出チーム(2000年以降)
ここでは2000年以降でそれぞれのポジションでどのチームが最も多くの選手をドラフト指名選手に育て上げたかを見ていきます。
- QB:ルイジアナ州立大/サザンカリフォルニア大(9人)
- RB:アラバマ大(15人)
- WR:オハイオ州立大/ルイジアナ州立大(25人)
- TE:ノートルダム大(13人)
- OL:オハイオ州立大(29人)
- DL:ルイジアナ州立大(34人)
- LB:ジョージア大(29人)
- DB:オハイオ州立大(36人)
これをみると同じ顔ぶれの強豪校の名前が並んでいることにお気づきになると思います。特にオハイオ州立大とルイジアナ州立大出身選手の多さが際立ちます。
ところで、チーム作りに関していうとどうしてもQBは重要になってきますよね。確固たるQB1がいるチームは当然ドラフトでいの一番にQBを指名する必要はないわけですが、色々な事情で頼れる先発QBがいないチームは将来を見据えて即戦力となるQBを掘り出したいわけですし、そうでなくても使えるバックアップQBをドラフトしておきたいと考えるチームも少なくないでしょう。
今年のドラフトで指名を受けたQBの総数は13人でした。過去10年間の傾向を見てみると・・・
- 2016年:15人
- 2017年:10人
- 2018年:13人
- 2019年:11人
- 2020年:13人
- 2021年:10人
- 2022年:9人
- 2023年:14人
- 2024年:11人
- 2025年:13人
この13人という数字を多いとみるか少ないとみるか・・・。ただどちらにしても先発としては各チームに1枠しかポジションがないわけで、先発になれなければバックアップとしてプロ生活を始めることになります。
かつて「QB1への道【ヒント:超難関】」というウェブ記事を書いたことがあります。これはドラフトされてもQBとして生き残るのがいかに難しいかということを統計を取って紹介したものですが、それぞれの年でドラフトされたQBが先発として生き残っているというのは全体の2割にも満たない(ドラフトされてからの5年間で)というのが肌感です。
今回ドラフトされたQB13人の中で生き残れるのは2〜3人程度という計算になりますが、それが果たして誰になるのか・・・逆に言えばそのほとんどのQBが首を切られるということにもなります。NFLでバックアップとしてでも生き残るのは至難の業なわけです。
トランスファー選手の数
先ほど紹介した、今回ドラフトされたQB13人ですが、実に11人がトランスファー選手というバックグラウンドを持っています。トランスファー選手ではない、出身校生え抜きの選手というのはアラバマ大のジェイレン・ミルロー(Jalen Milroe、シアトルシーホークス)とノースダコタ州立大のキャム・ミラー(Cam Miller、ラスベガスレイダース)のみ。
Every QB that was taken in the 2025 NFL Draft ✅🔥
— FOX College Football (@CFBONFOX) April 27, 2025
Which player are you most excited to watch at the next level? pic.twitter.com/BJ78NEuyF8
2018年に学生アスリートが転校しやすいように設けられたデータベースを「トランスファーポータル」と言いますが、これが設立されたこと、そして転校してもすぐさま試合に出場できるようにルールが改正されたことで選手たちがより気軽に転校(トランスファー)できるようになりました。
以来トランスファーして新天地でプレー機会を模索しようとする選手や、より良いディールのNIL(Name/Image/Likeness、自身の肖像権などを元手にお金稼ぎができるようになったシステム)を手に入れるためにトランスファーする選手が後を絶ちません。
そしてその影響はドラフト選手の内訳にも影響を与え始めています。以下が2016年以降のトランスファー選手がドラフト選手内に占める数字です。
- 2016年:15/253 (5%)
- 2017年:15/253 (5%)
- 2018年:13/254 (5%)
- 2019年:18/254 (7%)
- 2020年:24/255 (9%)
- 2021年:24/259 (9%)
- 2022年:36/262 (13%)
- 2023年:48/259 (18%)
- 2024年:78/257 (30%)
- 2025年:95/257 (37%)
これを見てもわかるようにトランスファーした選手の割合が急激に増え続けています。第1巡だけだと7人となっています。
- キャム・ワード:インカネートワード大→ワシントン州立大→マイアミ大
- トラヴィス・ハンター:ジャクソン州立大→コロラド大
- ウォルター・ノーレン:テキサスA&M大→ミシシッピ大
- デリック・ハーモン:ミシガン州立大→オレゴン大
- マシュー・ゴールデン:ヒューストン大→テキサス大
- ジャクソン・ダート:サザンカリフォルニア大→ミシシッピ大
- ジョシュ・シモンズ:サンディエゴ州立大→オハイオ州立大
こんな感じでトランスファーが華の時代となりましたが、今ドラフトでプロ入りした選手が全てトランスファー選手だったという驚きの大学があります。それが8人をNFLに送り出したミシシッピ大です。ちなみに8人というのは同校の最多ドラフトピック数です。
Most draft picks of the seven-round era in school history‼️#NFLDraft x #HottyToddy pic.twitter.com/FcF7FygNR0
— Ole Miss Football (@OleMissFB) April 26, 2025
ドラフトされるということはそれだけの能力を持ったチームの主力選手であるということが言えると思いますが、その全ての選手が元々は外部の選手だったというのは、トランスファーが栄華を誇る現在のカレッジフットボールの現状を大いに物語っていますね。’
今後もトランスファー選手がプロ入りするケースは増加していくことが予想されています。
Stars Matter
高校生選手は大学に勧誘(リクルート)される際、星の数でその能力を精査されます。最高が5つ星となっており、この5つ星を貰える選手は32人程度だと言われています。大学チームはこの星の数が多い選手をなるべくたくさん囲いたいわけですが、今回のドラフトで指名を受けた選手が高校時に星をいくつもらっていたのかというデータがあります。
- ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:19人(7%)
- ⭐️⭐️⭐️⭐️:73人(28%)
- ⭐️⭐️⭐️:110人(43%)
- ⭐️⭐️:32人(12%)
- ⭐️以下:23人(9%)
単純にこの年ドラフト入りした選手たちが全員同期だったと仮定すると、32人の5つ星のうち半分以上がNFLにたどり着いたという計算になります。データによると全カレッジ選手の中でプロになれる割合は1.6%と言われていますから、元五つ星選手の半分以上がドラフトで指名されたというのは高い割合だと言っていいのではないでしょうか。高校時の評価が将来プロ選手になれるかどうかというある程度の指標になるかもしれないということです。
ただ一方で、前回の記事でもご紹介した通り、マイアミ大出身のQBキャム・ワード(Cam Ward)は高校時に星が1つもなかったという無名な選手でした。しかしながら唯一リクルートを受けたFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン、NCAA1部でも下部のサブディビジョン)のインカーネイトワード大に進学した後にワシントン州立大へ転校し開花。後にオールアメリカンにも選出されて今回のドラフトでは1巡目指名を受けていますから、星の数が全てという訳ではないと言えるかもしれません(昨年度のドラフト選手、フロリダ州立大出身のジャレッド・ヴァースも星の数がゼロの選手でした)。
1人もドラフトされなかったチーム
ここまではドラフトされたことに関する数字を並べてきましたが、一方でFBS(フットボールボウルサブディビジョン)内でも上位カンファレンス群とされる、「パワー5」に属しているチームの中でも1人もドラフトに選手を送り込めなかったチームも残念ながらあります。
- ベイラー大(Big 12)
- ブリガムヤング大(Big 12)
- デューク大(ACC)
- ヒューストン大(Big 12)
- ミシシッピ州立大(SEC)
- ウェイクフォレスト大(ACC)
ちなみにインディアナ大は4巡目でサンフランシスコ49ersにドラフトされたCJ・ウエスト(CJ West、DT)と7巡目で同じく49ersにドラフトされたカーティス・ローク(Kurtis Rourke、QB)の二人。昨年は誰も選ばれなかったことを考えれば二人でも上々と言えます。ただ、彼らインディアナ大は31年連続で一巡目選手を輩出できなかったというワースト記録を更新してしまいました。
今年の「Mr. Irrelevant」
今年の総合ドライチ選手は前述の通りサザンカリフォルニア大のケイレブ・ウィリアムスでした。そこから順番に各チームが7巡かけて選手を指名していったわけですが、始まりがあれば終あり・・・。今年も最後の最後でギリギリ「拾われた」 選手もいたわけです。
NFLドラフトではその年の最後に指名を受けた選手を「Mr. Irrelevant」と名付けています。「最も注目の薄い選手」とか「最も影響力のない選手」とでも和訳できるでしょうか。
ドラフトされたのにもかかわらずこんな言われようになるのもまた一興ですが、今年の「Mr. Irrelevant」はメンフィス大出身のCBコビー・マイナー(Kobee Minor)で選択したのはニューイングランドペイトリオッツした。
1巡目から指名される順番が下がるたびに一般的な評価は落ちていくわけで、極稀に7巡目で指名された選手でも大成する選手はいますが、基本的には7巡目の選手のほうが上の選手よりも生き残る可能性は低くなっていきます。
その7巡目の中でも更に一番最後に滑り込みで選ばれたのが「Mr. Irrelevant」なわけですが、過去最近5年間の「Mr. Irrelevant」が今どうしているかを見てみると・・・。
2020年
テイ・クラウダー(Tae Crowder)
ジョージア大LB→ニューヨークジャイアンツ
2021年のアクティブロースターに生き残ったクラウダーは初戦を怪我で欠場したものの、第6戦目のワシントンフットボールチーム戦ではファンブルリカバーをTDに繋げる活躍。途中再び同じ怪我に悩まされるも第13戦目のシアトルシーホークス戦でQBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson、元ウィスコンシン大)にQBサックを食らわし、2022年には8試合に出場してそれなりの数字を残しました。残念ながら終盤に練習生に降格され、のちにピッツバーグスティーラーズ、LAチャージャーズ、そして昨年はテネシータイタンズと渡り歩き、現在はUFL(ユナイテッドフットボールリーグ)のバーミンガムスタリオンズに所属しています。
2021年
グラント・スチュワード(Grant Stuard)
ヒューストン大LB→タンパベイバッカニアーズ
2021年の「Mr. Irrelevant」であるスチュワートは昨年しっかりとルーキー契約4年間を締結するも2022年からはインディアナポリスコルツへ移籍。主にスペシャリストとしてプレーし、2023年には第13週目のテネシータイタンズ戦でブロックパントをリカバーしてリターンTDも決めています。そして2024年には10月20日に行われたマイアミドルフィンズ戦で初先発出場を果たし、チームハイとなる19個ものタックルを決めました。現在はデトロイトライオンズに所属しています。
2022年
ブロック・パーディ(Brock Purdy)
アイオワ州立大QB→サンフランシスコ49ers
2022年の「Mr. Irrelevant」であるパーディが所属するサンフランシスコでは開幕当初に先発QBトレイ・ランス(Trey Lance、元ノースダコタ州立大)が怪我で戦線離脱し、彼に取って代わって先発を任されたジミー・ガロポロ(Jimmy Garoppolo、元イースタンイリノイ大)も第13週目に怪我で負傷したことでパーディに出番が回ってきますが、ここでパーディが予想外の活躍を見せチームをプレーオフまで牽引。結局NFC優勝決定戦まで進出しますが、ここで肘を怪我して目立った活躍ができず敗退。
しかし怪我から復帰した2023年度もパーディはチームの絶対的QBとして活躍し、昨年はなんとスーパーボウルにも出場。惜しくもカンザスシティチーフスに敗れはしましたが、結果的に今の所このパーディが「Mr. Irrelevant」の中で最も注目を浴び、チームの中心人物として活躍している選手です。
2023年
デスジュアン・ジョンソン(Desjuan Johnson)
トレド大DE→LAラムス
2023年の「Mr. Irrelevant」であるジョンソンですが、2023年度はLAラムズの一員として11試合に出場し5つのソロタックルに2つのQBサック、1つのファンブルフォースを記録するなど、主力ではないにしろ試合に出場を果たしています。現在もラムズに所属しています。
2024年
ジェイレン・キー(Jaylen Key)
アラバマ大S→NYジェッツ
2024年の「Mr. Irrelevant」であるキーは2024年度のNYジェッツでのアクティブロースターに残ることができず一度リリースされ、プラクティススクワッドとして再契約しますが、10月に再度リリースされ、現在はシンシナティベンガルズに所属しています。
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