#11:ジャスティン・フィールズ(オハイオ州立大→シカゴベアーズ)
NYジャイアンツとのトレードで第11番目指名権を得たシカゴベアーズはオハイオ州立大のQBジャスティン・フィールズを指名。ユニフォームが似合いそう🤩 https://t.co/yXw9DcBR7W
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
ドラフト当日にNYジャイアンツと大胆な指名権トレードを行ったシカゴはオハイオ州立大のQBジャスティン・フィールズ(Justin Fields)を選択。オフにはアンディ・ダルトン(Andy Dalton、元テキサスクリスチャン大)を獲得しましたが、彼らの将来はフィールズとともにあるようです。
シカゴは2017年に総合2番目指名として元ノースカロライナ大のQBミッチ・トルビスキー(Mitchell Trubisky)を選んでいますが、トルビスキーは今オフバッファロービルズへ放出されておりQB事情は迷走中。フィールズがその迷走を止めることができるか?
#12:マイカ・パーソンズ(ペンステート→ダラスカウボーイズ)
ダラスカウボーイズはペンシルバニア州立大のLBマイカ・パーソンズを選択。先日引退した同じくペンシルバニア州立大出身のLBショーン・リーと入れ替わる形でパーソンズが「America’s Team」に入団。 https://t.co/2Bg79GJbDn
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
5つ星リクルートとして鳴り物入りでペンシルバニア州立大入りしたマイカ・パーソンズ(Micah Parsons)は昨年オプトアウトしたためたった2年しか大学でプレーしませんでしたが、巨漢の上に機動力の高いLBとして即戦力の期待がかかっています。
ちなみにダラスは2018年にも第1巡目でLB(レイトン・ヴァンダー・エッシュ、元ボイジー州立大)を選択。先にベテランLBショーン・リー(Sean Lee、元ペンシルバニア州立大)が引退しており2列目の若返りが進んでいます。
#13:ラシャーン・スレイター(ノースウエスタン大→LAチャージャーズ)
第13番目にLAチャージャーズに指名されたのはノースウエスタン大のOT/OGラシャーン・スレイター。オレゴン大のペネイ・セウェルに次ぐ有能OTとして期待大。QBジャスティン・ハバートを死守せねば!!! https://t.co/iBYNl4s4Qo
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
先にピックされたオレゴン大のセウェルに負けじと劣らない逸材とされるのがノースウエスタン大のラシャーン・スレイター(Rashawn Slater)。ノースウエスタン大出身選手としては1983年に総合4位でボルティモア(現インディアナポリス)コルツに指名されたOTクリス・ヒントン(Chris Hinton)氏以来の高順位であり、同大出身でファーストラウンダーとなったのは2005年のドラフトでサンディエゴ(当時)チャージャーズに指名されたDTルイス・カスティロ(Luis Castillo)氏以来のことです。
#14:アライジャ・ヴェラ・タッカー(USC→NYジェッツ)
第14番目のピックをミネソタヴァイキングスからトレードで獲得したNYジェッツはサザンカリフォルニア大のOTアライジャ・ヴェラ・タッカーを指名。先のピックであるQBザック・ウィルソンの守りを固める布陣。 https://t.co/BbfVBY3MBp
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
ミネソタヴァイキングスからトレードで指名権を得たNYジェッツはサザンカリフォルニア大出身のOTアライジャ・ヴェラ・タッカー(Alijah Vera-Tucker)を選択。ジェッツは昨年も第1巡目にOLメカイ・ベクトン(Mekhi Becton、元ルイビル大)を指名しており、QBウィルソンを守る壁の調達も怠りません。
#15:マック・ジョーンズ(アラバマ大→NEペイトリオッツ)
15番目にニューイングランドペイトリオッツが指名したのがアラバマ大QBマック・ジョーンズ。
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
当初は3番目にサンフランシスコに指名されるかと言われていましたが、QBが必須ピックだったペイトリオッツにとってはジョーンズがここまで残っていたのはある意味ラッキーだったかも。 https://t.co/aAYMIMPlvf
てっきり総合3番目にサンフランシスコにピックされると思われていたマック・ジョーンズは15番目にしてようやくニューイングランドペイトリオッツに名前を呼んでもらうことになりました。
昨年ジョーンズはFBS史上最高となるQBレーティング96.1を記録。3番手ではなかったものの昨シーズン開始時には見向きもされていなかったことを考えるとここ1年での彼の認知度の急上昇は特筆すべき。
またペイトリオッツのビル・ベリチック(Bill Belichick)監督とアラバマ大のセイバン監督が旧知の仲であることを考えればむしろペイトリオッツにしてみればジョーンズが残っていたことが奇跡とも言うべきでしょうか。彼らが第1巡目でQBを指名するのは1993年のドリュー・ブレッドソー(Drew Bledsoe、元ワシントン州立大)以来ということですから、ジョーンズを1巡目で指名する重さが分かると思います。
#16:ザヴェン・コリンズ(タルサ大→アリゾナカーディナルズ)
アリゾナカーディナルスが総合16番目に選んだのはタルサ大のザヴェン・コリンズ。昨シーズン最優秀守備選手賞であるナガスキ賞とベドナリク賞をダブルで受賞した逸材。「グループオブ5」出身も何のその!! https://t.co/tXwKdVNe3O
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
「グループオブ5」カンファレンス群出身ながらその才能は「パワー5」のエリートたちに負けじと劣らぬものを持っているタルサ大のザヴェン・コリンズ(Zaven Collins)。タルサ大出身選手としては1977年にシアトルシーホークスにドラフトされたOLスティーヴ・オーガスト(Steve August)以来のファーストラウンダーとなる偉業を成し遂げました。
#17:アレックス・レザーウッド(アラバマ大→ラスベガスレイダース)
オフシーズンに三人のOLを失ったラスベガスレイダースは第1巡目にアラバマ大のOLアレックス・レザーウッドを選択。
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
レザーウッドは昨年のベストラインマン賞であるアウトランドトロフィーを獲得。ただOL候補には他にも評価の高かった選手が残っており、このピックが将来どう影響を与えるか注目です。 https://t.co/syPDhts9rY
昨年のアウトランドトロフィー受賞者であるアレックス・レザーウッド(Alex Leatherwood)。シニアボウルでは少々株を落としてしまった感も否めませんでしたが、レイダースがそのレザーウッドをチョイス。彼らにとっては2018年の総合15番目に選択したコルトン・ミラー(Kolton Miller、元UCLA)に次ぐ第1巡目でのOTピックです。
#18:ジェイレン・フィリップス(マイアミ大→マイアミドルフィンズ)
第1巡目2つ目のピックとなるマイアミドルフィンズは本拠地にほど近いマイアミ大からDEジェイレン・フィリップスを選択。
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
過去の健康状態に不安は残すものの、昨年のフィールド上での暴れようを見れば怪我さえしなければ即戦力として期待できるか。 https://t.co/OtU2oY2wC7
マイアミドルフィンズが1巡目に選んだのはローカルの逸材、マイアミ大のジェイレン・フィリップス(Jaelan Phillips)。UCLA時代に怪我の影響で一時現役引退するもマイアミ大に転校して復活。怪我さえなければかなりの逸材か。
ちなみにマイアミ大のDLが第1巡目に指名されたのは2004年のヴィンス・ウィルフォーク(Vince Wilfork、NEペイトリオッツ)以来とのこと。マイアミ大は過去多数の選手をNFLに送り込んでいるので17年間もDLが第1巡目に引き抜かれなかったのは驚きです。
#19:ジェイミン・デーヴィス(ケンタッキー大→WFT)
ワシントンフットボールチームが第1巡目に選んだのはケンタッキー大のLBジェイミン・デーヴィス。
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
WFTにはOLが必要だという声も聞かれる中LBであるデーヴィスを選択したのには驚きのリアクションもあるようですが、ミリタリーマインドの優等生であるデーヴィスに上層部が惚れ込んだということか。 https://t.co/OIIyshfTY0
ケンタッキー大で先発出場経験が1シーズンがないにもかかわらず、今ドラフトにアーリーエントリーを果たしたジェイミン・デーヴィス(Jamin Davis)。その彼が第1巡目に声をかけられたのには驚きました。ワシントンフットボールチーム上層部がよほど彼を気に入ったのでしょう。
ケンタッキー大は決して強豪チームという訳ではありませんが、2015年にはDEバド・ドゥプリー(Bud Dupree、現テネシータイタンズ)、2019年にはDEジョシュ・アレン(Josh Allen、現ジャクソンビルジャガーズ)と1巡目にディフェンダーを送り出しており、今回のデーヴィスもこれに加わることになります。
#20:カダリアス・トニー(フロリダ大→NYジャイアンツ)
NYジャイアンツが第1巡目に選んだのはフロリダ大のWRカダリアス・トニー。
— Any Given Saturday (@ags_football1) April 30, 2021
アンダーサイズながらそのスピードとバーストでスロットからリターナーまでこなせるユーティリティープレーヤー。
ただガジェットプレーヤーとも評価され、第1巡目に足る選手かといえば・・・。乞うご期待というところか。 https://t.co/GvIgvGoe6A
スロットレシーバーだけでなくリターナーとしても活躍が期待されるフロリダ大のカダリアス・トニー(Kadarius Toney)をニューヨークジャイアンツが指名。ただ、QBダニエル・ジョーンズ(Daniel Jones、元デューク大)はスロットレシーバーへのパスミスが高いというデータもあるようで、この辺を踏まえてトニーがどう起用されるのか見ものです。
目次
- #11:ジャスティン・フィールズ(オハイオ州立大→シカゴベアーズ)
- #12:マイカ・パーソンズ(ペンステート→ダラスカウボーイズ)
- #13:ラシャーン・スレイター(ノースウエスタン大→LAチャージャーズ)
- #14:アライジャ・ヴェラ・タッカー(USC→NYジェッツ)
- #15:マック・ジョーンズ(アラバマ大→NEペイトリオッツ)
- #16:ザヴェン・コリンズ(タルサ大→アリゾナカーディナルズ)
- #17:アレックス・レザーウッド(アラバマ大→ラスベガスレイダース)
- #18:ジェイレン・フィリップス(マイアミ大→マイアミドルフィンズ)
- #19:ジェイミン・デーヴィス(ケンタッキー大→WFT)
- #20:カダリアス・トニー(フロリダ大→NYジャイアンツ)