フロリダ大QBウィル・グリアー（Will Grier）は10月中頃に使用禁止薬物を摂取ししていた事が薬物テストで判明し、シーズン半ばにして以後の試合1年間出場停止となりました。これを不服としてグリアーはNCAAにこの制裁の取り消しを求めて上告していましたが、NCAAはこの上告を却下。グリアーは1年間という期間の短縮を求めて訴えていましたが、その願いは届きませんでした。これで最短で試合に出られるのは来年の10月15日にあるミズーリ大戦ということになります。
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グリアーは市販されているサプリメントを摂取したが、そのサプリメントにどんな成分が配合されているか知らなかったと供述していました。この事件が起きるまでグリアーは開幕戦を除く5試合に出場し、6試合目のミズーリ大戦まで6勝0敗と快進撃を続けたフロリダ大の原動力となっていました。
グリアーが試合出場禁止となったあとは元来の先発QBであったトレオン・ハリス（Treon Harris）がチームを率いて現在10勝1敗中。SEC東地区を制しカンファレンスタイトルマッチに出場が決まっています。ハリスは現在2年生でグリアーは1年生（レッドシャツ）。フロリダ大の前半戦の快進撃を支えたのは確かにグリアーですが、ハリスもパンチ力がないにしろチームの好調を維持するのに貢献しており、来年グリアーが復帰したとしても自動的に彼が先発QBになれるという保証はどうやらなさそうです。
