カレッジフットボールの熱狂的なファンは贔屓のチームがどこで試合をしようと駆けつけてチームを応援します。時には試合の数日前から試合会場地に乗り込んで泊まりがけで来たる日を待つものです。巨大なキャンピングカーでキャンパスに到着し、テールゲートやキャンパス近くの地元レンストランやイベントなどを楽しみながらキャンピングカーで寝泊まりして試合の日まで過ごすのです。
ただそんなことをみんなができるわけではありません。遠方からくるファンでキャンピングカーなど持っていないファンはスタジアム近くに宿をとる他手立てがありません。人気ゲームになれば早くに予約を取らなければ泊まる宿が全部埋まってしまうことだってあるでしょう。
そんな遠方からくるファンの寝泊まりの問題を解消すべく、ミズーリ大は画期的なアイデアを編み出しました。
それは大学内の寮の空き部屋をファンに低価格で提供するというものです。
ミズーリ大では年々学生が減っており、寮に空き部屋が多くなってきているそうで、それをうまく活用しようというのがこのアイデアのきっかけのようです。4人ベッドの部屋は一晩120ドル(約1万2千円)となるということです。
これは近年ミズーリ州政府からの補助金を減らされているミズーリ大にとってはそれを埋めることができる新たな収入源にもなり得ると大学側は考えているようです。
またファンにとっても4人で部屋をシェアすれば一人当たり30ドル(約3000円)とお得でこれは悪くない話です。スタジアムへも徒歩でアクセスできますし、ミズーリ大はなかなか考えましたね。