MACが統計会社と業務契約

MACが統計会社と業務契約

NCAA(全米大学体育協会)の1部の中でも上位カンファレンスサブディビジョンと言われるフットボールボウルサブディビジョン(FBS)。このサブディビジョンはさらに上位の5カンファレンスが「パワー5」カンファレンス群、その下の5つが「グループオブ5」カンファレンス群に細分化されています。

その「グループオブ5」の一員であるミッドアメリカンカンファレンス(MAC)ですが、この度統計データ(スタッツ)を扱う「ジーニアススポーツ(Genius Sports)」とパートナー契約を結んだそうです。

今回のパートナシップでは今後5年間のMAC内で行われるすべてのスタッツを管理する権利をMACとジーニアススポーツで提携したそうです。

このニュースで注目したいのは、このスタッツ情報をスポーツベッティング(スポーツ賭博)サービスが使用したい場合はその使用料を支払わなければならないというところです。

現在アメリカではスポーツ賭博が解禁となり、プロスポーツだけでなくカレッジスポーツも賭けの対象になるようになりました(賭博できるかどうかは州によって異なる)。こういったデータはどちらか勝つかのオッズを定める際に重要とされるため、MAC並びにジーニアススポーツはこういったニーズから収益を得ようと画策しているようです。

MACに所属するチームが所在する5つの州(イリノイ州、インディアナ州、ミシガン州、ニューヨーク州、オハイオ州)ではスポーツベッティングが合法化されていますが、10あるFBSのカンファレンスの中でも所属チームすべての州でこれが合法化されているのはMACのみなのだそうです。

ただ、MACのコミッショナーであるジョン・スタインブレチャー氏は今回の業務提携はスポーツベッティングを促進するためのものではないと言っています。

「MACのスタッツ情報は遅かれ早かれ公開されることになる情報ですが、我々はこれをしっかりと管理したいのです。スタッツは我々の資産であり、これを管理することは当然のこと。この資産に価値を見出して、それにより所属チームに還元されることが可能ならば、それは学生アスリートをサポートする上でこの上ないシンプルなプランなのです。」

しっかりと明言化されてはいないものの、従来このようなデータを売買に使用することはNCAAが許さないと言われ続けてきましたが、MAC側はあくまでデータを売るのではなく管理したいのだと言っています。「今回の業務提携はアメリカの大学スポーツのデータ管理の新たな幕開けだ」と意気込んでいるようです。

詭弁にしか聞こえませんが(笑)、果たしてこう言った動きが他のカンファレンスにも広がっていくのでしょうか?

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