カレッジでの現役生活を終えて早や30年。現在母校であるミシガン大でヘッドコーチを務めているジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督はこの度カレッジフットボール界のオールスターゲームとも言える「シニアボウル」の殿堂入りを果たしました。
「シニアボウル」はシーズン終了後に4年生(シニア)だけが出場できる試合で、主に次期NFLドラフト入りを目されている選手たちの見本市と位置付けされているイベントです。勿論誰でも選ばれるというわけではないので、声がかかることだけでも名誉なことではあるのですが。
そんなシニアボウルですがこの試合に出場したことがある選手の中から殿堂入り選手を毎年決めてきました(そんなことが行われているとは私も今まで知りませんでしたが)。今回で29回目の殿堂入り選手が先月発表されましたが、その栄誉ある殿堂入りを果たしたのが元ボール州立大のブライアン・ビショップ(Blaine Bishop)氏、元アリゾナ大のランス・ブリグス(Lance Briggs)氏、そしてハーボー監督の3人でした。
ハーボー監督は1987年度のシニアボウルに出場。そしてその年彼はシカゴベアーズから第1巡目に指名されました。
「ジム・ハーボー氏の勝負にかける情熱はミシガン大に在学していた間だけでなく彼が過ごしたNFLでの15年間からもひしひしと伝わってきました。そして現在彼はコーチング界でもトップレベルにまで上り詰め、カレッジレベル、そしてプロレベルの双方で素晴らしい成功を納めたのです。」とハーボー監督に賛辞を送るのはシニアボウルのディレクター、フィル・サベージ氏。
ミシガン大の体育局も今回のハーボー監督の殿堂入りをツイッターで祝福しています。
Congrats to @CoachJim4UM, who will be inducted into the @SeniorBowl HOF!#GoBlue pic.twitter.com/uMs15Ams0I
— Michigan Football (@UMichFootball) March 17, 2017
ビショップ氏、ブリグス氏、ハーボー監督が今回殿堂入りしたことでシニアボウルの殿堂入り選手は全部で114名となりました。約70年前から開催されてきたこのシニアボウル、これまでの参加選手の総数がおよそ5000名であることを考えると、4年生時にたった1度しか出場できないこのイベントの殿堂入りを果たすことはそう容易いことではないはずです。ということでハーボー監督にはまた一つ箔が付く話となったのでした。