アメリカのスポーツシーンにおいてスーパーボウルチャンピオンやワールドシリーズチャンピオン、NBAチャンピオン、スタンレーカップウィナーなど、優勝チームが大統領の住むワシントンDCにあるホワイトハウスに招待されてその労をねぎらわれるのは慣例となっています。大学スポーツもまた然りで、昨年度のFBS(フットボールボウルサブディビジョン)の全米覇者であるクレムソン大もこれに漏れず現大統領であるドナルド・トランプ大統領を表敬訪問しました。
この時話題になったのはトランプ大統領のクレムソン大一行への振る舞いでした。当時連邦政府は大統領が推し進めているメキシコ国境における壁の建設費を巡って議会と紛糾。その影響で連邦政府機関は閉鎖されていました。
そのためホワイトハウスではクレムソン大にフォーマルな食事を準備することができず、大統領はなんとマクドナルドなどのファーストフードのハンバーガーを自腹で準備して振る舞ったのです。
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不動産王として鳴らしたトランプ大統領が全米チャンプにファーストフードのハンバーガーとはなかなかずっこけてしまいますが、当然この祝賀会への反響はなかなかでした。そのほぼ全てが面白おかしく取り上げるものでしたが・・・。
世間での自分に対する意見にはものすごく敏感なトランプ大統領ですから、この時の振る舞いのことをやんや言われたことは知っていたことでしょう。
あれから2ヶ月弱が過ぎ、この度今度はFBSの実質下部組織であるFBS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)の覇者であるノースダコタ州立大がクレムソン大と同じくホワイトハウスに招待されました。
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今回は閉鎖されていた連邦政府は復旧してしばらくたっていますから、満を持して大統領級のおもてなしがなされたのだと思いきや・・・。
Easton Stick presented the #45 jersey to President Trump in the State Dining Room followed by a quick lunch. Next stop, the Oval Office! #NDSUinDC pic.twitter.com/qdFVODhEej
— NDSU Football (@NDSUfootball) March 4, 2019
またファーストフード!!
クレムソン大が来た時も「彼らはよく食べるから」と言って大量のバーガーを準備していましたが、フットボーラーはハンバーガーを食べるんだろ?と言う先入観でもあるのでしょうか?
おそらくクレムソン大の時に批判されたり揶揄されたので、その影響で振る舞い方を変えたと思われたくなかったから敢えて以前と同じファーストフードを用意したんじゃないでしょうか。頑固な大統領ですからあんまり驚きませんが、でもやっぱり「またやりやがった!」と思わずにいられません。