昨シーズンにベイラー大の先発QBとして活躍し、チームの12勝2敗およびBig 12カンファレンスタイトル獲得に大きく貢献したゲリー・ボハノン(Gerry Bohanon)がこの度アメリカンアスレティックカンファレンス(AAC)所属のサウスフロリダ大に転校することが明らかになりました。
昨シーズンのベイラー大での活躍を覚えている方ならば、何故ボハノンが転校する事になったのか不思議に感じるかもしれません。
ベイラー大からサウスフロリダ大へ転校するボハノン
理由は簡単で、今春に行われたベイラー大での春季トレーニングにて彼と先発の座を争っていたブレイク・シェイペン(Blake Shapen)にその座を奪われたからです。デイヴ・アランダ(Dave Aranda)監督はそのことを直接ボハノンに告げましたが、この決断を夏まで伸ばさずにこの春の時点で下した背景にはボハノンに残留するかシェイペンのバックアップを務めるかの二択のオプションを残したからと言われ、厳しい現実の中にもアランダ監督の粋な計らいを見て取れます。
ボハノンはここまでミズーリ大、ブリガムヤング大、リバティー大、ジョージア工科大、オクラホマ大を転校先の候補にあげていたようですが、結局新天地に決めたのはサウスフロリダ大でした。その理由は「信頼できるコーチングスタッフだと感じたから」だと言います。
プレー資格をあと2年残しているボハノンはサウスフロリダ大で先発出場が濃厚となっています。サウスフロリダ大はジェフ・スコット(Jeff Scott)監督指揮下で3年目に突入。過去2年間は3勝18敗と大苦戦していますが、クレムソン大でオフェンシブコーディネーターを務めていたスコット監督としてはボハノンの加入は朗報と言えそうです。
それにしても前の年まで先発を任せながらその数ヶ月後にはそのチームから転校というのもなかなか驚きです。選手個人としてチームに忠誠を尽くすよりも自分の将来にとって何が有益なのかにより重きを置かれた上のボハノンの決断は決して目新しいことではなく、他のどの大学でもありうることです。
昔気質の人ならばこのような風潮に辟易してしまうかもしれませんが、これが現在のカレッジフットボールの現実。それを受け止めなければいけませんね。
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【記事更新しました】
— Any Given Saturday (@ags_football1) May 15, 2022
昨シーズンにベイラー大の先発QBとして活躍し、チームの12勝2敗およびBig 12タイトル獲得に大きく貢献したゲリー・ボハノンがこの度アメリカンアスレティックカンファレンス所属のサウスフロリダ大に転校することが明らかに。
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