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2025年度チームプレビュー
texas longhorns
texas
longhorns
テキサス大ロングホーンズ
8/30
オハイオ州立大
@ オハイオ州立大
9/6
vs サンノゼ州立大
9/13
utep_50
vs UTEP
9/20
sam-houston-state-logo-150
vs サムヒューストン州立大
10/4
フロリダ大
@ フロリダ大
10/11
oklahoma-logo-100
オクラホマ大 
@ダラス
10/18
kentucky-logo-25
@ ケンタッキー大
10/25
@ ミシシッピ州立大
11/1
vanderbilt-logo-25
vs ヴァンダービルト大
11/15
georgia50
@ ジョージア大
11/22
vs アーカンソー大
11/28
vs テキサスA&M大
コロラド州立大
W, 52-0
ミシガン大
ミシガン大
W, 31-12
テキサス大サンアントニオ校
W, 56-7
louisiana-monroe-logo-150
ルイジアナ大モンロー校
W, 51-3
ミシシッピ州立大
W, 35-13
oklahoma-logo-100
オクラホマ大
W, 34-3
georgia50
ジョージア大
L, 15-30
vanderbilt-logo-25
ヴァンダービルト大
W, 27-24
フロリダ大
フロリダ大
W, 49-17
アーカンソー大
W, 20-10
kentucky-logo-25
ケンタッキー大
W, 31-14
テキサスA&M大
W, 17-7
georgia50
ジョージア大 (SEC)
L, 19-22
clemson-logo-100
クレムソン大 (CFP)
W, 38-24
arizona_state_50
アリゾナ州立大 (CFP)
W, 39-31
オハイオ州立大
オハイオ州立大 (CFP)
L, 14-28
シーズン
総合
SEC/BIG 12
2024
13-3
7−1
2023
12−2
8-1
2022
8-5
7−1
2021
5-7
3-6
2020
7-3
5-3
2019
8-5
5-4
2018
10-4
7-2
2017
7-6
5-4
2016
5-7
3-6
2014
6-7
5-4
*青字はカンファレンスチャンピオン、2023年までBig 12所属、2024年からSEC所

所在地
テキサス州オースティン市
所属カンファレンス
SEC
ホームスタジア
DKRテキサスメモリアルスタジアム
通算戦績
953勝392敗33分け
通算ボウルゲーム戦績
31勝26敗2分け
ヘッドコーチ
スティーヴ・サーキジアン
38勝17敗(5年目)
84勝52敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
2005年度
前回カンファレンス優勝年度
2023年度(Big 12)
前回ボウルゲーム出場年度
2024年度(CFP)

今シーズンのテキサス大はSECタイトル獲得だけにとどまらず、2005年度シーズン以来の全米制覇も夢ではないとされる、優勝候補筆頭チームに挙げられています。2021年度に就任したスティーヴ・サーキジアン(Steve Sarkisian)監督指揮下で直近2年間でCFP(カレッジフットボールプレーオフ)出場を果たしたことで彼らの株は大きく上がりました。

昨年のチームから多くの選手がNFLへと旅立ちましたが、近年のリクルーティング成功のおかげでロースターのデプスは厚く、また多くの有能選手をトランスファーポータル経由で外部から補充しています。

今季最大の話題はやはりQBアーチ・マニング(Arch Manning)時代が満を持して始まるということです。昨年のトップ3レシーバーの離脱、さらにはディフェンスにおいてはDL陣が全て新顔という不安もありますが、層の厚いロースターのことを考えれば、彼らが今季のカレッジフットボールを前半から引っ張っていくことは間違いありません。

オフェンス

テキサス大のオフェンスは今年5年目となるオフェンシブコーディネーター、カイル・フロッド(Kyle Flood)およびAJ・ミルウィー(A.J. Milwee)によって率いられます。今季のオフェンスはマニングを機動力を生かした汎用性の高いスタイルになると予想されています。

QBは先輩クウィン・ユワーズ(Quinn Ewers、現マイアミドルフィンズ)のバックアップとして2年間待ったマニング。ペイトン(Payton)とイーライ(Eli)・マニングという偉大なQBを叔父にもつサラブレッド。強肩もさることながら機動力もあり、ユワーズ体制とは違ったオフェンスが見れそう。

RBでは昨年先発だったものの怪我で戦線を離れたCJ・バクスター(CJ Baxter)の代わりにクウィントレヴィヨン・ワイズナー(Quintrevion Wisner)が台頭。1,064ラッシュヤード(5TD)を記録するだけでなく、レシーバーとしても311ヤード(1TD)を稼ぐなどマルチな才能を持っています。復帰が見込まれるバクスターと合わせてテキサス大のランアタックはかなり重厚となりそうです。

レシーバー陣からはWRマシュー・ゴールデン(Matthew Golden、現グリーンベイパッカーズ)、TEガナー・ヘルム(Gunnar Helm、現テネシータイタンズ)、WRアイゼア・ボンド(Isaiah Bond)というチームトップ3レシーバーが離脱。マニングをサポートする次なるレシーバーたちの成長が必須。WRライアン・ウィンゴRyan Wingo)とデアンドレ・モアー・Jr(DeAndre Moore Jr)のステップアップに期待です。

OL陣も5人中4人がチームを去り、ここもリビルドが急務。特に昨年のユニットは相手に37個ものQBサックを許したため(全米118位)、このポジションにテキサス大オフェンス成功の鍵が託されているといっていいでしょう。

ディフェンス

昨年テキサス大ディフェンスは失点数と被ヤードゲイン数、さらにQBサック数で全米で5本の指に入る活躍を見せました。そのメンバーから複数のスター選手が抜けてしまいましたが、今年もテキサス大守備陣は全米指折りのユニットと言われています。

今年のテキサス大ディフェンスの要はLB陣です。その中でも守備リーダーとも言えるのがアンソニー・ヒル・Jr(Anthony Hill Jr)。昨年は113タックル、16.5タックル・フォー・ロス, 8サック、4ファンブルフォース、1INT、1ファンブルリカバリーと大活躍。今年も更なる飛躍が期待されます。

またディフェンシブバックもチームの強みと言われており、ここを固めるのがSマイケル・ターフMichael Taaffe)とCBマリク・ムハマド(Malik Muhammad)。ターフは元ウォークオン選手ながらチームのリーダー的存在となるまで成長。頼れる4年生です。

不安材料は昨年の先発メンバー4人が全て抜けてしまったDL陣。ここはトランスファーポータル経由の転校生で固める予定。トレイ・モアー(Trey Moore、元トロイ大)、コール・ブレヴァード(Cole Brevard、元パデュー大)、トラヴィス・ショウ(Travis Shaw、元ノースカロライナ大)、ヒーロ・カヌ(Hero Kanu、元オハイオ州立大)らでこの穴を埋められるか。 

注目のマッチアップ

2025年度のテキサス大のスケジュールは非常にタフ。特に最初の2つのロードゲームは彼らにとってシーズンを占う大きなチャレンジとなるでしょう。

8/30 @ オハイオ州立大
開幕からいきなり全米注目のメガマッチ。昨年のCFP準決勝戦の再現。どちらのチームにとってもシーズンの行く末を決めかねる、絶対に落としたくないゲーム。

10/4 @ フロリダ大
同じくロードゲームとなるフロリダ大との一戦。もしオハイオ州立大に敗れていたとしたらここで黒星を喰らえばプレーオフ進出に黄色信号が灯るかも。

10/11 vs オクラホマ (in Dallas)
言わずと知れた全米を代表するライバリー「レッドリバーの戦い」。両チームとも戦場をSECに移した後もその激しさは衰えません。  

11/15 @ ジョージア大
この時点での状況にも依ますが、お互いが勝ち進んでいれば自ずとこの試合がSEC優勝決定戦進出を巡る大一番になっている可能性が大。昨年テキサス大は2度ジョージア大と対戦し2連敗しており、是非ともリベンジしたいところ。

11/22 vs テキサスA&M大
テキサス大がSECに移籍した影響で復活した往年のライバリー。

総評

アグレッシブなリクルーティングで固めたタレント揃いのロースター、優れたコーチ陣、そして厳しくもSECタイトルゲームに進出する可能性を大いに秘めているスケジューリングをして、テキサス大がそのSECを制し3期連続プレーオフに進出する可能性は非常に高いと見ます。

見どころはQBマニングがこれまでの世間の期待に応えるほどの活躍ができるのか、その彼を守るOL陣が育っているのか、そして昨年強力だったディフェンスを今年も再現できるのか、これらの点となるでしょう。

二桁勝利の可能性大。あとはSECを制してプレーオフに進出し、2005年以来のナショナルタイトルを取れるのかどうか・・・。少なくとも前半戦はテキサス大がカレッジフットボール界を牽引していくことが予想されます。 

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