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2017年度チームプレビュー
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サザンカリフォルニア大トロジャンズ
昨年度ファイナルラインキングで3位にまで食い込んだいサザンカリフォルニア大(USC)。2000年代にピート・キャロル(Pete Carroll)元監督指揮下で黄金時代を築いた彼らも最近はかつての輝きを失っていました。しかし昨年の彼らといえば、試合を重ねるごとに強さを増していき、のちにカンファレンスチャンプとなるワシントン大を倒し、さらにはローズボウルペンシルバニア州立大との激戦を制しました。勢いだけ見ればシーズン終了時の彼らの勢いは他の誰にも負けないぐらいのものになりました。果たして彼らはその勢いを2017年度にも再現することができるでしょうか?

オフェンス

9連勝で2016年度を終えたUSCですが、その原動力となったのは当時1年生だったQBサム・ダーノルド(Sam Darnold)。開幕時の先発QBだったマックス・ブラウン(Max Browne)からその座を奪うと絶対的なスターターに成長。今ではすでに2017年度のハイズマントロフィー候補にも挙げられるようになりました。昨年の記録は3086パスヤード、31TD、9INTと1年生らしからぬ活躍。クレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督もダーノルドの台頭がチームの結果に繋がったことを認めています。 またRBロナルド・ジョーンズ・II(Ronald Jones II)は過去2年間トータルで2069ランヤードに20TDを稼いでいますし、ローズボウルで3TDを含む164レシーブヤードを記録したWRデオンテイ・バーネット(Deontay Burnett)も健在。彼に加えフロリダ大からの転校生TEダニエル・イマトべべ(Daniel Imatorbhebhe)も重要なレシーブ陣の一員として成長。ダーノルドのサポート陣も充実しています。 オフェンシブラインからは5人中3人がチームを去りましたが、それを差し引いてもUSCのオフェンス力は全米トップクラスと言えそうです。

ディフェンス

昨年のチームはことダーノルド率いるオフェンスが注目ばかりされ、ディフェンスにスポットが当たることはあまりありませんでした。しかも最終戦のローズボウルでは勝ちはしたものの、相手攻撃陣に大量得点を許すなどしてしまいました。しかしそれでもサザンカリフォルニア大の守備陣は全米で36番目(失点数、平均約27点)。決して悪いユニットというわけではありませんがそれでもパスラッシュに関していえば、もっともっと出来たのではないかと感じずに入られません。 昨年からのメンバーでチームの最多タックル数を誇るのはLBポーター・ガスティン(Porter Gustin)。さらに彼にウケナ・ヌウォス(Uchenna Nwosu)、キャメロン・スミス(Cameron Smith)が加われば鬼に金棒です。 DL陣には多少の脆弱性を感じます。インサイドではマーロン・トゥイプロトゥ(Marlon Tuipulotu)などの若手選手の台頭に期待がかかります。 そして先にも触れたパスラッシュの要となるアウトサイドではラシーム・グリーン(Rasheem Green)のさらなる飛躍が必須事項です。 セカンダリー陣からはスターDBアドレー・ジャクソン(Adoree’ Jackson)が抜けはしましたが、LBキャメロン・スミス(Cameron Smith)、DLラシーム・グリーン(Rasheem Green)、DBアイマン・マーシャル(Iman Marshall)と駒は揃っています。

見どころ

チームがカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に進出するためにはスケジュールも重要な鍵を握っていると思いますが、USCの今季のスケジュールは彼らに味方をしています。同じロサンゼルス内にあるライバル・UCLAジム・モーラ(Jim Mora)監督下でのカンファレンス戦績は25勝20敗とぼちぼち。アリゾナ大アリゾナ州立大はここ最近下火ですし、ユタ大並びに昨年快進撃を見せたコロラド大は多くの選手が抜けるため戦力低下は否めません。Pac-12南地区を制したUSCが北地区チャンプ(ワシントン大、スタンフォード大など)に勝利してプレーオフに選ばれるシナリオが今から目に浮かびそうです。 おそらく一番の課題は昨年生まれた新たなチームへの期待というプレッシャーにヘルトン監督らチームが応えられるか、ということでしょう。昨年は9連勝して当時一番乗っているチームではありましたが、それでもプレーオフに進出できなかったのは開幕後1勝3敗という超スロースタートだったからです。最初から全速力で突っ走ればシーズンが過ぎるにつれて彼らがプレーオフ進出はもとより全米タイトルをも狙えるチームになっているに違いありません。

2017年度スケジュール

9月2日
ウエスタンミシガン大
9月9日
スタンフォード大
9月16日
テキサス大
9月23日
カリフォルニア大
9月29日
ワシントン州立
10月7日
オレゴン州立大
10月14日
ユタ大
10月21日
ノートルダム大
10月28日
アリゾナ州立大
11月4日
アリゾナ大
11月11日
コロラド大
11月18日
UCLA

*太字はホームゲーム

チーム情報

所在地
カリフォルニア州ロサンゼルス
所属カンファレンス
Pac-12(南地区)
ホームスタジア
LAメモリアルコロシアム
通算戦績
823勝336敗54分け
通算ボウルゲーム戦績
34勝17敗
ヘッドコーチ
クレイ・ヘルトン
16勝7敗(2年目)
【通算:16勝7敗】
前回全米優勝年度
2004年度
前回Pac-12優勝年度
2008年度
前回ボウルゲーム出場年度
2016年度(ローズボウル)